kind ofの意味は?「種類の」と「ちょっと」の違い・使い方・例文

kind ofの「種類の」と「ちょっと・なんとなく」の意味を解説するアイキャッチ画像

kind of には、大きく分けて二つの使い方があります。

  • a kind of + 名詞:「一種の〜」「〜の種類」
  • kind of + 形容詞・動詞など:「ちょっと」「なんとなく」「まあ」

This is a kind of herbal tea.
これはハーブティーの一種です。

I’m kind of tired.
ちょっと疲れています。

同じ kind of でも、前者は「種類」を分類し、後者は断定を弱めています。会話で非常によく聞く表現ですが、すべてを「種類の」と訳すと意味が通らなくなるため、後ろに何が続いているかを見ることが大切です。

しゅみすけ(大山俊輔)

会話の kind of は、日本語の「ちょっと」「なんか」「まあ」に近い便利なクッションです。ただし、何でもぼかせばよいわけではありません。まずは kind of tired、kind of like it、kind of difficult のような短い形から使ってみましょう。

kind ofの二つの基本的な意味

kind ofの種類を表す用法と表現を和らげる用法の違いを示す図解

1.「一種の・〜の種類」を表す

kind は「種類」を表す名詞です。a kind of bag なら「バッグという大きな分類の中の一つの種類」という意味になります。

A tote is a kind of bag.
トートはバッグの一種です。

What kind of music do you listen to?
どんな種類の音楽を聴きますか?

They sell many kinds of bread.
その店では多くの種類のパンを売っています。

2.「ちょっと・なんとなく」と表現を和らげる

日常会話では、kind of を形容詞や動詞の前に置き、言い切りを避けることがあります。「完全にそうだ」と強く断定せず、「少しそう」「うまく説明できないけれど、そんな感じ」とぼかす働きです。

The soup is kind of salty.
このスープ、ちょっと塩辛いです。

I kind of like him.
彼のこと、なんとなく好きです。

I kind of forgot about the meeting.
会議のことを、ちょっとうっかり忘れていました。

最後の例では、忘れた事実そのものが半分という意味ではありません。言いにくいことを少し控えめに述べる、会話上のクッションとして使われています。

なぜkind ofが「ちょっと・なんとなく」になる?

もともとの kind of は「〜の一種」です。そこから、ある状態を完全にそのものだと言い切らず、「その種類に近い」「そういう感じのもの」と曖昧に分類する使い方が生まれました。

It’s kind of a joke.
まあ、冗談のようなものです。

これは「完全に冗談だ」と断定するのではなく、「冗談に近いもの」「冗談という分類に入る感じ」と少し距離を取った言い方です。

さらに会話では、そのぼかす働きが形容詞や動詞にも広がります。

I’m nervous.
緊張しています。

I’m kind of nervous.
ちょっと緊張しています。

kind of を入れることで、気持ちの程度を弱めたり、自分の感覚を探りながら話したりする響きになります。

a kind of・kind of・kinds ofの違い

a kind of + 名詞:「一種の〜」

一つの種類・タイプとして説明するときに使います。

Yoga is a kind of exercise.
ヨガは運動の一種です。

This is a kind of cheese made from goat’s milk.
これはヤギの乳から作られるチーズの一種です。

She gave me a kind of warning.
彼女は私に、一種の警告のようなものを与えました。

最後の例のように、はっきり「警告」と呼べるか微妙なときにも使えます。

kind of + 形容詞・動詞:「ちょっと・なんとなく」

会話で表現の強さを弱める使い方です。この場合、通常は a を付けません。

I’m kind of busy right now.
今ちょっと忙しいです。

That kind of surprised me.
それにはちょっと驚きました。

We kind of lost track of time.
私たちは、なんとなく時間を忘れてしまいました。

kinds of + 複数名詞:「さまざまな種類の〜」

複数の種類について話すときは kinds と複数形にします。

We tried three kinds of pasta.
私たちは3種類のパスタを試しました。

What kinds of books do you enjoy?
どのような種類の本が好きですか?

all kinds of は「ありとあらゆる」「いろいろな」という意味でよく使われます。

You can meet all kinds of people while traveling.
旅行中には、いろいろな人に出会えます。

What kind of …? の使い方

What kind of …? は「どんな種類の〜?」「どのような〜?」と好みや特徴を尋ねる定番表現です。

What kind of movies do you like?
どんな映画が好きですか?

