have a … timeの意味は?good・hardの使い方と自然な例文

have a good timeとhave a hard timeの違いを示すアイキャッチ画像

have a … time は、「どのような時間を過ごすか」「どのような経験をするか」を表す便利な型です。空欄に入る形容詞によって、have a good time なら「楽しい時間を過ごす」、have a hard time なら「大変な思いをする」と、意味が大きく変わります。

学校で習う Have a good time! だけでなく、日常会話では I had a great time.We had a difficult time finding the hotel. など、遊び・旅行・仕事・恋愛まで幅広く使われます。

have a … time の基本的な意味

基本の形は、have + a + 形容詞 + time です。

表現 主な意味
have a good time 楽しい時間を過ごす
have a great time とても楽しく過ごす
have a wonderful time すばらしい時間を過ごす
have a nice time 楽しく心地よく過ごす
have a hard time 大変な思いをする、苦労する
have a difficult time 困難な時間を過ごす、苦労する
have a terrible time ひどい目に遭う、最悪の時間を過ごす

We had a great time at the party.
私たちはパーティーでとても楽しく過ごしました。

She had a difficult time after changing jobs.
彼女は転職後、大変な時期を過ごしました。

なぜ have で「時間を過ごす」になるの?

have を「持っている」とだけ覚えていると、have a good time が不思議に見えるかもしれません。しかし、have には「経験として自分のところに持つ」「ある状態や出来事を経験する」という使い方があります。

have a meeting は「会議をする」、have a problem は「問題を抱える」、have a good time は「良い時間を経験する」。日本語では自然に「楽しい時間を過ごす」と訳しているわけです。

ここでの time は、時計が示す抽象的な「時間」ではなく、始まりと終わりのある「ひととき・経験」を表します。そのため a time と数えられ、前に goodhard を置いて、その経験の質を説明できます。

しゅみすけ(大山俊輔)

haveを必ず「所有する」と訳す必要はありません。「どんな経験をしたか」を受け止める動詞だと考えると、have a good timeもhave a hard timeも一つの感覚で理解できます。

楽しかったと伝える have a good time

have a good time は、旅行・食事・パーティー・デートなどで「楽しく過ごす」を表す定番表現です。実際の会話では、楽しさの程度に合わせて形容詞を入れ替えます。

これから出かける人へ

Have a good time!
楽しんできてね!

Have a wonderful time in Hawaii.
ハワイで素敵な時間を過ごしてね。

楽しかった感想を伝える

I had a great time last night.
昨夜はとても楽しかったです。

We had such a good time talking with you.
あなたと話せて本当に楽しかったです。

相手に尋ねる

Did you have a good time at the concert?
コンサートは楽しかった?

Are you having a good time?
楽しんでる?

have は進行形にしないと習うことがありますが、それは「所有」の意味を中心にした説明です。「楽しい時間を過ごしている」という活動・経験なら、Are you having a good time? のように進行形を自然に使えます。

I had a good time with you. は恋愛の意味?

デートの帰りに I had a good time with you. と言えば、「あなたと一緒に過ごせて楽しかった」という温かい感想になります。次のデートにつながる好意的な一言ですが、この文だけで恋愛感情を告白しているわけではありません。

I had a really good time with you tonight.
今夜はあなたと一緒に過ごせて本当に楽しかったです。

さらに会いたい気持ちを明確にするなら、次の一文を足すと自然です。

I’d love to see you again.
また会いたいです。

have a hard time doing は「〜するのに苦労する」

have a good timeとhave a hard time doingの意味を場面で比較する図

have a hard time は単独なら「大変な時期を過ごす」「苦しい思いをする」。後ろに doing を続けると、「〜するのに苦労する」という非常によく使う形になります。

