「敵対する」は英語で?oppose・be hostile to・clash withの違いと簡単な言い換え

「敵対する」は英語で?oppose・be hostile to・clash withの違いを紹介するアイキャッチ

「敵対する」は英語で、何かに反対するなら oppose、人や組織に敵対的な態度を取るなら be hostile to、相手と実際に衝突するなら clash with が代表的です。

日本語では同じ「敵対する」でも、英語では何に反対しているのか、どのような関係なのか、実際に衝突したのかによって表現を選びます。

  • 計画や考えに反対する:oppose
  • 人や組織に敵対的である:be hostile to
  • 相手と意見・利害が衝突する:clash with
  • 意見や立場が合わない:be at odds with

「敵対する」を表す主な英語表現

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
oppose 反対する・阻止しようとする 案、政策、決定、相手の行動 They opposed the plan.
be hostile to 敵意を持つ・敵対的である 人、組織、国家、考え方 He was hostile to us.
clash with 衝突する・対立する 意見、性格、利害、実際の争い She clashed with her boss.
be at odds with 意見・立場が合わない 職場、家族、方針、価値観 I’m at odds with the team.

一番自然な表現は場面で変わる

「その計画に敵対する」のように、提案や政策への反対を表すなら oppose が自然です。一方、「彼は私たちに敵対している」のように人間関係や組織間の敵意を言うなら be hostile to を使います。

  • I oppose the new policy.
    私はその新しい方針に反対しています。
  • They are hostile to each other.
    彼らは互いに敵対しています。
  • I often clash with my manager over priorities.
    私は優先順位をめぐって上司とよく衝突します。
  • Our department is at odds with the sales team.
    私たちの部署は営業チームと対立しています。

日常会話で強い「敵」という響きを避けたいときは、We don’t agree.We have different goals. のように、対立の中身を具体的に説明するほうが自然なことも多くあります。

oppose:意見・計画・行動に反対する

oppose は、計画、提案、政策、変更などに反対することを表す他動詞です。単に意見が違うだけでなく、実行を止めようとする姿勢まで含む場合があります。

  • Many employees opposed the change.
    多くの社員がその変更に反対しました。
  • I strongly oppose discrimination.
    私は差別に強く反対します。
  • She opposed his decision to leave the team.
    彼女は彼がチームを離れる決定に反対しました。

語順は oppose+名詞・動名詞 です。oppose to the plan とはせず、oppose the plan と直接目的語を置きます。

be hostile to:人・組織・考え方に敵対的である

hostile は「敵意のある・非友好的な」という形容詞です。冷たい態度、攻撃的な発言、協力を拒む姿勢など、敵意が外に表れている場面に向いています。

  • He has been hostile to me since the meeting.
    彼はその会議以来、私に敵対的です。
  • The two groups remain hostile to each other.
    その二つのグループは今も互いに敵対しています。
  • Some people are hostile to the idea of change.
    変化という考え方に強く反発する人もいます。

be hostile to+人・組織・考え が基本です。人に向けた態度を強調するときは be hostile toward も使えます。

clash with:意見・性格・利害が衝突する

clash with は、双方の意見や性格、目的がぶつかることを表します。一方だけが反対する oppose と違い、両者の間で衝突が起きているイメージです。

  • I clashed with my coworker over the schedule.
    私は日程をめぐって同僚と衝突しました。
  • Her ideas often clash with mine.
    彼女の考えは私の考えとよく対立します。
  • The protesters clashed with the police.
    抗議者たちは警察と衝突しました。

人との衝突なら clash with+人、争点を加えるなら clash with A over B とします。

oppose・be hostile to・clash withによる「敵対する」の使い分け

be at odds with:立場や考えが合わない

be at odds with は、敵意を直接示すというより、意見や利害、価値観が一致せず対立している状態を表します。職場や家族の話でも使いやすい、やや控えめな表現です。

  • I’m at odds with my boss over this issue.
    私はこの問題について上司と意見が対立しています。
  • The decision is at odds with our values.
    その決定は私たちの価値観と相いれません。
  • The two departments have long been at odds.
    その二つの部署は長い間対立しています。

日本語の「敵対する」と英語の意味のズレ

日本語の「敵対する」には、相手を敵だとみなすこと、敵意を持つこと、反対行動を取ること、実際に衝突することまで含められます。英語では、何が起きたかを切り分けます。

  • 相手を敵だと見た → see A as an enemy
  • 案や行動に反対した → oppose A
  • 敵意のある態度を取った → be hostile to A
  • 意見や利害がぶつかった → clash with A
  • 立場が一致しない → be at odds with A