What kind of job are you looking for?
どのような仕事を探していますか?

What kind of food is this?
これはどんな料理ですか?

What kind of person is she?
彼女はどんな人ですか?

最後の例では、人を「種類」に分けたいのではなく、性格や人柄を尋ねています。日本語では「どんな〜」と訳すと自然です。

What kinds ofとの違い

What kind of music do you like? のように、数えない名詞やジャンル全体について聞くなら単数の kind が自然です。

What kinds of sports do you play? のように、複数の種類を意識するなら kinds も使えます。

実際の会話では、What kind of + 複数名詞 もよく聞かれます。

What kind of books do you read?
どんな本を読みますか?

厳密な数の一致だけにとらわれるより、「ジャンル全体を聞くのか、複数のタイプを強調するのか」という焦点の違いとして理解するとよいでしょう。

会話でよく使うkind ofの形

kind of + 形容詞

It’s kind of expensive.
ちょっと高いです。

I feel kind of awkward.
なんだか気まずく感じます。

Her explanation was kind of confusing.
彼女の説明は少し分かりにくかったです。

価格への不満や否定的な評価を直接言い切りたくないときにも便利です。

kind of + 動詞

I kind of understand what you mean.
言いたいことは、なんとなく分かります。

I kind of miss my old job.
前の仕事が、ちょっと恋しいです。

He kind of avoided the question.
彼は、その質問をなんとなく避けました。

動詞の前では、行動や気持ちを完全には言い切らず、話し手の迷いや控えめな判断を示します。

kind of like …:「〜のような感じ」

It tastes kind of like lemon.
レモンのような味がします。

The town is kind of like Kyoto, but much smaller.
その町は京都のような感じですが、ずっと小さいです。

It’s kind of like working from home.
在宅勤務をしているような感じです。

like が「〜のような」、kind of が断定を和らげるため、全体で「完全に同じではないけれど、ちょっと似ている」という自然な比較になります。

kind of a + 名詞:「ちょっとした〜・〜のようなもの」

He’s kind of a celebrity in our town.
彼は私たちの町では、ちょっとした有名人です。

It became kind of a tradition.
それは一種の恒例行事のようになりました。

This is kind of a big deal.
これは、けっこう大事なことです。

この形では、名詞が表す分類に完全に当てはまると言い切らず、「そう呼んでもよい感じ」と伝えます。

日常会話・仕事・恋愛・旅行で使える例文

日常会話

I’m kind of hungry, but I don’t want a full meal.
ちょっとお腹は空いていますが、しっかりした食事はいりません。

This color is kind of nice.
この色、なんだかいいですね。

It’s kind of cold in here, isn’t it?
ここ、ちょっと寒くないですか?

仕事

The schedule is kind of tight.
スケジュールは少し厳しいです。

I kind of see your point, but we need more data.
おっしゃることはある程度分かりますが、もう少しデータが必要です。

This is a kind of customer feedback survey.
これは顧客アンケートの一種です。

ただし、正式な報告書や重要な判断では kind of が曖昧すぎることがあります。数値や根拠を示せる場面では、より具体的に伝えましょう。

恋愛・人間関係

I kind of like you.
あなたのこと、ちょっと好きかもしれません。

He seemed kind of distant today.
今日の彼は、なんとなくよそよそしく見えました。

Are you two kind of dating?
二人は、付き合っているような感じなの?

気持ちや関係がまだはっきりしていないとき、kind of はその曖昧さを自然に表せます。

海外旅行

What kind of ticket do I need?
どの種類のチケットが必要ですか?

This dish is kind of spicy.
この料理は少し辛いです。

Is there some kind of day pass?
何か一日乗車券のようなものはありますか?

some kind of は、正確な名前は分からないものの「何らかの種類の〜」があるか尋ねるときに便利です。

kind of・sort of・a little・somewhatの違い

kind of:会話的で「なんとなく・ちょっと」

I’m kind of nervous.
ちょっと緊張しています。

話しながら自分の感覚を探るような、柔らかく口語的な響きがあります。

sort of:kind ofとほぼ同じ

I’m sort of nervous.
ちょっと緊張しています。

sort of も「ある種の」が元の意味で、会話では kind of とほぼ同じように使われます。地域や話者による好みはありますが、基本的には入れ替え可能です。

a little:程度が少ないことを比較的はっきり示す

I’m a little nervous.
少し緊張しています。

a little は曖昧な分類というより、「程度が少しある」ことに焦点があります。会話にも文章にも使いやすい表現です。

程度を表す表現の違いは、a little tooの意味とvery・too・a bit tooとの違いでも解説しています。

somewhat:やや・多少

The result was somewhat surprising.
その結果はやや意外でした。

somewhatkind of より文章的で、落ち着いた響きがあります。レポートや丁寧な説明にも使えます。

  • kind of / sort of:口語的で、感覚をぼかす
  • a little:程度が少しある
  • somewhat:やや文章的な「多少」

kind ofがkindaに聞こえるのはなぜ?

