out of sortsの意味は?「本調子ではない」の使い方とfeel offとの違い

out of sortsの意味・使い方・feel offとの違い

out of sortsは、「なんとなく体調が悪い」「気分が落ち着かない」「いつもの自分らしい調子が出ない」という意味のイディオムです。

高熱や強い痛みのような明確な症状よりも、理由ははっきりしないけれど、心身の調子がいつもと違うという曖昧な不調に向いています。

I’m feeling a little out of sorts today.
今日はなんとなく調子がよくありません。

この記事では、out of sortsが表す体調と気分の範囲、よく使う語順、feel off・under the weather・sickとの違い、日常や仕事で使える例文、簡単な言い換えまで解説します。

out of sortsの基本的な意味

out of sortsには、大きく分けて次の2つの意味があります。

  • 少し体調が悪く、本調子ではない
  • 気分が落ち着かない・不機嫌である

実際には、この2つがきれいに分かれないこともあります。寝不足で体が重く、そのせいで気分も沈んでいるような、心身全体の微妙な不調をまとめて表せるのがout of sortsの便利なところです。

She seemed out of sorts this morning.
彼女は今朝、なんとなく調子が悪そうでした。

この文だけでは、体調が悪いのか、気分が落ち込んでいるのか、少しいら立っているのかは断定できません。前後の状況から判断します。

なぜout of sortsで「本調子ではない」になる?

out ofには「ある状態・範囲から外れて」という感覚があります。sortは現代英語では「種類」や「分類」を表しますが、out of sortsは語を一つずつ直訳するより、ひとかたまりのイディオムとして使われています。

学習するときは、心や体がいつもの整った状態から少し外れていると捉えると、ニュアンスをつかみやすくなります。

なお、必ずsortsと複数形にします。out of sortとは言いません。

しゅみすけ(大山俊輔)

out of sortsは、病名や原因を説明する表現ではありません。「自分でも理由ははっきりしないけれど、今日はいつもの調子ではない」という感覚を柔らかく伝えたいときに便利です。

よく使う形と語順

feel out of sorts

自分が感じている不調を伝える、最も分かりやすい形です。

I feel out of sorts today.
今日はなんとなく調子がよくありません。

I’ve been feeling a bit out of sorts since yesterday.
昨日から少し調子がよくありません。

Are you feeling out of sorts?
なんだか調子が悪いのですか?

be out of sorts

調子が悪い状態そのものを表します。主語には人を置くのが基本です。

He’s been out of sorts all week.
彼は今週ずっと本調子ではありません。

I was out of sorts after the long flight.
長時間のフライトのあと、私はなんとなく調子が崩れていました。

seem・look out of sorts

相手の様子を見て「いつもと違うようだ」と言う形です。lookは見た目、seemは態度や雰囲気を含む全体的な印象に使えます。

You seem a little out of sorts. Is everything okay?
少しいつもと違うようですね。大丈夫ですか?

Tom looked out of sorts during the meeting.
トムは会議中、調子が悪そうに見えました。

意味1:なんとなく体調が悪い

風邪と断定できるほどではないものの、体が重い、疲れが抜けない、集中できないなど、軽く曖昧な体調不良に使えます。

I woke up feeling out of sorts, so I skipped my morning run.
起きたときに調子がよくなかったので、朝のランニングを休みました。

The heat has left me feeling out of sorts.
暑さのせいで、なんとなく体調がすぐれません。

I’m not exactly sick. I’m just a little out of sorts.
はっきり病気というわけではなく、ただ少し調子が悪いだけです。

症状がはっきりしている場合は、I have a headache.(頭痛がします)やI have a fever.(熱があります)のように具体的に伝えるほうが適切です。

意味2:気分が落ち着かない・不機嫌である

out of sortsは体だけでなく、心の調子にも使えます。心配事がある、予定が崩れた、眠れなかったなどの理由で、落ち着かない・不機嫌・集中できない状態です。

She was out of sorts after the argument.
彼女は口論のあと、気分が落ち着きませんでした。

The sudden change in plans put me out of sorts.
突然の予定変更で、私は調子を乱されました。

He gets out of sorts when he doesn’t sleep well.
彼はよく眠れないと、機嫌も調子も悪くなります。

単に怒っているとは限りません。angryよりも弱く、「普段の落ち着いた状態ではない」という含みがあります。

日常会話で使える例文

家庭・暮らし

I’ve felt out of sorts since I changed my sleep schedule.
睡眠時間を変えてから、なんとなく調子がよくありません。

Dad seems out of sorts today. Maybe he’s tired.
今日は父の調子がいつもと違うようです。疲れているのかもしれません。

