
「検収する」は英語で、納品物を内容・数量・品質まで確認するなら inspect や check、確認後に正式に受け入れるなら accept、責任者として完了を承認するなら sign off on が自然です。
日本語の「検収する」には、届いたものを調べる作業と、問題がないと判断して受け入れる手続きの両方が含まれます。そのため、英語では inspect and accept the delivery のように二つの動作へ分けると、意味を正確に伝えられます。
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「検収する」の主な英語表現
| 英語 | 中心的な意味 | 使う場面 | 代表例文 |
|---|---|---|---|
| inspect | 品質・状態を詳しく検査する | 商品、設備、工事、製品 | We inspected the delivered equipment. |
| check | 数量・内容・仕様を確認する | 日常的な確認、納品書との照合 | I checked the items against the order. |
| accept | 確認後、納品物を正式に受け入れる | 納品、成果物、システム | The client accepted the final deliverables. |
| sign off on | 責任者が最終承認する | 成果物、工事、プロジェクト完了 | The client signed off on the completed work. |
一番自然な表現は?
「届いた品物を検収する」のように、まず中身や品質を調べることを言いたいなら inspect the delivered goods や check the delivery が自然です。検査を終え、契約上の条件を満たしたものとして正式に受け入れるところまで含めるなら accept the delivery を使います。
日本語の「検収する」に最も近い流れを一文で言うなら、We inspected and accepted the delivery.(納品物を確認し、受け入れました)が分かりやすい表現です。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本語の「検収する」と英語の意味のズレ
日本語では「検収しました」の一言で、数量確認、品質検査、仕様との照合、受領、承認、支払い手続きへの移行まで含む場合があります。英語では、何をしたのかを具体的に表します。
- 状態・品質を調べた:inspect the goods
- 注文内容と照合した:check the items against the order
- 条件どおりだと確認した:verify that the requirements were met
- 正式に受け入れた:accept the delivery
- 責任者が完了承認した:sign off on the work

inspectの使い方と語順
inspect+物 で「物を詳しく検査する」です。外観を眺めるだけでなく、品質や状態が基準を満たしているかを調べるニュアンスがあります。
- We inspected all the delivered items.(納品された品物をすべて検査しました)
- The engineer inspected the new equipment.(技術者が新しい設備を検査しました)
- Please inspect the goods before accepting them.(受け入れる前に商品を検査してください)
名詞は inspection です。「受入検査」は文脈により acceptance inspection や incoming inspection と言えます。
checkの使い方と語順
check+物 は、日常的に幅広く使える「確認する」です。納品書・注文書・仕様書などとの照合には check A against B が便利です。
- I checked the delivery.(納品物を確認しました)
- Please check the quantity and condition.(数量と状態を確認してください)
- We checked the items against the purchase order.(品物を発注書と照合しました)
詳しい検査を強調するなら inspect、単純な内容・数量確認なら check が自然です。
acceptの使い方と語順
accept+納品物・成果物 で「条件を満たしたものとして正式に受け入れる」です。単に荷物を受け取っただけではなく、検査や確認後の受入判断を表せます。
- We accepted the delivery after inspection.(検査後、納品物を受け入れました)
- The client has not accepted the final report yet.(クライアントはまだ最終報告書を検収していません)
- The system was tested and formally accepted.(システムはテストされ、正式に検収されました)
物理的に荷物を受け取っただけなら receive です。receive は到着・受領、accept は内容に問題がないと判断して受け入れる点に違いがあります。
sign off onの使い方と語順
sign off on+成果物・仕事 で、権限を持つ人が最終確認し、承認することを表します。
- The customer signed off on the installation.(顧客が設置作業を検収しました)
- We need the client to sign off on the final version.(最終版についてクライアントの検収承認が必要です)
- The project cannot close until they sign off.(彼らが承認するまでプロジェクトを完了できません)
表現の詳しい語順は、sign offとsign off onの専門記事でも確認できます。
場面別:「検収する」の英語例文
商品・部品
- I checked the delivered parts this morning.(今朝、納品された部品を検収しました)
- Two items failed the inspection.(2点が検査に合格しませんでした)
