「納品する」は英語で?deliver・submit・hand overの違いと簡単な言い換え

「納品する」は英語で? deliver、submit、hand overを解説するアイキャッチ

「納品する」は、商品や物品を届けるなら deliver が代表表現です。ただし、データや原稿などの成果物を提出するなら submit、完成した製品やシステムを正式に引き渡すなら hand over が自然です。

英語では「納品」という日本語をそのまま一語に置き換えるのではなく、何を、どのような形で相手に渡したのかを表します。

「納品する」の主な英語表現

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
deliver 商品・物品を届ける 製品、部品、印刷物、荷物 We delivered the products on time.
submit 成果物を提出する 原稿、データ、報告書、デザイン案 I submitted the final files.
hand over 完成品を正式に引き渡す 建物、設備、システム、案件 We handed over the completed system.
send 送る 会話での簡単な言い方 I sent the finished file to the client.

商品や物品なら deliver が自然

deliver は、完成した商品や注文品を相手の指定場所へ届ける意味です。

  • We’ll deliver the equipment tomorrow.
    設備は明日納品します。
  • The supplier delivered 500 units on Friday.
    仕入先は金曜日に500個納品しました。
  • Can you deliver the samples by noon?
    正午までにサンプルを納品できますか?

deliver + 納品物deliver A to B(AをBへ届ける)、deliver by + 期限の形が基本です。

しゅみすけ(大山俊輔)

箱や製品が実際に届くなら deliver、ファイルや原稿を提出するなら submit と考えると分かりやすいです。

日本語の「納品する」と英語の意味のズレ

deliver、submit、hand overの違いを示す比較イラスト

  • 商品や部品を指定場所へ届けた → deliver
  • 原稿やデジタルデータを提出した → submit
  • 完成した設備やシステムを正式に渡した → hand over
  • 相手が内容を確認し受領した → accept / sign off on

納品後に相手が品質や数量を確認する工程は、「検収する」の英語表現で詳しく解説しています。

各表現の使い方と語順

deliver + 名詞

  • deliver the goods(商品を納品する)
  • deliver the final product(完成品を納品する)
  • deliver the order to the customer(注文品を顧客へ届ける)

deliver to the client のように、納品先は前置詞 to で示せます。

submit + 名詞

  • submit the final draft(最終稿を納品・提出する)
  • submit the design files(デザインデータを納品する)
  • submit the report to the client(報告書を顧客へ提出する)

submit A to B で「AをBへ提出する」です。submitの後ろに to を入れて × submit to the file としないよう注意しましょう。

hand over + 名詞

  • hand over the completed building(完成した建物を引き渡す)
  • hand the system over to the client(システムを顧客へ引き渡す)

代名詞を使うときは hand it over と、itを間に置きます。語順はhand overの使い方でも確認できます。

場面別の例文

独り言・英語日記

  • I have to submit the final files today.
    今日、最終データを納品しないと。
  • I finally sent the finished design.
    ようやく完成したデザインを納品した。

日常会話

  • Did the furniture arrive?
    家具は納品された?
  • Yes, they delivered it this morning.
    うん、今朝納品されたよ。

仕事

  • We can deliver all 200 units by August 30.
    200個すべてを8月30日までに納品できます。
  • Please submit the final artwork in PDF format.
    最終版のデザインをPDF形式で納品してください。
  • The contractor will hand over the facility next month.
    施工業者は来月、施設を引き渡します。

類似表現との違い

deliver と ship

ship は商品を発送すること、deliver は相手へ届けることです。発送済みでも、まだ納品完了とは限りません。

deliver と supply

supply は必要な物を継続的に供給すること、deliver は特定の品物を届ける行為に焦点があります。

submit と send

submit は決められた相手・手続きへ正式に提出する語です。send は単に送る意味で、会話では簡単で使いやすい表現です。

納品と発注の違い

買い手が注文を出すのが発注、売り手や制作者が完成品を渡すのが納品です。発注側の表現は「発注する」は英語で?をご覧ください。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

deliver や submit が出てこなくても、「何を作ったか」「誰に送ったか」「相手が受け取ったか」に分ければ基本語で伝えられます。

  • We finished the products and sent them to the customer.
    商品を完成させて顧客に送りました。
  • I sent the final file to my client.
    最終ファイルを顧客へ送りました。
  • The customer received everything this morning.
    顧客は今朝すべて受け取りました。
  • We gave them the completed system.
    完成したシステムを相手に渡しました。

しゅみすけ(大山俊輔)

「納品する」が出てこなければ、finish・send・receive・giveで出来事を順番に説明できます。実務でも十分伝わります。

よくある間違い

  • × deliver the client
    顧客へ商品を届けるなら deliver the product to the client です。
  • × submit to the final file
    submit the final file、または submit the final file to the client とします。
  • ship=納品完了と考える
    shipは発送、deliverは到着・配達です。
  • delivery=納期と固定する
    deliveryは納品・配達です。納期は delivery date、deadline、due dateなど文脈で表します。

FAQ

「納品済みです」は英語で?

物品なら It has been delivered.、ファイルなら It has been submitted. と言えます。

「納品日はいつですか?」は英語で?

What is the delivery date? または When will it be delivered? が自然です。

「納品物」は英語で?

契約上の成果物なら deliverable、商品なら delivered goods や具体的な product / items を使います。

「納品書」は英語で?

delivery notedelivery slip と言います。地域や会社によって名称が異なることがあります。

デザインを「納品する」は deliver と submit のどちら?

顧客へ完成品として渡す点を強調するなら deliver、承認や審査のため正式に提出するなら submit が自然です。

まとめ

商品・物品を納品するなら deliver、原稿やデータを提出するなら submit、完成品を正式に引き渡すなら hand over が自然です。

単語が出なければ、We finished it and sent it to the customer. のように、完成したことと送ったことを基本語で伝えましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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