相手を「敵」と認識する段階については、「敵視する」の英語表現も参考になります。

しゅみすけ(大山俊輔)

「敵対する」という一語から英単語を探すのではなく、「反対した」「非友好的な態度を取った」「意見が衝突した」に分けると、自然な英語を選びやすくなります。

場面別の例文

独り言・英語日記

  • I don’t want to be hostile to anyone.
    私は誰とも敵対したくありません。
  • I disagreed with her, but I didn’t oppose everything she said.
    彼女とは意見が違いましたが、彼女の発言すべてに反対したわけではありません。
  • I clashed with my boss again today.
    今日また上司と衝突しました。

日常会話・人間関係

  • Why are they so hostile to each other?
    なぜ彼らはそれほど敵対しているのですか。
  • We have different views, but we’re not enemies.
    考えは違いますが、私たちは敵ではありません。
  • They are at odds over money.
    彼らはお金のことで対立しています。

仕事・組織

  • Our team opposed the proposal because it was too risky.
    リスクが高すぎたため、私たちのチームはその提案に反対しました。
  • The two departments clashed over the budget.
    その二つの部署は予算をめぐって対立しました。
  • We should work together instead of being hostile to each other.
    互いに敵対するのではなく、協力すべきです。

「敵視する」「反対する」「対立する」との違い

  • 敵視する:相手を敵・脅威だと見ることが中心
  • 反対する:案や意見に賛成しないことが中心
  • 対立する:立場や利害が合わず向かい合う状態が中心
  • 敵対する:相手に敵意を示したり、反対行動を取ったりすることが中心

味方だった人が反対側に回る場合は、turn againstの意味と使い方も確認してみてください。攻撃という具体的な行動まで進んだ場合は、「攻撃する」の英語表現が近くなります。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

opposehostile が出てこなくても、誰が何に反対し、どのような行動を取ったかを基本語で説明できます。

  • They don’t agree with our plan.
    彼らは私たちの計画に賛成していません。
  • He is not friendly to us.
    彼は私たちに友好的ではありません。
  • She is always against my ideas.
    彼女はいつも私の考えに反対します。
  • We want different things.
    私たちは望んでいることが違います。
  • The two groups don’t want to work together.
    その二つのグループは協力したがっていません。
  • They argued and stopped helping each other.
    彼らは言い争い、互いに助けるのをやめました。

つまり「敵対する」を知らなくても、同意しない・友好的ではない・協力しない・言い争ったに分解すれば、状況の中心は十分伝わります。

しゅみすけ(大山俊輔)

“They don’t agree, and they don’t want to work together.” のように事実を二つ並べるだけでも、「敵対している」状況はしっかり伝わります。

よくある間違い

opposeの後ろにtoを置く

× I oppose to the plan.
○ I oppose the plan.

oppose は他動詞なので、目的語を直接続けます。一方、名詞の opposition なら opposition to the plan とします。

hostileの後ろに人を直接置く

× He is hostile me.
○ He is hostile to me.
○ He is hostile toward me.

clashを常に物理的な衝突だと思う

clash は殴り合いだけでなく、意見、性格、予定、色などが「合わない・ぶつかる」場合にも使えます。

disagreeとbe hostileを同じ意味にする

disagree は単に意見が違うことです。意見が違っても、相手に敵意があるとは限りません。be hostile to は、より強い非友好的な態度を表します。

FAQ

「敵対関係にある」は英語で?

be hostile to each otherbe in conflictbe at odds などが使えます。国家や組織間の強い対立なら the two countries are hostile to each other のように言えます。

「敵対行為」は英語で?

一般には hostile action や、複数形で hostilities が使われます。文脈によっては「攻撃」を意味する attack のほうが具体的です。

opposeとdisagreeの違いは?

disagree は意見が違うこと、oppose は計画や行動に反対し、ときには実行を止めようとすることです。

be hostile toとhateの違いは?

hate は強く嫌う気持ち、be hostile to は敵意のある態度や関係を表します。嫌っていても態度に出さない場合は、必ずしも hostile ではありません。

「敵対しない」は英語で?

not be hostile to と言えますが、会話では We don’t have to be enemies.(敵同士になる必要はありません)や Let’s work together.(協力しましょう)も自然です。

まとめ

  • 案・政策・行動に反対する:oppose
  • 人や組織に敵意を示す:be hostile to
  • 意見・性格・利害が衝突する:clash with
  • 立場や考えが合わない:be at odds with

難しい表現が出てこなければ、They don’t agree.He is not friendly to us.They don’t want to work together. のように、何が起きているかを基本語で説明すれば大丈夫です。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

日本語のニュアンス表現を英語での一覧