have a hard time + 動詞のing形

I had a hard time opening the jar.
その瓶を開けるのに苦労しました。

We’re having a hard time finding enough staff.
十分なスタッフを見つけるのに苦労しています。

He has a hard time saying no to people.
彼は人にノーと言うのが苦手です。

一時的な苦労だけでなく、He has a hard time remembering names. のように「普段から〜が苦手だ」という傾向にも使えます。

have a hard time with + 名詞も使える

動作を続けるなら doing、人・物・課題などの名詞を置くなら with が便利です。

I’m having a hard time with this app.
このアプリの操作に苦労しています。

She had a hard time with her new manager.
彼女は新しい上司との関係で苦労しました。

My son is having a hard time at school.
息子は学校でつらい思いをしています。

with の後ろが人の場合、「その人が難しい状況の原因・相手になっている」という含みが出ます。強く責めているように聞こえることもあるため、場面には注意しましょう。

have a good time と have fun の違い

表現 ニュアンス 形の注意
have a good time その時間・経験全体が楽しかった aが必要
have fun 活動そのものを楽しむ。より短くカジュアル 通常aは付けない
enjoy oneself 楽しく過ごす。少し整った響き myself/yourselfなどを合わせる

We had a good time at the beach.
私たちはビーチで楽しい時間を過ごしました。

We had fun at the beach.
私たちはビーチで楽しみました。

この2文は多くの場面で言い換えられます。ただし、fun は通常数えないため、have a fun とは言いません。

have a hard time と have trouble の違い

どちらも「〜するのに苦労する」と言えます。

I had a hard time understanding him.
彼の言っていることを理解するのにかなり苦労しました。

I had trouble understanding him.
彼の言っていることを理解するのに苦労しました。

have a hard time は、その経験が本人にとって「つらい・大変だった」という感覚を伝えやすい表現です。have trouble は、問題や難しさがあったことを比較的直接的に述べます。ただし、実際の会話では重なる場面も多くあります。

日本人が間違えやすいポイント

1. good timeの前のaを忘れない

誤:We had good time.
正:We had a good time.

一方、fun には通常 a を付けません。

2. hard timeの後ろはto doではなくdoing

不自然:I had a hard time to find the station.
自然:I had a hard time finding the station.

3. 日本語につられてspendを選ばない

日本語の「楽しい時間を過ごす」から spend a good time と言いたくなりますが、普通は have a good time を使います。spend time は、I spent two hours there. のように時間をどのように使ったかに焦点を置く表現です。

4. timeの形によって意味が変わる

  • have time:時間的な余裕がある
  • have a good time:楽しい時間を過ごす
  • have a hard time doing:〜するのに苦労する

a や形容詞の有無は小さく見えますが、意味を決める重要な部品です。

さらに強く「最高に楽しかった」と言うなら

have the time of one’s life は「人生最高の時間を過ごす」「思い切り楽しむ」という表現です。

We had the time of our lives in New York.
私たちはニューヨークで人生最高と言えるほど楽しみました。

one’s の部分は、主語に合わせて my / your / his / her / our / their に変えます。日常のちょっとした楽しさなら have a great time、特別で忘れられない経験なら have the time of one’s life が合います。

難しければ簡単な英語で言い換えよう

すぐに形が出てこないときは、知っている単語で十分伝えられます。

  • It was fun.
    楽しかったです。
  • I really enjoyed it.
    本当に楽しみました。
  • It was difficult for me.
    私には難しかったです。
  • I couldn’t open the jar easily.
    その瓶を簡単には開けられませんでした。

しゅみすけ(大山俊輔)

まずはIt was fun.やIt was difficult.でも十分通じます。慣れてきたらhave a good time、have a hard time doingという意味のかたまりで使ってみましょう。

まとめ

  • have a … time は「どのような時間・経験を持つか」を表す型
  • have a good/great time は「楽しく過ごす」
  • have a hard/difficult time は「大変な思いをする」
  • have a hard time doing は「〜するのに苦労する」
  • have a good time にはaが必要だが、have fun には通常aを付けない
  • 会話で難しければ It was fun.It was difficult. と言い換えられる

have を「持つ」と機械的に訳さず、「その経験を自分の時間として持つ」と捉えると、楽しい表現も苦労を表す表現も自然につながります。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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