「仕訳する」は英語で?journalize・record・post・classifyの違いと簡単な言い換え

「仕訳する」は英語で?と表示された経理担当者の記事アイキャッチ

「仕訳する」の専門的な英語は journalize です。ただし、実際の経理の会話では record the transaction(取引を記録する)や make a journal entry(仕訳を入力する)のほうが分かりやすく自然なことも多くあります。

さらに、元帳や会計システムへ転記・入力するなら post、費用を勘定科目別に分けるなら classify を使います。「仕訳する」のどの作業を指すかで英語は変わります。

「仕訳する」の主な英語表現

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
journalize 取引を仕訳帳に記入する 簿記・会計の専門説明 Journalize the following transactions.
record / make an entry 取引・仕訳を記録する 日常的な経理実務 I recorded the transaction.
post 仕訳を元帳やシステムへ転記する 転記、入力、確定処理 Please post the entry today.
classify 適切な科目に分類する 費用分類、科目判断 We classified it as an office expense.

一番自然な表現は?

簿記の問題や専門的な説明では journalize が正確です。一方、社内で「この取引を仕訳しておいて」と頼むなら、Please record this transaction.Please make a journal entry for this. が自然です。

会計システムへの入力・元帳への転記を強調するなら post the entry、どの勘定科目に入れるかが問題なら classify the expense と表します。

しゅみすけ(大山俊輔)

journalizeは正しい専門語ですが、会話では「取引を記録する」「仕訳を入力する」と具体的に言うほうが伝わりやすい場合があります。

日本語の「仕訳する」と英語の意味のズレ

日本語の「仕訳する」には、取引内容を判断する、借方と貸方を決める、勘定科目を選ぶ、仕訳を入力する、元帳へ転記する、という複数の作業が含まれます。英語では、その作業を具体的に分けます。

  • 仕訳帳に記入する:journalize a transaction
  • 仕訳を作る:make a journal entry
  • 取引を記録する:record a transaction
  • 元帳・システムへ転記する:post an entry
  • 費用を科目別に分ける:classify an expense
  • ある科目へ計上する:record A as B

仕訳するを表すjournalize、record、post、classifyの違い

各表現の使い方と語順

journalize:取引を仕訳帳へ記入する

journalize + transaction が基本形です。

Please journalize the transactions for April.
4月の取引を仕訳してください。

The accountant journalized the adjusting entries.
経理担当者が修正仕訳を行いました。

journalizeは会計の専門語なので、英会話初心者が無理に使う必要はありません。

record / make a journal entry:仕訳を記録する

record + transaction / expense / payment は幅広く使えます。

How should I record this payment?
この支払いはどのように仕訳すればよいですか。

make a journal entry for + 取引 なら、「その取引について仕訳を作る」という意味です。

We need to make a journal entry for the refund.
その返金について仕訳する必要があります。

post:元帳やシステムへ転記する

post + entry / transaction + to + account の形を使えます。

Please post the entry to the correct account.
その仕訳を正しい勘定科目へ転記してください。

The payment was posted twice.
その支払いは二重に仕訳入力されました。

postは、取引の内容を判断することより、決まった仕訳を帳簿・元帳・システムへ反映する動作を強調します。

classify:勘定科目を決めて分類する

classify A as B で「AをBに分類する」です。

We classified the purchase as office supplies.
その購入を事務用品費として仕訳しました。

Should this be classified as an asset or an expense?
これは資産と費用のどちらに仕訳すべきですか。

一般的な分類表現との違いは、「分類する」は英語で?でも解説しています。

場面別の例文

領収書・経費

I recorded the taxi fare as a travel expense.
タクシー代を旅費交通費として仕訳しました。

Which account should I use for this receipt?
この領収書はどの科目で仕訳すればよいですか。

Please classify this as entertainment expense.
これは交際費として仕訳してください。

売上・入金

We recorded the payment as accounts receivable.
その入金を売掛金として仕訳しました。

Please make an entry for today’s sales.
本日の売上を仕訳してください。

The entry has not been posted yet.
その仕訳はまだ転記されていません。

月次決算・修正仕訳

We made an adjusting entry at month-end.
月末に修正仕訳を行いました。

Please reverse this entry next month.
来月、この仕訳を戻し入れてください。

This was posted to the wrong account.
これは誤った勘定科目に仕訳されています。

会計処理を確認する

How did you record this transaction?
この取引をどのように仕訳しましたか。

Could you explain the journal entry?
この仕訳を説明してもらえますか。

Does the debit equal the credit?
借方と貸方は一致していますか。

決算や海外拠点との確認で使う表現は、経理・財務で使う英語フレーズにもまとめています。

journal entry・entry・postingの違い

  • journal entry:借方・貸方を含む「仕訳」そのもの
  • entry:帳簿やシステム内の記入・データ項目を広く表す
  • posting:仕訳を元帳や勘定へ転記する処理

「仕訳を切る」は make a journal entry、「仕訳を転記する」は post a journal entry と考えると整理しやすくなります。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

journalizeやpostingが出てこなくても、「この支払いをどの項目に入れたか」を基本語で説明すれば伝わります。

  • I put this payment under travel expenses.
    この支払いを旅費の項目に入れました。
  • I entered it into the accounting system.
    会計システムに入力しました。
  • We put the amount on both sides.
    その金額を借方と貸方の両方に入れました。
  • I used the wrong account.
    間違った勘定科目を使いました。
  • Please move it to office expenses.
    事務用品費へ移してください。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい会計用語が出ないときは、put、enter、moveと、payment、system、accountを組み合わせれば、何をしたいかを十分説明できます。

よくある間違い

× journalize to the transaction

journalizeは他動詞なので、通常は前置詞なしで journalize the transaction とします。

postをSNSへの投稿だと考える

会計のpostは、仕訳や取引を元帳・勘定・システムへ転記する意味です。

classifyだけで借方・貸方まで表す

classifyは分類です。借方・貸方を含む仕訳全体なら make a journal entry や journalize を使います。

debitとcreditを日本語の入金・出金と一対一にする

debitは借方、creditは貸方です。単純に「出金」「入金」と対応するわけではありません。

FAQ

「仕訳」は英語で何と言いますか?

仕訳そのものは journal entry、仕訳する動作は journalize または make a journal entry です。

「仕訳を切る」は英語で?

make a journal entry が自然です。専門的には journalize the transaction とも言えます。

「勘定科目」は英語で?

一般には account または account title です。勘定科目表は chart of accounts と言います。

「修正仕訳」は英語で?

adjusting entry または adjustment entry です。「修正仕訳を行う」は make an adjusting entry と言えます。

「仕訳を取り消す」は英語で?

誤った仕訳を取り消すなら reverse the entry、削除するなら delete the entry です。会計処理では意味が異なるため、実際の操作に合わせます。

まとめ

「仕訳する」は、専門語なら journalize、自然な実務表現なら record the transactionmake a journal entry、元帳・システムへの転記なら post、科目分類なら classify を使います。

難しい単語が出てこないときは、I put this payment under travel expenses.I entered it into the accounting system. のように、どの金額をどこへ入れたかを基本語で伝えましょう。

費用や売上を帳簿へ載せる表現との違いは、「計上する」は英語で?で確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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