
「口外する」は英語で、日常会話なら tell anyone が最も簡単で自然です。秘密や伏せていた事実を明かすなら reveal、機密情報などを正式に開示するなら disclose、うっかり漏らすなら let slip を使います。
つまり、「口外する=英語一語」ではありません。誰かに話すのか、秘密を明かすのか、公的に開示するのか、誤って漏らすのかで動詞が変わります。
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「口外する」の主な英語表現を比較
| 英語 | 中心的な意味 | 使う場面 | 代表例文 |
|---|---|---|---|
| tell anyone | 誰かに話す | 日常の秘密・内緒話 | Don’t tell anyone. |
| reveal | 隠れていたことを明かす | 秘密・正体・事実 | She revealed the secret. |
| disclose | 情報を正式に開示する | 契約・法律・会社 | We cannot disclose the details. |
| let slip | うっかり漏らす | 意図しない発言 | He let the news slip. |
一番自然なのは tell anyone
「このことは口外しないで」のような会話では、難しい動詞より Don’t tell anyone. が自然です。否定文にすることで「誰にも言わないで」という意味になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
- Please don’t tell anyone about this.(このことは誰にも口外しないでください)
- I won’t tell anyone.(誰にも言いません)
- She told someone outside the team.(彼女はチーム外の人に話しました)
日本語の「口外する」と英語の意味のズレ
日本語の「口外する」は、多くの場合「秘密や内情を関係のない人へ話す」という否定的な響きを持ちます。一方、英語の tell は単に「伝える」、reveal は「隠れていたものを見える状態にする」、disclose は「必要な情報を開示する」という意味です。
また、「公表する」の英語は広く公に知らせることが中心です。「口外する」は、必ずしも世間に発表せず、一人の部外者に話した場合にも使えます。

各表現の使い方と語順
tell anyone:tell+人+内容
tell は「人」を直接後ろに置けます。内容を加えるなら tell+人+about+名詞、または tell+人+that節 です。
- Don’t tell anyone the password.(パスワードを誰にも言わないで)
- Don’t tell anyone about the plan.(その計画を誰にも話さないで)
- She told him that the project was canceled.(彼女は彼にプロジェクトが中止になったと話しました)
reveal:reveal+秘密・事実
reveal の直後には、明かす対象を置きます。人を続ける場合は reveal A to B(AをBに明かす)です。
- He revealed the truth to us.(彼は私たちに真実を明かしました)
- The report revealed that the data was incorrect.(報告書によりデータが誤っていたことが明らかになりました)
disclose:disclose+情報+to+人
disclose は契約、法律、財務、個人情報などのフォーマルな場面でよく使います。「誰に」は to で示します。
- Employees must not disclose confidential information to outsiders.(従業員は機密情報を部外者に口外してはいけません)
- We are not allowed to disclose the client’s name.(顧客名を明かすことは認められていません)
let slip:let+情報+slip / let slip+情報
let slip は、隠すつもりだった情報をうっかり口にする表現です。let the secret slip と let slip the secret の両方が使われます。
- I accidentally let the date slip.(うっかり日付を漏らしてしまいました)
- She let slip that he was leaving.(彼が辞めることを彼女はうっかり漏らしました)
場面別:「口外する」の英語例文
日常会話
- This is between you and me. Don’t tell anyone.(これは二人だけの話です。誰にも言わないで)
- I promise I won’t tell anyone.(誰にも言わないと約束します)
英語日記・独り言
- I shouldn’t have told anyone about it.(あのことは口外すべきではありませんでした)
- I almost let the surprise slip.(サプライズを危うく漏らすところでした)
仕事
- Please do not disclose this information outside the company.(この情報を社外に口外しないでください)
- The details are confidential and must not be shared.(詳細は機密情報なので共有してはいけません)
- He revealed the decision before the official announcement.(彼は正式発表前に決定を明かしました)
類似表現との違い
blurt out は、考える前に言葉を勢いよく口走ることです。秘密を漏らす場合もありますが、「答えを思わず言う」にも使えます。詳しくはblurt outの意味と使い方をご覧ください。
spread rumors は「うわさを広める」、blab は「ぺらぺらしゃべる」という意味です。「秘密を一人に漏らす」より、広めたり軽々しく話したりする響きが強くなります。関連する「言いふらす」の英語も比較してみてください。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
reveal や disclose が出てこなくても、知っている基本語で「誰に何を話したか」を言えば伝わります。
- Don’t tell other people.(ほかの人に言わないで)
- Please keep this secret.(これは秘密にしてください)
- This information is only for our team.(この情報は私たちのチームだけのものです)
- He told someone who should not know.(彼は知るべきでない人に話しました)
- I said it by mistake.(間違って言ってしまいました)
しゅみすけ(大山俊輔)
よくある間違い
× tell to anyone
tell の直後には人を置けるため、通常は tell anyone です。say it to anyone なら to が必要です。
× disclose someone the information
disclose は tell のように「人+物」の形を取りません。disclose the information to someone とします。
reveal と let slipを同じにしない
reveal は意図的に明かす場合にも使えますが、let slip は基本的に「うっかり」です。意図の有無を確認しましょう。
FAQ
「このことは口外しないで」は英語で?
Don’t tell anyone about this. が最も自然です。少し丁寧なら Please keep this confidential. とも言えます。
「社外に口外しないで」は英語で?
Please do not disclose this information outside the company.、簡単には Don’t share this outside the company. と言えます。
「秘密を口外する」は reveal と disclose のどちら?
一般的な秘密を明かすなら reveal a secret、機密・個人情報を正式な文脈で開示するなら disclose confidential information が自然です。
「うっかり口外した」は英語で?
I let it slip. または基本語で I told someone by mistake. と言えます。
「口外禁止」は英語で?
会話なら Don’t tell anyone.、表示や規定なら Confidential や Do not disclose が使われます。「秘密にしておく」表現はunder wrapsとkeep a secretの違いも参考になります。
まとめ
「口外する」は、日常なら tell anyone、秘密を明かすなら reveal、正式に開示するなら disclose、うっかり漏らすなら let slip が中心です。
迷ったら Don’t tell other people.、Please keep this secret.、I said it by mistake. のように、誰に何をどうしたかへ分解すれば、基本語だけでも十分に伝えられます。








