
「家を出発する」「旅行に出発する」「電車が出発する」。日本語ではどれも「出発する」ですが、英語では場面や話し方によって表現が変わります。
日常会話で最もよく使うのは leave です。ほかにも、案内や時刻表で使われる depart、旅を始める set off、気軽に出かける head out があります。この記事では、4表現の違いと前置詞の使い方を、初心者向けの例文で整理します。
普段の「出発する」は、まず leave を使えば大丈夫です。交通機関や正式な案内なら depart、旅行や長い道のりを始めるなら set off、会話で「そろそろ出かける」なら head out が自然です。
Contents
「出発する」は英語で一語に決まらない
| 英語 | 中心の意味 | よく使う場面 |
|---|---|---|
| leave | ある場所を離れる | 家、会社、空港、旅行 |
| depart | 正式に出発する | 電車、飛行機、案内、時刻表 |
| set off | 旅・道のりを始める | 旅行、ドライブ、長い移動 |
| head out | 外へ向かって出かける | 日常会話、外出、帰宅前 |
迷ったときは、最も広く使える leave から始めましょう。日本語の「出発する」よりも、「その場所を離れる」と考えると英語にしやすくなります。

leave:日常で最も使いやすい「出発する」
leave の中心は「今いる場所を離れる」です。家や会社を出るとき、旅行へ出発するとき、電車や飛行機が出るときまで幅広く使えます。
- I’m leaving now.
今、出発します。 - We left home at seven.
私たちは7時に家を出発しました。 - What time are you leaving?
何時に出発しますか。 - The train leaves at 9:30.
電車は9時30分に出発します。
「家を出る」は leave home と言えます。通常、homeの前にfromは必要ありません。
○ I left home early.
△ I left from home early.
出発地点を対比したい場合はleave fromも使えますが、日常会話ではleave home、leave the office、leave Tokyoのように、leaveの直後へ場所を置くのが基本です。
depart:交通機関や正式な案内で使う
depart も「出発する」ですが、leaveよりフォーマルです。電車や飛行機のアナウンス、時刻表、旅行案内などによく登場します。
- The flight departs at 10:15.
その便は10時15分に出発します。 - The train will depart from Platform 3.
電車は3番ホームから出発します。 - We departed from Tokyo early in the morning.
私たちは早朝に東京を出発しました。 - Passengers should be ready to depart.
乗客は出発の準備をしてください。
出発地点を続けるときは、一般に depart from+場所 を使います。leaveは直接場所を置けますが、departにはfromをつける点が大きな違いです。
leave Tokyo / depart from Tokyo
set off:旅行や長い道のりへ出発する
set off は、旅やドライブなどの「道のりを始める」イメージです。単に建物を出るだけでなく、目的地へ向かうまとまった移動によく使います。
- We set off early in the morning.
私たちは朝早く出発しました。 - They set off for Kyoto after breakfast.
彼らは朝食後、京都へ向けて出発しました。 - Let’s set off before it gets dark.
暗くなる前に出発しましょう。 - She set off on a long journey.
彼女は長い旅に出ました。
目的地を続けるなら set off for+目的地、旅そのものなら set off on+旅 が自然です。
head out:会話で「出かける・出発する」
head out は日常会話でよく使われるカジュアルな表現です。「外へ向かう」「そろそろ出かける」という軽い響きがあります。
- I’m going to head out now.
そろそろ出発します。 - We should head out soon.
そろそろ出発したほうがいいね。 - She headed out for work at eight.
彼女は8時に仕事へ出かけました。 - Are you ready to head out?
出発する準備はできましたか。
友人との会話や職場から帰るときにも使えます。かしこまった案内や時刻表には向きません。
leave forとleave fromの違い
「どこへ出発するか」と「どこから出発するか」で、前置詞が変わります。
| 形 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| leave for+目的地 | ~へ向けて出発する | leave for Osaka |
| leave from+出発地点 | ~から出発する | leave from Haneda |
| leave+場所 | その場所を離れる | leave home |
- We’re leaving for Osaka tomorrow.
私たちは明日、大阪へ出発します。 - The bus leaves from the east exit.
バスは東口から出発します。 - I left the office at six.
私は6時に会社を出ました。
leave Tokyo for Osaka とすれば、「東京を離れて大阪へ向かう」という出発地と目的地の両方を表せます。
場面別:「出発する」の自然な英語
旅行に出発する
普段の会話ならleave、旅の始まりを印象的に伝えるならset offが自然です。
We’re leaving for our trip tomorrow morning.
明日の朝、旅行に出発します。
We set off on our journey at sunrise.
私たちは日の出とともに旅へ出発しました。
家を出発する
leave home が最も簡単です。
I usually leave home at 8:00.
私は普段8時に家を出ます。
電車・飛行機が出発する
会話ではleave、正式な案内ではdepartがよく使われます。
What time does the last train leave?
終電は何時に出発しますか。
Flight 205 will depart shortly.
205便はまもなく出発します。
「そろそろ出発しよう」と言う
友人との会話では、次の表現が自然です。
- Let’s go.
行こう/出発しよう。 - Let’s get going.
そろそろ行こう。 - We should head out.
そろそろ出発したほうがいいね。 - It’s time to leave.
出発する時間です。
初心者はleaveだけでも十分伝わる
departやset offをすぐに選べなくても、leaveを使えば多くの場面を表現できます。
- I’m leaving now.
今、出発します。 - I’ll leave at seven.
7時に出発します。 - Let’s leave early.
早く出発しましょう。 - We already left.
私たちはもう出発しました。
難しい「出発する」という日本語を英訳しようとせず、「ここを離れる」と考えるのがコツです。
間違えやすい「出発する」の英語
目的地の前はfor
× We left to Kyoto.
○ We left for Kyoto.
「京都へ向けて出発した」はleave for Kyotoです。leave toはこの意味では使いません。
departの出発地点にはfrom
× The train departs Tokyo.
○ The train departs from Tokyo.
leaveは「置き忘れる」という意味にもなる
I left my phone at home. は「家を出発した」ではなく、「スマートフォンを家に置き忘れた」です。leaveの後ろに物を置くと、「その物を残す」という意味になることがあります。
startはいつでも「出発する」ではない
startは「始める」が中心です。旅を始める意味ではstart a journeyと言えますが、家や駅から出発するならleaveのほうが自然です。
「出発する」の英語に関するFAQ
leaveとdepartの違いは?
leaveは日常会話で幅広く使う「その場所を離れる」、departは交通機関や正式な案内で使うフォーマルな「出発する」です。
「今から出発します」は英語で?
I’m leaving now. が最も自然で簡単です。少しカジュアルに「今から出かけるね」なら I’m heading out now. も使えます。
「出発しました」は英語で?
We left. や They’ve already left. が自然です。交通機関の正式な状況なら The train has departed. と言えます。
「出発時間」は英語で?
departure time と言います。「到着時間」はarrival timeです。駅や空港ではdeparturesが出発便、arrivalsが到着便を表します。
まとめ
- leave:日常で最も広く使える「出発する・離れる」
- depart:交通機関や正式な案内で使う
- set off:旅行や長い道のりを始める
- head out:会話で「そろそろ出かける」
まずは I’m leaving now. を使えるようにしましょう。目的地ならleave for、出発地点を示すならleave fromやdepart fromを使います。日本語の漢語を難しい英単語へ置き換えるのではなく、実際の動作を基本動詞で表すと、自然な英語が作りやすくなります。
学校への出発や交通手段まで具体的に説明するなら、「通学する」は英語で?も参考にしてください。









