
「校閲する」は英語で、出版・編集の仕事なら copyedit が代表的です。より広く「文章を編集する」なら edit、事実関係の確認を強調するなら fact-check と表せます。
ただし、誤字や句読点だけを確認する proofread は、通常「校正する」に近い表現です。英語では、何を確認しているのかによって動詞を選びます。
Contents
「校閲する」を表す主な英語表現
| 英語 | 中心的な意味 | 使う場面 | 代表例文 |
|---|---|---|---|
| copyedit | 文法・表現・事実・一貫性を確認して整える | 出版、記事、原稿の校閲 | She copyedited the manuscript. |
| edit | 文章を広く編集・修正する | 構成や内容も含めて整えるとき | I edited the article. |
| fact-check | 記述が事実か確認する | 名前、日付、数字、引用などの確認 | We fact-checked the story. |
| proofread | 誤字・文法・句読点を最終確認する | 提出・印刷・公開前の校正 | He proofread the final version. |
一番自然な表現はどれ?
出版社やメディアで「原稿を校閲する」と言うなら、copyedit a manuscript や copyedit an article が具体的です。
日常の仕事で専門的な役割名まで必要ない場合は、edit が自然です。数字や固有名詞の正確さを確認したことを伝えたいなら、fact-check を使います。
- I’m copyediting a magazine article.(雑誌記事を校閲しています)
- Could you edit this document?(この文書を編集してもらえますか)
- Please fact-check the names and dates.(名前と日付を事実確認してください)
しゅみすけ(大山俊輔)
日本語の「校閲する」と英語の意味のズレ
日本語の「校閲する」には、原稿を読み、誤り、不自然な表現、事実関係、表記の一貫性などを確認する幅広い意味があります。
英語の copyedit もかなり近い言葉ですが、職場や出版物によって担当範囲は異なります。そのため、事実確認を明確にしたければ fact-check、最終的な誤字確認なら proofread と、実際の作業を言葉にするのが確実です。

各表現の使い方と語順
copyedit+原稿・記事
copyedit は他動詞なので、その直後に対象を置きます。
- copyedit a manuscript(原稿を校閲する)
- copyedit an article(記事を校閲する)
- copyedit the final draft(最終稿を校閲する)
表記には copyedit、copy-edit、copy edit などの揺れがあります。所属先のスタイルガイドに従うのが安全です。
edit+文書
edit も直後に目的語を置きます。変更内容を示すなら edit A for B や edit A to do が便利です。
- She edited the text for clarity.(彼女は分かりやすくなるよう文章を編集しました)
- I edited the introduction to make it shorter.(短くするため導入部を編集しました)
fact-check+対象
fact-check は、主張、記事、情報などが事実かどうか確認する動詞です。
- fact-check an article(記事の事実確認をする)
- fact-check the statistics(統計の事実確認をする)
proofread+文書
proofread は誤字、文法、句読点などの最終確認に使います。
- proofread an email(メールを校正する)
- proofread the document for errors(文書に誤りがないか校正する)
場面別に使える例文
独り言・英語日記
- I copyedited two articles today.(今日は記事を2本校閲しました)
- I checked every name and date.(名前と日付をすべて確認しました)
- I found an inconsistency in the last section.(最後の節に不整合を見つけました)
日常会話
- Could you check this for mistakes?(これに間違いがないか確認してもらえますか)
- I asked a friend to read it before I posted it.(投稿前に友人に読んでもらいました)
仕事・出版
- She copyedited the manuscript for consistency and clarity.(彼女は一貫性と明瞭さを確認しながら原稿を校閲しました)
- We need to fact-check the figures before publication.(出版前に数字を事実確認する必要があります)
- The editor corrected the spelling of several names.(編集者は複数の名前のつづりを修正しました)
copyedit・proofread・peer-reviewの違い
copyedit は文章の正確さ、明瞭さ、一貫性を整える作業です。proofread は仕上げ段階で表面的なミスを探す作業です。peer-review は、研究内容を同じ分野の専門家が評価する学術的な査読です。
- copyedit:表現・事実・一貫性を校閲する
- proofread:誤字・文法・句読点を校正する
- peer-review:研究の方法や妥当性を専門家として査読する
書き手が文章を練り上げる場合は、「推敲する」は英語で?をご覧ください。学術的な評価との違いは、「査読する」は英語で?で整理しています。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
copyedit や fact-check が出てこなくても大丈夫です。「何を確認し、何を直したか」に分ければ、基本語で説明できます。
- I read the article carefully.(記事を注意深く読みました)
- I checked the names and dates.(名前と日付を確認しました)
- I checked that the facts were correct.(事実が正しいか確認しました)
- I fixed unclear sentences.(分かりにくい文を直しました)
- I made the wording consistent.(表現を統一しました)
I read the article carefully, checked the facts, and fixed unclear sentences. と言えば、「記事を校閲した」という仕事を簡単な英語だけで伝えられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
よくある間違い
proofreadだけで校閲の全作業を表さない
proofread は主に表面的な誤りの最終確認です。事実、論理、一貫性まで確認したなら、copyedit や具体的な fact-check を使います。
check the factと単数形に固定しない
記事内の複数の事実を確認するなら、通常は check the facts や fact-check the article と言います。
edit about the articleとしない
edit は他動詞なので、通常は前置詞を入れず edit the article とします。
copywriterとcopy editorを混同しない
copywriter は広告文などを書く人、copy editor は原稿を校閲・編集する人です。
「校閲する」のFAQ
Q. 「原稿を校閲する」は英語で?
copyedit a manuscript が具体的です。一般的には edit a manuscript も使えます。
Q. 「記事を校閲する」は英語で?
copyedit an article と言えます。事実確認を強調するなら fact-check an article です。
Q. 「校閲者」は英語で?
copy editor が一般的です。二語で書く形が広く使われます。
Q. copyeditとcopy-editはどちらが正しい?
どちらも見られます。copyedit、copy-edit、動詞としての copy edit には表記の違いがあるため、媒体や組織のスタイルに合わせます。
Q. 「事実関係を校閲する」は英語で?
fact-check the information や check that the facts are correct が自然です。
まとめ
「校閲する」は出版・編集の文脈なら copyedit、広く編集するなら edit、事実を確認するなら fact-check が使えます。誤字などの最終確認は proofread です。
難しい表現が出てこないときは、I read it carefully. I checked the facts. I fixed unclear sentences. のように、実際に行った確認と修正へ分解して伝えましょう。








