「感動する」は英語で?be moved・be touched・be impressedの違い

「感動する」は英語で?be moved・be touched・be impressedの違い

映画を観て感動した。友達の優しさに感動した。すばらしい演奏に感動した。日本語ではどれも「感動する」と言えますが、英語では何に、どんなふうに心を動かされたのかによって表現が変わります。

代表的なのは be movedbe touchedbe impressed の3つです。似ているようで、感情の深さや注目しているポイントが少しずつ違います。

最初に結論

物語や音楽などに深く心を動かされたら be moved、人の優しさや思いやりに心が温かくなったら be touched、技術・出来栄え・能力の高さに「すごい」と感心したら be impressed が基本です。

「感動する」を表す3つの基本表現

英語 感動の中心 よく使う場面
be moved 心を深く動かされる 映画、物語、音楽、演説
be touched 優しさに触れ、心が温かくなる 親切、贈り物、言葉、気遣い
be impressed すばらしさや実力に感心する 演奏、仕事、能力、景色、成果

日本語の「感動」は、胸が熱くなる感情も「すごい!」という感心も含められます。英語では、この2つを分けて考えるのがコツです。

be moved・be touched・be impressedの違いを3つの場面で示した比較イラスト

be moved:深く心を動かされて感動する

be moved は、映画・音楽・物語・スピーチなどによって感情が大きく揺さぶられたときに使います。うれしさだけでなく、悲しさや尊敬などが混ざった深い感動にも使える表現です。

  • I was deeply moved by the movie.
    その映画に深く感動しました。
  • We were moved by her speech.
    私たちは彼女のスピーチに感動しました。
  • His story moved me to tears.
    彼の話を聞いて感動の涙が出ました。
  • I was moved by the beautiful music.
    その美しい音楽に心を動かされました。

「何によって感動したか」を続けるときは、基本的に be moved by+人・もの を使います。

The movie moved me. のように、movedを動詞として「その映画が私の心を動かした」と言うこともできます。ただし、初心者はまず I was moved by … の形を覚えると使いやすいでしょう。

be touched:優しさや思いやりに触れて感動する

be touched は、人の親切、温かい言葉、心のこもった贈り物などに触れ、じんわりと心が温かくなったときにぴったりです。be movedよりも、個人的な気遣いや人とのつながりに焦点が当たりやすい表現です。

  • I was touched by your kindness.
    あなたの優しさに感動しました。
  • She was touched by his thoughtful gift.
    彼女は彼の心のこもった贈り物に感動しました。
  • I’m really touched that you remembered.
    覚えていてくれたなんて、本当に感動しました。
  • Your message touched my heart.
    あなたのメッセージが心に響きました。

相手へ直接「感動したよ」と伝えるなら、I’m touched.That really touched me. も自然です。

be impressed:「すごい」と感心して感動する

be impressed は、能力、技術、完成度、成果などを高く評価して「すごい」「さすがだ」と感心したときに使います。胸がいっぱいになる感動というより、相手や物事のすばらしさに強い印象を受ける感覚です。

  • I was impressed by her performance.
    彼女の演技に感動しました/感心しました。
  • We were impressed with the quality of the service.
    私たちはサービスの質の高さに感心しました。
  • I’m impressed by how quickly you learned.
    こんなに早く覚えたなんて、感心しました。
  • The view was breathtaking. I was really impressed.
    息をのむ景色で、本当に感動しました。

be impressed bybe impressed with はどちらも使われます。byは「何が印象を与えたか」、withは「何の出来栄えや質に感心したか」に焦点を置きやすいですが、日常会話では重なる場面も多くあります。

be movedとbe touchedの違い

この2つはどちらも「心を動かされた」という感情的な表現です。違いを大まかに整理すると、次のようになります。

表現 イメージ
be moved 感情が深く、大きく揺さぶられる 映画、歌、人生の物語
be touched 人の優しさに触れ、心が温かくなる 親切、手紙、思いやり

たとえば、友人が誕生日を覚えていてくれたなら I was touched. が自然です。映画の結末で涙が出たなら I was moved. が合います。

ただし境界は絶対ではありません。心温まる映画に I was touched by the movie. と言うこともできます。何を強調したいかで選びましょう。

場面別:「感動した」の自然な英語

映画に感動した

I was moved by the movie.
映画に心を揺さぶられた、という最も自然な表現です。

The movie was very moving.
その映画はとても感動的でした。

友達の優しさに感動した

I was touched by my friend’s kindness.
友達の優しさに心を打たれました。

すばらしい演奏に感動した

心を揺さぶられたなら I was moved by the performance.、技術の高さに感心したなら I was impressed by the performance. が自然です。

美しい景色に感動した

I was amazed by the beautiful view.
美しい景色に驚き、感動しました。

The view took my breath away.
その景色に息をのみました。

景色の圧倒的な美しさには、be impressedだけでなく be amazedtake one’s breath away もよく使われます。

「感動的な」はmoving・touching・impressive

人が「感動した」ときはmoved・touched・impressed、感動を与える側にはmoving・touching・impressiveを使います。

人の気持ち 感動を与えるもの
I was moved. It was moving.
I was touched. It was touching.
I was impressed. It was impressive.

× I was moving. と言うと、「私は動いていた」という別の意味になりかねません。「私は感動した」は I was moved. です。

カジュアルな「めっちゃ感動した」

  • It was amazing!
    すごかった!
  • I was blown away.
    圧倒された/ものすごく感動した。
  • It really got to me.
    本当に心に響いた。
  • It brought tears to my eyes.
    思わず涙が出ました。

I was blown away. はカジュアルで強い表現です。予想を大きく超える演奏、景色、作品などに向いています。

「感動する」の英語でよくある間違い

感動した人にexcitingを使わない

exciting は「わくわくさせる」、excited は「わくわくしている」です。心を打たれた「感動」とは少し違います。

○ The game was exciting.
その試合は興奮する内容でした。

○ I was moved by the story.
その物語に感動しました。

impressedは「感情で涙する」とは限らない

I was impressed. は便利ですが、多くの場合「出来がよくて感心した」という評価を含みます。涙が出るほど心を揺さぶられたならmovedのほうが伝わりやすいでしょう。

「感動する」の英語に関するFAQ

「とても感動しました」は英語で?

映画や話に心を動かされたなら I was deeply moved.、親切に感動したなら I was really touched.、技術や成果に感心したなら I was very impressed. が自然です。

「感動して泣いた」は英語で?

I was moved to tears.It brought tears to my eyes. と言えます。

「心に響いた」は英語で?

It touched my heart.It really resonated with me. が使えます。後者は、言葉や考えに強く共感したニュアンスです。

感動して誰かを褒めるなら?

I’m impressed! が使いやすい表現です。相手の英語、料理、仕事、上達などを「すごいね」と評価するときに自然です。

まとめ

  • be moved:映画・音楽・物語などに深く心を動かされる
  • be touched:人の優しさや思いやりに触れて心が温かくなる
  • be impressed:能力・技術・完成度の高さに感心する
  • moving / touching / impressive:感動を与える側を表す

まずは、映画なら I was moved.、親切なら I was touched.、すごい実力なら I was impressed. と覚えれば十分です。「感動」を一語で訳そうとせず、自分の心がどう動いたのかを考えると、英語らしい表現を選びやすくなります。

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