
provided that は、「〜という条件で」「〜であるならば」という意味の条件表現です。providing that も、実際の使い方と意味はほぼ同じです。
単純な if よりも、「この条件を満たすならOK」「この約束を守ることが前提」という響きが出やすいため、許可、合意、予定、契約などの場面で役立ちます。
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provided that・providing thatの意味
基本の形は次のとおりです。
provided (that) + 主語 + 動詞
providing (that) + 主語 + 動詞
日本語では、文脈に合わせて「〜という条件で」「〜ならば」「〜さえすれば」「ただし〜なら」と訳せます。
- You can borrow my car provided that you drive carefully.
慎重に運転するという条件なら、私の車を借りてもいいですよ。 - We can eat outside, providing that it doesn’t rain.
雨が降らなければ、外で食事ができます。 - I’ll support the plan provided everyone agrees.
全員が賛成するなら、その計画を支持します。
that は省略できます。provided everyone agrees と provided that everyone agrees は、どちらも正しい形です。

ニュアンスは「その条件を満たせばOK」
provided は動詞 provide の過去分詞と同じ形ですが、provided that はまとまりで条件を示す接続詞として働きます。
感覚としては、条件がきちんと与えられ、それを満たした場合にだけ結果が認められるというものです。そのため、単に可能性を示す if よりも、条件を意識させることがあります。
- You can stay here if you want.
よければ、ここに泊まってもいいですよ。
※中立的な条件です。 - You can stay here provided that you keep the room clean.
部屋をきれいに使うという条件なら、ここに泊まってもいいですよ。
※許可に条件が付いています。
しゅみすけ(大山俊輔)
provided thatとproviding thatに違いはある?
意味に実質的な違いはありません。どちらも「〜という条件で」を表し、同じ場所で使えることがほとんどです。
- Provided that the weather is good, we’ll leave at seven.
天気がよければ、7時に出発します。 - Providing that the weather is good, we’ll leave at seven.
天気がよければ、7時に出発します。
provided that は条件を明示する文章やビジネス文書でよく見られ、やや引き締まった響きがあります。providing that も標準的な表現ですが、会話では少し柔らかく感じられることがあります。迷ったら、より広く使われる provided that を覚えておけば十分です。
よく使われる場面と自然な例文
許可に条件を付ける
- You may work from home provided that you attend the morning meeting.
朝の会議に参加するという条件で、在宅勤務をしても構いません。 - The children can play outside provided they finish their homework first.
先に宿題を終えるなら、子どもたちは外で遊んでも構いません。
予定が成立する条件を伝える
- We’ll have the picnic tomorrow, provided that the weather stays dry.
雨が降らなければ、明日ピクニックをします。 - I can meet you after work, providing I don’t have to stay late.
残業にならなければ、仕事のあとに会えます。
合意や取引の前提を示す
- We’ll accept the offer provided that the delivery date is guaranteed.
納期が保証されるという条件で、その申し出を受け入れます。 - She agreed to join the project, providing that she could choose her own team.
自分でチームを選べるという条件で、彼女はプロジェクトへの参加に同意しました。
旅行や日常生活で条件を伝える
- You can check in early provided that a room is available.
部屋に空きがあれば、早めにチェックインできます。 - I don’t mind cooking, provided you do the dishes.
あなたが皿洗いをするなら、私が料理しても構いません。
文頭にも文中にも置ける
条件節は、結果を表す文の前にも後ろにも置けます。
- Provided that you book in advance, you can get a discount.
事前に予約すれば、割引を受けられます。 - You can get a discount provided that you book in advance.
事前に予約すれば、割引を受けられます。
条件を先に強調したいときは文頭、結果を先に伝えてから条件を付け足したいときは文中・文末が自然です。文頭に置く場合は、条件節の後ろにコンマを置くのが一般的です。
未来の話でも条件節では現在形
if と同じく、未来に実現する条件を表す場合でも、provided that の節では通常、現在形を使います。
○ I’ll go provided that she comes with me.
