
「確認する」「対応する」「検討する」「実施する」など、日本語では漢字熟語に「する」を付けるだけで、さまざまな動作や状態を表せます。
ところが英語では、日本語の一語に対して英単語が一つだけ対応するとは限りません。たとえば「確認する」でも、内容を見るなら check、間違いないと確定するなら confirm、もう一度検討するなら review が自然です。
このページでは、「○○する」は英語でどう言うのかを、意味や場面ごとに12分野へ整理します。辞書的・専門的な表現だけでなく、会話で自然な英語と、難しい単語を知らないときの簡単な言い換えも探せます。
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「○○する」は英語で一語に決まらない
漢字二文字の熟語は、短い言葉の中に対象・目的・場面をまとめて含んでいます。そのため、英語にするときは「日本語の単語を何に置き換えるか」ではなく、実際に何をしているのかを考える必要があります。
たとえば「対応する」は、問題を処理するなら handle、困難な状況に対処するなら deal with、問い合わせに返事をするなら respond to、人を助けるなら単純に help が自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)

「○○する」の英語表現を12分野から探す
考える・理解する・判断する
頭の中で考え、意味を捉え、結論を出す動作です。日本語では似て見えても、英語では「選択肢を考える」「証拠から判断する」「内容を理解する」で動詞が変わります。
調べる・分析する・確認する
情報を集めたり、細かく調べたり、正しいか確かめたりする表現です。checkだけでは表し切れない違いを整理します。
話す・伝える・説明する
情報や意見を相手へ届ける動作です。何を、誰に、どの程度強く伝えるかによって自然な英語が変わります。
感情・心理状態を表す
喜び、怒り、不安、落胆など、心の動きを表す「する」です。英語では動詞だけでなくbe動詞+形容詞が自然な場合も多くあります。
人間関係・態度・評価
人をどう見て、どう接し、どの立場を取るかを表します。尊敬・称賛・批判など、感情と行動の境目も場面別に確認できます。
仕事・会議・組織
稟議、承認、任命、分担など、会社やチーム内の手続き・役割に関する表現です。日本独自の仕事語は、英語で短い説明に分解すると伝わりやすくなります。
計画・実行・改善
考えたことを形にし、進め、よりよくする流れを表します。plan・doだけではなく、対象が計画・施策・イベント・課題のどれかで選択が変わります。
変化・増減・状態変化
物事が大きくなる、小さくなる、よくなる、悪くなるといった変化です。自動詞・他動詞やbecome・getの使い分けにもつながります。
管理・運用・技術
仕組みやデータ、設備を扱う表現です。manage・operate・run・useなど、専門語と会話で自然な基本語を並べて理解します。
法律・制度・社会
法律を作る、施行する、守る、違反するなど、制度や公的手続きに関する表現です。日常英語とは異なる専門的な動詞も扱います。
お金・取引・物流
支払い、注文、納品、発送など、取引の流れを表します。同じ「出す」「受ける」でも、英語では取引段階によって表現が変わります。
生活・学習・健康
毎日の生活、学校、健康に関する身近な動作です。難しい単語を知らなくても、基本動詞を使った自然な言い換えがしやすい分野です。
専門語・自然な英語・簡単な言い換えの3層で覚える
このシリーズでは、一つの日本語に対して英単語を一つだけ暗記するのではなく、次の3層で紹介しています。
- 辞書的・専門的な英語:文書や専門的な場面で正確に表す言葉
- 実際の会話で自然な英語:ネイティブが日常や仕事で使いやすい表現
- 基本語による簡単な言い換え:難しい単語を知らなくても伝えられる表現
たとえば「転勤する」の be transferred が出てこなくても、My company asked me to work in Osaka. と言えば状況を十分に説明できます。大切なのは、難しい英単語を思い出すことだけではなく、知っている英語で意味を組み立て直す力です。
しゅみすけ(大山俊輔)
英語を知らないときは「誰が・何を・どうする」に分解する
日本語の熟語が英語で出てこないときは、次の順番で言い換えてみましょう。
- 誰がするのかを決める
- 何に対してするのかを具体的にする
- 簡単な動詞で小さな文にする
「再検討する」が分からなければ、We need to think about it again.。「延期する」が分からなければ、We will do it later.。完全に同じ一語でなくても、伝えたい出来事を説明できれば会話は続きます。
「する」だけを英語に置き換えない
日本語の「する」は非常に広い範囲で使えるため、英語で常に do に置き換えることはできません。英語では、目的語との自然な組み合わせ、動作の方向、話し手が注目している部分によって動詞が決まります。
まずは各分野から目的の記事を探し、専門的な表現と簡単な言い換えの両方を確認してみてください。知っている単語が少なくても、日本語を小さな意味に分解すれば、英語で伝えられることは大きく増えていきます。








