get on someone’s nervesの意味は?annoy・botherとの違いと使い方

get on someone’s nervesの意味「イライラさせる」を表すイラスト

get on someone’s nerves は、「人をイライラさせる」「神経にさわる」という意味の英語イディオムです。誰かの癖や音、繰り返される行動が、じわじわと我慢できなくなってくる場面でよく使います。

最も身近な形は It’s getting on my nerves.(それ、だんだんイライラしてきた)です。人を主語にして He gets on my nerves. と言うこともできますが、本人に直接言えばかなりきつく聞こえます。

しゅみすけ(大山俊輔)

ポイントは、一瞬だけ腹が立つというより「同じ刺激が何度も神経に触れて、だんだん耐えにくくなる」感覚です。音、話し方、通知、口癖などとの相性がええ表現です。

get on someone’s nervesの意味

get on someone’s nerves の意味は、直訳の「誰かの神経の上に乗る」から転じた「神経を逆なでする」「イライラさせる」です。

  • That noise is getting on my nerves.
    あの音がだんだん神経にさわってきました。
  • His constant complaining gets on my nerves.
    彼の絶え間ない愚痴にはイライラします。
  • Am I getting on your nerves?
    私、あなたをイライラさせてる?

日本語では「ムカつく」と訳されることもありますが、必ずしも激怒しているわけではありません。「うっとうしい」「じわじわ腹が立つ」「もう勘弁してほしい」という継続的な不快感が中心です。

なぜ「神経にさわる」という意味になる?

nerves は本来「神経」を表します。そこに get on の「接触した状態になる・その状態が続く」という感覚が加わり、何かが神経の上に居座って刺激し続けるイメージになります。

基本となる get onの意味と使い方では、乗り物・人間関係・仕事の進行まで詳しく解説しています。単語ごとの感覚は、be-rize.comのgetのコアイメージonのコアイメージも参考になります。

someone’sには誰を入れる?

someone’s の部分は、イライラしている人に合わせて所有格に変えます。

意味
get on my nerves 私をイライラさせる
get on your nerves あなたをイライラさせる
get on his nerves 彼をイライラさせる
get on her nerves 彼女をイライラさせる
get on their nerves 彼らをイライラさせる

get on me nervesget on I nerves とは言いません。名詞 nerves の前には my / your / his / her / our / their のような所有格が必要です。

get on my nerves・annoy・bother・drive me crazyの違い

最も強いdrive me crazyの語順や、恋愛では「夢中にさせる」に変わる文脈は、drive me crazyの意味・使い方の専門記事で詳しく解説しています。

どれも不快感を表せますが、強さと焦点が異なります。

bother・annoy・get on my nerves・drive me crazyの強さ比較図

表現 強さの目安 ニュアンス
bother 弱め 気になる、困らせる、邪魔をする
annoy 中程度 一般的にイライラさせる
get on my nerves 中〜強 繰り返し神経にさわる
drive me crazy 強め 我慢できないほど困らせる
  • The music is bothering me.
    その音楽が少し気になります。
  • The delay is annoying me.
    遅延にイライラしています。
  • That tapping is getting on my nerves.
    そのコツコツという音が神経にさわります。
  • This constant noise is driving me crazy.
    この絶え間ない騒音にはもう耐えられません。

drive me crazy は恋愛で「夢中にさせる」という肯定的・性的な含みを持つ場合もありますが、get on my nerves は基本的に否定的です。

pet peeveとの違い

pet peeve は「個人的に特にイラッとすること」という名詞です。一方、get on my nerves は、その対象が「私をイライラさせる」という動きや状態を表します。

  • People chewing loudly are my pet peeve.
    大きな音を立てて食べる人が、私の苦手なことです。
  • His loud chewing gets on my nerves.
    彼の大きな咀嚼音にはイライラします。

現在形と進行形の違い

gets on my nerves:普段からイライラする

現在形は、その人の癖や行動がいつも神経にさわるという習慣的な意味に向いています。

Her habit of interrupting people gets on my nerves.
人の話を遮る彼女の癖にはイライラします。

is getting on my nerves:今、だんだんイライラしてきた

進行形は、その場で不快感が積み重なっている感じを強く出します。

This buzzing sound is getting on my nerves.
このブーンという音、だんだん神経にさわってきました。

got on my nerves:そのときイライラした

His attitude really got on my nerves yesterday.
昨日は彼の態度に本当にイライラしました。

人を主語にすると、どれくらい失礼?