仕事

Sorry, I’m a bit out of sorts today and having trouble focusing.
すみません、今日は少し調子が悪く、集中できません。

She was out of sorts after receiving the unexpected email.
彼女は予想外のメールを受け取ったあと、落ち着かない様子でした。

旅行

Jet lag always makes me feel out of sorts for a few days.
時差ぼけになると、いつも数日間は調子が狂います。

I felt out of sorts after eating too much on the flight.
機内で食べすぎたあと、なんとなく具合が悪くなりました。

人間関係

You’ve been quiet and out of sorts all evening.
今晩ずっと静かで、いつもと様子が違いますね。

The conversation left me feeling out of sorts.
その会話のあと、私は気持ちが落ち着かなくなりました。

out of sorts・feel off・sickの違い

out of sorts・feel off・sickのニュアンスの違い

out of sorts:心身ともに本調子ではない

体調にも気分にも使えます。少し不機嫌、落ち着かない、疲れているなど、いつもの状態からずれた感覚を含みます。

I’m feeling out of sorts today.
今日はなんとなく本調子ではありません。

feel off:何かがいつもと違う

feel offは口語的で、「なんとなく変だ」「調子がいつもと違う」と広く言えます。out of sortsより短く、日常会話で使いやすい表現です。

I don’t know why, but I feel off today.
理由は分かりませんが、今日はなんとなく調子が変です。

sick:はっきり具合が悪い

sickは、病気である、吐き気がするなど、身体的な不調をより直接的に表します。out of sortsほど曖昧ではありません。

I feel sick. I think I need to lie down.
具合が悪いです。横になったほうがよさそうです。

under the weatherとの違い

under the weatherも「体調が悪い」を柔らかく伝えるイディオムです。ただし、主に軽い身体的不調に使い、out of sortsのような不機嫌さ・落ち着かなさまで含めないことが多いです。

  • I’m under the weather.
    少し体調が悪いです。
  • I’m out of sorts.
    心身ともに、なんとなく本調子ではありません。

軽い体調不良の伝え方は、under the weatherの意味と使い方でも詳しく解説しています。

out of sortsとout of practiceの違い

形は似ていますが、意味は異なります。

  • out of sorts:体調・気分が本調子ではない
  • out of practice:練習していないため、腕や勘が鈍っている

I’m out of sorts today.
今日はなんとなく調子が悪いです。

I’m out of practice, so my tennis is rusty.
練習不足なので、テニスの腕が鈍っています。

技能の衰えを表したい場合は、out of practiceとrustyの違いを確認してください。

日本人が間違えやすいポイント

sortsを単数形にしない

このイディオムでは必ずout of sortsです。sortの意味を考えてout of sortに変えないようにしましょう。

重い病気の具体的な説明には使わない

out of sortsは軽く曖昧な不調に向いています。強い痛みや高熱があるときは、症状を直接説明したほうが誤解がありません。

機械の不調には使わない

out of sortsの主語は基本的に人です。機械の調子が悪いなら、It isn’t working properly.Something is wrong with it.が自然です。

簡単な英語で言い換えるなら?

out of sortsがすぐに出てこなくても、知っている英語で状態を直接伝えられます。

  • I don’t feel very well today.
    今日はあまり調子がよくありません。
  • I don’t feel like myself today.
    今日はいつもの自分らしくありません。
  • I’m tired and can’t focus.
    疲れていて集中できません。
  • Something is bothering me.
    何かが気になっています。
  • I’m not sick, but I don’t feel right.
    病気ではありませんが、なんとなく調子が変です。

しゅみすけ(大山俊輔)

この表現を忘れたときは、「体が悪いのか」「気持ちが落ち着かないのか」「何ができないのか」を分けましょう。I’m tired. や I can’t focus. のような短い英語でも、今の状態を十分伝えられます。

短い会話で使ってみよう

A: You seem a little out of sorts today.
今日は少しいつもと違うようですね。

B: Yeah. I didn’t sleep well last night.
うん。昨夜よく眠れなかったんです。

A: Are you sick?
具合が悪いのですか?

B: Not really. I’m just feeling a bit out of sorts.
そういうわけではありません。ただ、なんとなく本調子ではなくて。

まとめ

out of sortsは、理由や症状をはっきり特定できないものの、心や体がいつもの調子ではないときに使う表現です。

  • 軽く体調が悪い
  • 気分が落ち着かない
  • 少し不機嫌・集中できない

feel out of sortsbe out of sortsの形が基本です。曖昧な違和感ならfeel off、軽い身体的不調ならunder the weather、はっきり具合が悪いならsickが候補になります。

ほかの表現も意味の仕組みから学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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