
You’ve got to be kidding me. は、予想外の話を聞いたときに「冗談でしょ?」「まさか」「信じられない」と反応する定型表現です。
単語だけを見ると「あなたは私をからかわなければならない」と訳したくなりますが、実際には相手に義務を伝えているわけではありません。「その話が本当だなんて信じにくい。冗談だと言ってほしい」という強い驚きが込められています。
嬉しいサプライズにも、困った知らせにも使えます。ただし、声の調子によっては「いいかげんにして」「本気で言っているの?」という苛立ちや非難にもなるため、場面とトーンが大切です。
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You’ve got to be kidding me.の意味
自然な日本語では、次のように訳せます。
- 冗談でしょ?
- まさか!
- 信じられない!
- 本気で言ってるの?
- いいかげんにしてよ
A: I got us front-row tickets for tonight.
B: You’ve got to be kidding me! How did you get them?
A: 今夜の最前列のチケットを取ったよ。
B: 冗談でしょ!どうやって取ったの?
この例では、疑って拒絶しているのではなく、嬉しい驚きを強く表しています。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜこの意味になるの?
have got toは「〜に違いない」の強い確信
have got to は、よく have to と同じ「〜しなければならない」と説明されます。しかし、この文では相手に行動を命令しているのではありません。
You’ve got to be … は、口語で「あなたはきっと〜のはずだ」「〜に違いない」という強い推測を表します。
- You’ve got to be tired.
きっと疲れているでしょう。 - This has got to be a mistake.
これは何かの間違いに違いありません。 - You’ve got to be kidding me.
あなたは冗談を言っているに違いない。
最後の文から、「その話が本当とは思えない」→「冗談でしょ?」というリアクションになります。
kidは「冗談を言う・からかう」
kid は名詞では「子ども」ですが、動詞では「冗談を言う」「人をからかう」という意味があります。
Don’t worry. I’m just kidding.
心配しないで。冗談だよ。
Are you kidding me?
私をからかっているの?/冗談でしょ?
kidding me の me は「私を」という目的語です。kidding の後ろに人を置く形を忘れないようにしましょう。
驚きと非難はトーンで変わる

明るい声と笑顔なら「まさか、すごい!」という楽しい驚きになります。一方、低い声や強い語調では、「これは受け入れられない」という苛立ちが前面に出ます。
嬉しい驚き
You’ve got to be kidding me! I won the trip?
冗談でしょ!旅行が当たったの?
You’ve got to be kidding me. That apartment is only $800 a month?
まさか。あの部屋、家賃が月800ドルだけなの?
悪い知らせへの驚き
You’ve got to be kidding me. Our flight was canceled again?
冗談でしょ。また飛行機が欠航になったの?
You’ve got to be kidding me. The washing machine broke today too.
まさか。今日は洗濯機まで壊れたの。
苛立ち・非難
You’ve got to be kidding me. You sent the private file to everyone?
本気で言ってるの?その非公開ファイルを全員に送ったの?
You’ve got to be kidding me. We agreed on this yesterday.
いいかげんにしてよ。昨日これで合意したでしょう。
仕事で相手のミスに直接使うと、能力や判断を責める強い言い方になり得ます。解決を優先するなら、Let’s check what happened.(何が起きたか確認しましょう)のような言い方が安全です。
Are you kidding me?との違い
どちらも「冗談でしょ?」と訳せますが、形と響きが少し違います。
- Are you kidding me?:質問の形。「冗談なの?」と確認する感覚もある
- You’ve got to be kidding me.:強い推測。「冗談でなければおかしい」という驚きが強い
A: The repair will cost more than the car.
B: Are you kidding me?
A: 修理代は車本体より高くなります。
B: 冗談でしょう?
A: They moved the deadline to this afternoon.
B: You’ve got to be kidding me.
A: 締め切りが今日の午後に変更されました。
B: まさか。本気で言っているの?
実際の会話ではかなり重なり、どちらを使っても自然な場面も多くあります。
No kidding!・No way!との違い
No kidding!
No kidding! は「本当に?」「まさか」という驚きのほか、「本当にそうだよ」「まったくだ」という同意にも使えます。相手を直接非難する響きは、通常 You’ve got to be kidding me. より弱めです。
No way!
No way! は、驚きの「まさか!」と拒否の「絶対に嫌!」の両方を表せます。短く反応しやすい一方、You’ve got to be kidding me. は「その話は冗談に違いない」という具体的な気持ちを示します。
Really?
Really? は「本当に?」という幅広い相づちです。驚きの強さを抑えたいときや、仕事で中立的に確認したいときに使いやすい表現です。
よく使う短い形と返し方
You’ve gotta be kidding me.
会話では got to が弱く発音され、gotta のように聞こえることがあります。
You’ve gotta be kidding me!
冗談でしょ!
gotta は非常に口語的なので、正式な文章では got to と書くのが基本です。
You must be kidding.
You must be kidding. も「冗談でしょう」という意味です。me を入れない形で、やや簡潔です。
冗談ではないと返す
- I’m serious.
本気です。 - I’m not kidding.
冗談ではありません。 - I wish I were.
冗談だったらよかったのですが。 - No, it’s true.
いいえ、本当です。
A: You’ve got to be kidding me. The rent went up again?
B: I wish I were. I got the notice this morning.
A: 冗談でしょ。また家賃が上がったの?
B: 冗談だったらよかったんだけど。今朝通知が来たよ。
日本人が間違えやすいポイント
義務の「冗談を言わなければならない」と直訳しない
この表現の have got to は、会話では「〜に違いない」という強い推測です。相手に冗談を言うよう要求する文ではありません。
目上の人や顧客には慎重に使う
強い驚きだけでなく、「そんな話はあり得ない」という否定や非難が含まれます。上司や顧客の説明を確認したいなら、次のような表現が穏やかです。
- Really? Could you explain what happened?
本当ですか?何が起きたか説明していただけますか。 - Is that correct?
それで間違いありませんか。 - That’s surprising.
それは驚きです。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
この表現を忘れたときや、強く言いすぎたくないときは、意味を直接伝えましょう。
- Really?
本当に? - Is that true?
それは本当ですか。 - I can’t believe it.
信じられません。 - That’s hard to believe.
それは信じがたいです。 - Are you serious?
本気ですか。
短い英語の相づち・リアクション表現をいくつか使い分けられると、驚きの強さを調整しやすくなります。
まとめ
You’ve got to be kidding me. は「あなたは冗談を言っているに違いない」から、「冗談でしょ?」「まさか」「信じられない」を表す強いリアクションです。
- You’ve got to be … は「〜に違いない」という強い推測
- kid someone は「人をからかう・冗談を言う」
- 嬉しい驚き、悪い知らせへの驚き、苛立ちに使える
- 表情と声の調子で、楽しい反応にも強い非難にもなる
- 穏やかに確認するなら Really? や Is that true? が使える
ほかの英熟語・定型表現も、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。