You get on my nerves. は「あなたって本当にイライラする」という、相手の存在や性格を否定するような強い言い方です。冗談が通じる親しい相手を除き、仕事や初対面では避けたほうが安全です。

問題となる行動に焦点を移すと、伝え方が柔らかくなります。

  • You’re getting on my nerves.
    あなたにはイライラする。(直接的で強い)
  • The repeated notifications are distracting me.
    通知が何度も鳴ると集中しにくいです。(事実中心)
  • Would you mind putting your phone on silent?
    携帯をマナーモードにしていただけますか。(丁寧な依頼)

しゅみすけ(大山俊輔)

職場では「あなたがイライラする」より、「この音だと集中しづらい」「こうしてもらえますか」と、行動と解決策に言い換えるほうが関係を壊しません。感情の英語ほど、正しさより使う場面が大事です。

仕事で使える例文

  • The constant email alerts are getting on my nerves.
    絶え間ないメール通知がだんだん神経にさわってきました。
  • His habit of changing the deadline gets on everyone’s nerves.
    彼が締切を変える癖には、みんながイライラしています。
  • I don’t want to get on your nerves, but could I confirm one more thing?
    煩わせたくはないのですが、もう一点確認してもよろしいですか。
  • The background noise was getting on her nerves during the call.
    通話中、背景の騒音が彼女の神経にさわっていました。

ただし3つ目のような前置きは少し大げさになることがあります。通常の確認なら Sorry to bother you, but … のほうが自然で穏やかです。

恋愛・人間関係・日常会話の例文

  • His habit of checking his phone during dinner gets on my nerves.
    夕食中にスマホを確認する彼の癖にはイライラします。
  • My neighbor’s loud music is getting on my nerves.
    隣人の大音量の音楽がだんだん神経にさわってきました。
  • Does it get on your nerves when I talk too much?
    私が話しすぎるとイライラする?
  • I love her, but her lateness sometimes gets on my nerves.
    彼女のことは大好きだけど、遅刻にはときどきイライラします。
  • That song has been playing all day, and it’s getting on my nerves.
    その曲が一日中流れていて、だんだんうんざりしてきました。

初心者はこの3パターンから覚えよう

  1. It gets on my nerves.
    それ、イライラする。
  2. It’s getting on my nerves.
    だんだんイライラしてきた。
  3. Does that get on your nerves?
    それってイライラする?

まずは主語を It / That / The noise にすると、特定の人を攻撃せず使いやすくなります。

日本人が間違えやすいポイント

  1. nerveではなくnervesが基本
    このイディオムでは通常、複数形の nerves を使います。
  2. 所有格を忘れない
    my nerves、his nerves のように、誰の神経かを示します。
  3. 人へ直接言うと強い
    You get on my nerves. は軽い注意ではなく、かなり直接的です。
  4. 単なる一度の怒りとは限らない
    繰り返しや蓄積によるイライラがよく表れます。
  5. pissed offより意味の焦点が違う
    pissed off は「強く怒っている状態」、get on my nerves は「何かが神経にさわる原因」に焦点があります。

まとめ

get on someone’s nerves は、「誰かをイライラさせる」「神経にさわる」という表現です。特に、音・口癖・態度・繰り返される行動によって不快感が積み重なる場面に向いています。

会話では It’s getting on my nerves. が便利ですが、人に直接 You get on my nerves. と言うと強く響きます。仕事では人ではなく行動を主語にし、可能なら丁寧な依頼へ言い換えましょう。

熟語・句動詞・イディオムの違いと覚え方は、英熟語とは?句動詞・イディオム・定型表現・重要構文の違いと覚え方で整理しています。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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