- We accepted all items except the damaged one.(破損品以外はすべて検収しました)
システム・ソフトウェア
- We tested the system before accepting it.(検収前にシステムをテストしました)
- The client accepted the software after the final test.(クライアントは最終テスト後にソフトウェアを検収しました)
- We found three issues during acceptance testing.(受入テスト中に3件の問題が見つかりました)
制作物・業務委託
- The client checked and accepted the final files.(クライアントが最終ファイルを確認し、検収しました)
- She signed off on the completed design.(彼女が完成したデザインを検収承認しました)
- Payment will be made after acceptance.(検収後に支払いが行われます)
独り言・英語日記
- I need to check today’s delivery.(今日の納品物を検収しないと)
- I inspected the equipment and found no problems.(設備を検収したが問題はなかった)
- We finally accepted the new system today.(今日、ようやく新システムを検収した)
inspect・verify・acceptの違い
- inspect:現物の品質・状態を詳しく調べる
- verify:仕様・数値・条件が正しいことを確かめる
- accept:検査結果を踏まえ、正式に受け入れる
たとえばシステム開発なら、動作を test し、要件を満たすか verify し、最後に顧客が accept する、という流れになります。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
inspect や acceptance inspection が出てこなくても、「何を確認したのか」「問題があったか」「その後、受け入れたか」を基本語で伝えれば十分です。
| 伝えたいこと | 基本語での言い換え |
|---|---|
| 納品物を検収した | I checked everything they sent us. |
| 数量と品質を検収した | I checked the number and quality of the items. |
| 問題がなかったので受け入れた | Everything was OK, so we accepted it. |
| 不具合があり検収できなかった | We found a problem, so we could not accept it. |
| 確認が終わり、支払いに進める | We checked it, and now we can pay. |
たとえば「システムを検収しました」と言いたいのに専門表現が出なければ、We tested the system. Everything worked, so we said it was OK. と言えば、作業と結果の両方が伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
よくある間違い
receiveだけで「検収した」とする
receive は受け取った事実だけを表します。内容確認や正式な受入まで伝えるなら inspect、check、accept を使います。
acceptを検査そのものに使う
accept は検査ではなく、その結果を受けて正式に受け入れることです。検査作業なら inspect や check が必要です。
confirm the goodsとだけ言う
confirm は事実や予定を確認する場面では使えますが、現物を検査する意味では check や inspect のほうが自然です。
inspectionとacceptanceを同じ意味だと思う
inspection は検査の工程、acceptance は正式な受入判断です。検査しても、不具合があれば受け入れないことがあります。
「検収する」の英語FAQ
Q1. 「検収完了」は英語で?
inspection completed は検査完了、acceptance completed は正式な受入完了です。業務メールでは We have completed our inspection and accepted the delivery. と書くと明確です。
Q2. 「検収待ち」は英語で?
awaiting inspection または pending acceptance と言えます。検査待ちか、最終受入待ちかで使い分けます。
Q3. 「検収書」は英語で?
文書の目的により acceptance certificate、inspection report、certificate of acceptance などが使われます。契約書で定義された正式名称を優先してください。
Q4. 「検収期限」は英語で?
inspection deadline や acceptance deadline と言えます。検査期限か、正式受入の期限かを明確にします。
Q5. 「検品する」と「検収する」は英語でどう違う?
検品は主に現物の数量・品質確認なので inspect や check が中心です。検収は確認後の正式な受入まで含みやすいため、inspect and accept と表すと違いが明確です。
まとめ
「検収する」は、品質や状態を詳しく調べるなら inspect、数量や内容を確認するなら check、条件を満たしたものとして正式に受け入れるなら accept、責任者として最終承認するなら sign off on が基本です。
難しい表現が出ないときは、I checked everything they sent us.、Everything was OK, so we accepted it. のように、確認した内容と結果へ分解しましょう。発注・納期・納品に関する周辺表現は、購買・調達で使う英語フレーズも参考になります。また、正式な受入後の承認表現は「承認する」の英語表現で詳しく解説しています。