彼女が一緒に来るなら、私も行きます。
× I’ll go provided that she will come with me.
「未来のことだから条件節にも will」と考えないようにしましょう。結果を表す主節では will、条件節では現在形、という組み合わせが基本です。
if・as long as・on condition thatとの違い
| 表現 | ニュアンス | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| if | 最も中立的な「もし〜なら」 | 日常会話から文章まで幅広い |
| as long as | その条件さえ守れば | 日常的な許可・約束 |
| provided (that) | 明示した条件を満たすなら | 合意・許可・計画・仕事 |
| on condition that | 〜という明確な条件で | フォーマルな合意・契約 |
if:最も広く使える
if は、単なる可能性から許可の条件まで幅広く使えます。日常会話で迷ったときの最も簡単な選択肢です。
I’ll go if you go.
あなたが行くなら、私も行きます。
as long as:「それさえ守れば」の感覚
as long as は、ある条件を守る限り自由にしてよい、という場面で特に自然です。
You can use my laptop as long as you’re careful.
丁寧に扱ってくれるなら、私のノートパソコンを使ってもいいですよ。
詳しい使い分けは、as long asの「〜する限り」と「〜さえすれば」の使い方でも解説しています。
on condition that:条件をさらに明確にする
on condition that は、合意の条件をはっきり提示するフォーマルな表現です。契約や交渉などでは自然ですが、普段の会話では少し堅く聞こえることがあります。
They released the information on condition that we kept the source confidential.
情報源を秘密にするという条件で、彼らはその情報を公開しました。
unlessとの言い換えに注意
unless は「〜でない限り」を表すため、言い換えるときは条件の肯定・否定が逆になります。
- You can go provided that you finish your work.
仕事を終えれば、行っても構いません。 - You can’t go unless you finish your work.
仕事を終えない限り、行ってはいけません。
意味は近くても、can と can’t のように主節も変わることがあります。単語だけを機械的に置き換えないことが大切です。
日本人が間違えやすいポイント
1.providedの後ろに名詞だけを置かない
provided that は接続詞なので、基本的に後ろには主語+動詞の節が続きます。
○ provided that you arrive on time
あなたが時間どおりに到着するなら
× provided that your arrival
2.provide forと混同しない
provide for は「人を養う」「将来の事態に備える」という別の表現です。
- He provides for his family.
彼は家族を養っています。 - You can come provided that you call first.
先に電話するなら、来ても構いません。
語形は似ていますが、文の働きも意味も異なります。provide forの「養う・備える・規定する」の使い方もあわせて確認すると整理しやすくなります。
3.すべてのifをprovided thatにしない
provided that は条件を前提として意識させる表現です。「もし明日雨なら」のような中立的な仮定では、普通の if のほうが自然なことも多くあります。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
| provided thatを使った文 | 簡単な言い換え |
|---|---|
| You can join provided that you pay today. | You can join if you pay today. |
| I’ll help provided you tell me the truth. | I’ll help, but you must tell me the truth. |
| We’ll go provided that the weather is good. | We’ll go if the weather is good. |
「条件」と「結果」を if でつなぐか、but you must … と2つに分ければ、中学英語でも十分に伝えられます。
短い会話で使い方を確認
A: Can I use your camera this weekend?
今週末、あなたのカメラを使ってもいい?
B: Sure, provided that you keep it in the case.
いいよ。ケースに入れておくという条件でね。
A: Are we still having dinner outside?
予定どおり外で夕食を食べる?
B: Yes, providing that it doesn’t get too cold.
うん。あまり寒くならなければね。
まとめ
provided that / providing that は、「〜という条件で」「〜ならば」を表します。
- 意味はどちらもほぼ同じ
- that は省略できる
- 許可・合意・予定などの条件を明確にする
- 未来の条件でも、条件節は通常現在形にする
- 会話で簡単に言うなら if で言い換えられる
まずは You can …, provided that …(〜という条件なら…してよい)という形で覚えると、日常生活にも仕事にも応用しやすくなります。
ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の総合ガイドもご覧ください。








