
「痛みを我慢する」「嫌なことを我慢する」「甘い物を我慢する」「言いたいことを我慢する」。日本語ではすべて「我慢する」ですが、英語では何を我慢するかによって動詞が変わります。
苦痛に耐えるなら endure、不快な人や状況を受け入れて耐えるなら put up with、誘惑や欲求に負けないなら resist が中心です。この記事では hold back、be patient まで含め、場面ごとの使い分けを例文で解説します。
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「我慢する」の英語は5つに分けると分かりやすい
- endure:痛み・苦しさ・困難に耐える
- put up with:不快な人・騒音・状況を仕方なく我慢する
- resist:誘惑・欲求・衝動に負けない
- hold back:感情・言葉・涙などを抑える
- be patient:焦らず待つ・辛抱する

endure:痛みや困難に「耐える」
endure は、痛み・苦しみ・困難などを長く耐え抜く、やや強く硬めの表現です。「簡単ではないが持ちこたえる」というニュアンスがあります。
She endured the pain without complaining.
彼女は文句を言わずに痛みを我慢しました。
They endured years of hardship.
彼らは何年もの苦労に耐えました。
日常の軽い不快感に使うと少し大げさに響くことがあります。「もう我慢できない」は、会話では I can’t take it anymore. のほうが自然です。
put up with:嫌だけれど「仕方なく耐える」
put up with は、不快な人・行動・音・環境などを、嫌だと思いながら受け入れる句動詞です。日常会話で非常によく使われます。
I can’t put up with the noise anymore.
この騒音にはもう我慢できません。
How do you put up with his rude behavior?
彼の失礼な態度をどうやって我慢しているの?
put up with + 名詞 の形が基本です。受け入れるという意味はありますが、積極的に認めるわけではありません。「許す・認める」の違いは「「容認する」は英語で?」でも整理しています。
resist:食欲や誘惑を「こらえる」
resist は、誘惑・衝動・欲求に負けないことです。「甘い物を我慢する」「買いたい気持ちを我慢する」などに合います。
I couldn’t resist the chocolate cake.
そのチョコレートケーキを我慢できませんでした。
She resisted the urge to check her phone.
彼女はスマホを確認したい衝動を我慢しました。
resist + 名詞、または resist the urge to + 動詞 が便利です。resist to eat とはせず、「食べるのを我慢する」なら resist the urge to eat や avoid eating とします。
hold back:言葉・怒り・涙を「抑える」
hold back は、外へ出そうになる感情・言葉・行動を抑える表現です。「言いたいことを我慢する」「泣くのを我慢する」に向いています。
I held back what I really wanted to say.
本当に言いたかったことを我慢しました。
He tried to hold back his tears.
彼は涙を我慢しようとしました。
涙なら hold back tears、怒りなら hold back anger、発言を控えるなら hold back from saying something などの形が使えます。
be patient:焦らず「辛抱する」
be patient は、結果や順番を焦らず待つときの「我慢する」です。痛みや嫌な人に耐えるというより、落ち着いて待つことに焦点があります。
Please be patient. We’ll be with you shortly.
少々お待ちください。間もなく対応いたします。
You need to be patient with yourself.
自分自身に対して焦らず、辛抱強くなる必要があります。
場面別:「我慢する」の使い分け一覧
| 日本語 | 自然な英語 | ポイント |
|---|---|---|
| 痛みを我慢する | endure the pain / bear the pain | 苦痛に耐える |
| 騒音を我慢する | put up with the noise | 不快だが受け入れる |
| 甘い物を我慢する | resist sweets / avoid eating sweets | 誘惑に負けない |
| 言いたいことを我慢する | hold back what I want to say | 言葉を抑える |
| 涙を我慢する | hold back tears | 感情が出るのを抑える |
| 順番まで我慢して待つ | wait patiently / be patient | 焦らず待つ |
| トイレを我慢する | hold it | 日常的な口語 |
初心者なら簡単な英語に言い換えよう
難しい動詞が出てこなくても、「何をしないのか」「どんな状態なのか」に分ければ伝えられます。
- It hurts, but I’m okay.(痛いけど大丈夫です)
- I don’t like it, but I’ll accept it.(嫌だけど受け入れます)
- I won’t eat it today.(今日は食べません)
- I didn’t say anything.(何も言いませんでした)
- I can wait.(待てます)
よくある間違い
× I endured him.
文法的に不可能ではありませんが、人の嫌な態度を日常会話で「我慢する」なら I put up with him. や I put up with his behavior. が自然です。
× I resisted to eat cake.
resist の直後に通常 to不定詞 は置きません。I resisted the urge to eat cake. または I avoided eating cake. とします。
× Please endure.
「ちょっと我慢して待って」は Please be patient. や Please wait a moment. が自然です。endure では深刻な苦痛に耐えるような響きになります。
ミニ会話で覚えよう
A: How can you work with all that noise?
A:あんな騒音の中でどうやって仕事できるの?
B: I’ve learned to put up with it.
B:我慢することに慣れたよ。
A: Do you want some cake?
A:ケーキ食べる?
B: I’d love some, but I’m trying to resist.
B:食べたいけど、今は我慢してるの。
A: Is the wait going to be long?
A:待ち時間は長くなりそう?
B: A little. Please be patient.
B:少しだけ。もう少し待ってください。
よくある質問
Q1. 「もう我慢できない」は英語で?
最も会話的なのは I can’t take it anymore. です。不快な人や状況なら I can’t put up with it anymore.、待てないなら I can’t wait any longer. と言えます。
Q2. endure と put up with の違いは?
endure は痛み・困難を耐え抜く硬めの表現、put up with は日常の不快な人・物・状況を仕方なく受け入れる口語表現です。
Q3. 「ダイエット中だから我慢する」は?
I’m trying to resist because I’m on a diet. と言えます。もっと簡単なら I won’t eat it because I’m on a diet. でも十分伝わります。
Q4. 「トイレを我慢する」は endure ですか?
日常会話では hold it が自然です。I can’t hold it much longer. で「もう長くは我慢できない」と言えます。
まとめ:「何を我慢するか」を英語にしよう
- 痛み・困難に耐える:endure
- 不快な人や状況を仕方なく受け入れる:put up with
- 誘惑や欲求に負けない:resist
- 言葉・涙・怒りを抑える:hold back
- 焦らず待つ:be patient
日本語の「我慢する」をそのまま一語に置き換えるのではなく、痛みに耐えるのか、嫌な状況を受け入れるのか、誘惑を断つのかまで具体化すると、自然な英語を選べます。