自然な会話では、kind ofof が弱く発音され、全体が「カインダ」のようにつながって聞こえることがあります。くだけた文章では、その音を表して kinda と書く場合もあります。

I’m kinda tired.
ちょっと疲れた。

It’s kinda cute.
なんかかわいいね。

ただし、kinda は非常にカジュアルな表記です。友人へのメッセージやSNSでは見かけますが、仕事のメール、履歴書、正式な文章では kind of、またはより明確な表現を使いましょう。

発音がつながって聞こえても、基本のつづりは二語の kind of です。

日本人が間違えやすいポイント

a kind personとkind of a personを混同しない

He is a kind person.
彼は親切な人です。

この kind は形容詞で「親切な」です。

He is kind of a private person.
彼はどちらかというと、あまり自分のことを話さない人です。

こちらの kind of は「ちょっと・どちらかというと」です。語順で意味が大きく変わります。

「種類」を表すときのaを落とさない

× This is kind of flower.
○ This is a kind of flower.
これは花の一種です。

「一つの種類」という意味で kind を数えられる名詞として使うため、単数なら通常 a が必要です。

フォーマルな場面で曖昧にしすぎない

The project is kind of behind schedule.
プロジェクトは、ちょっと予定より遅れています。

会話では自然ですが、正式な進捗報告なら、どの程度遅れているかを明確にしたほうが役立ちます。

The project is two weeks behind schedule.
プロジェクトは予定より2週間遅れています。

kind ofを「優しい種類」と直訳しない

kind には「親切な」と「種類」という別々の働きがあります。kind of を見たら、まず「種類」または会話の「ちょっと」の可能性を考えましょう。

中学英語での簡単な言い換え

kind of がすぐに出てこなくても、簡単な英語で十分言い換えられます。

  • It’s a type of tea.
    それはお茶の一種です。
  • I’m a little tired.
    少し疲れています。
  • Maybe I like it.
    たぶん、それが好きです。
  • It is a little difficult.
    それは少し難しいです。
  • It is similar to lemon.
    レモンに似ています。
  • I’m not sure, but I think so.
    確信はありませんが、そう思います。

しゅみすけ(大山俊輔)

kind of は自然な会話に役立ちますが、必須ではありません。「少し」なら a little、「似ている」なら similar to、「たぶん」なら maybe と、知っている言葉に分けても伝わります。まず意味を明確にし、慣れてから会話のクッションとして加えてみてください。

関連する表現

  • a kind of …:一種の〜
  • kinds of …:複数の種類の〜
  • all kinds of …:いろいろな〜、ありとあらゆる〜
  • some kind of …:何らかの〜、〜のようなもの
  • what kind of …?:どんな〜?
  • sort of:ちょっと、なんとなく
  • a little / a bit:少し
  • somewhat:やや、多少
  • kind of like …:〜のような感じ

「さまざまな種類」を表す別の表現は、a variety ofの意味とvarious・a range ofとの違いも参考になります。

ほかの英熟語や定型表現を一つずつ深く理解したい方は、英熟語・定型表現の記事一覧もご覧ください。

まとめ

  • a kind of + 名詞 は「一種の〜」
  • kind of + 形容詞・動詞 は会話で「ちょっと・なんとなく」
  • kinds of は複数の種類、all kinds of は「いろいろな」
  • What kind of …? は「どんな〜?」と好みや特徴を尋ねる
  • sort of はkind ofとほぼ同じ、somewhat はより文章的
  • kinda は会話の音を表したカジュアルなつづり
  • a kind person のkindは「親切な」で、kind ofとは別

It’s kind of difficult, but it’s a useful kind of expression.
ちょっと難しいですが、役に立つ種類の表現です。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

恋と仕事に効く英語:News Letterの一覧