
結果の連絡が来ない。時間だけが過ぎていく。何かしなければと思うのに、何をすればよいか分からない。そんな焦りで落ち着かない状態を「焦燥する」「焦燥感に駆られる」と言います。
英語では、一語に直訳するよりも、落ち着かない・待てない・不安だのどこが中心かによって表現を選びます。
Contents
- 1 「焦燥する」は英語で?まずは結論
- 2 feel restless:そわそわして落ち着かない
- 3 grow impatient:待てずにだんだんいら立つ
- 4 feel anxious:先のことが心配で焦る
- 5 feel frustrated:進まなくてもどかしい
- 6 be in a hurryは「焦燥する」ではなく「急いでいる」
- 7 restless・impatient・anxiousの違い
- 8 「焦燥する」と「焦る」の違い
- 9 「焦燥感に駆られる」の英語
- 10 日常で使える焦燥感の例文
- 11 紹介した英語が出てこないときは?初心者向けの簡単な言い換え
- 12 会話で使ってみよう
- 13 よくある間違い
- 14 焦っている人にかける英語
- 15 まとめ:「焦燥する」は焦りの理由で英語を選ぶ
「焦燥する」は英語で?まずは結論

- feel restless:そわそわして落ち着かない
- grow impatient:待ちきれず、だんだんいら立つ
- feel anxious:これから起こることが心配で焦る
- feel frustrated:思いどおりに進まず、もどかしい
- be in a hurry:時間がなくて急いでいる
「焦燥感」の幅を最も広く表しやすいのは feel restless です。ただし、理由が「待たされていること」なら impatient、「悪い結果が心配」なら anxious のほうが自然です。
feel restless:そわそわして落ち着かない
restless は、心や体が落ち着かず、じっとしていられない状態です。何かをしたいのに動けない、考えがまとまらないという焦燥感にも使えます。
I’ve been feeling restless while waiting for the results.
結果を待っている間、ずっと焦燥感があります。
She felt restless and couldn’t concentrate on her work.
彼女は落ち着かず、仕事に集中できませんでした。
restless は、退屈や運動不足で「うずうずする」ときにも使います。必ずしも深刻な不安を意味するわけではありません。
restless nightは「眠れない夜」
I had a restless night.
落ち着かず、よく眠れない夜を過ごしました。
この場合は「焦燥した夜」と直訳するより、「何度も目が覚めて熟睡できなかった」という意味です。
grow impatient:待てずにだんだんいら立つ
impatient は「待つことを我慢できない」という意味です。grow impatient にすると、時間の経過とともに「だんだん待ちきれなくなる」変化が表せます。
We’re growing impatient with the lack of progress.
進展がないことに、私たちは焦りといら立ちを募らせています。
He became impatient waiting for her reply.
彼は彼女の返信を待つうちに焦れてきました。
人に対してなら impatient with 人、物事に対してなら impatient with / about 物事 が使えます。
eagerとの違い
eager も「待ちきれない」と訳されますが、こちらは「楽しみで早くしたい」という前向きな気持ちです。impatient には我慢できないいら立ちが含まれます。
I’m eager to hear the results.
結果を聞くのを心待ちにしています。
feel anxious:先のことが心配で焦る
anxious は、悪いことが起こるかもしれないという不安や心配を表します。焦燥感の原因が将来への不安なら、この語が合います。
I feel anxious about my future.
将来のことを考えると焦燥感を覚えます。
She was anxious to know whether she had passed.
彼女は合格したかどうか気が気ではありませんでした。
現代の会話では anxious は主に「不安な」です。anxious to do が文脈によって「ぜひ~したい」を意味することもありますが、初心者はまず「不安」の意味で覚えて大丈夫です。
feel frustrated:進まなくてもどかしい
努力しているのに成果が出ない、方法が分からない、状況を変えられない。そんな思いどおりにならない焦りには frustrated が自然です。
I feel frustrated because nothing is changing.
何も変わらないので、焦りともどかしさを感じます。
She’s frustrated with her slow progress.
彼女は進歩の遅さに焦りを感じています。
frustrated は「イライラしている」と訳されることも多いですが、単なる怒りではなく、障害があって前へ進めない感覚が中心です。
be in a hurryは「焦燥する」ではなく「急いでいる」
時間がなくて焦っているときは be in a hurry や be running late を使います。これは内面的な焦燥感より、時間的に急いでいる状態です。
I’m in a hurry. My train leaves in ten minutes.
急いでいます。電車が10分後に出ます。
I’m running late for my appointment.
約束の時間に遅れそうで焦っています。
restless・impatient・anxiousの違い
- 体や気持ちがそわそわする:restless
- 待たされて我慢できなくなる:impatient
- 悪い結果や未来が心配:anxious
- 進展がなく、もどかしい:frustrated
- 時間がなく、急いでいる:in a hurry
たとえば選考結果を待つ場面では、そわそわするなら restless、連絡が遅すぎていら立つなら impatient、不合格が怖いなら anxious と表現できます。同じ状況でも、気持ちの中心によって英語が変わります。
「焦燥する」と「焦る」の違い
日常語の「焦る」は範囲が広く、時間不足・不安・失敗・いら立ちなどに使われます。「焦燥する」は、焦りが続いて心が落ち着かない状態を表す、やや硬い言葉です。
- 時間に遅れそう:I’m in a hurry. / I’m running late.
- 突然のことで慌てる:I’m panicking.
- 結果が心配:I’m anxious.
- そわそわして集中できない:I feel restless.
- 進まなくてもどかしい:I feel frustrated.
「焦燥感に駆られる」の英語
日本語らしい「~に駆られる」をそのまま英語にする必要はありません。気持ちの状態を自然な主語+動詞で表しましょう。
A sense of urgency began to grow inside me.
焦燥感が私の中で次第に大きくなりました。
I couldn’t shake the feeling that I was running out of time.
時間がなくなっていくような焦燥感を拭えませんでした。
I felt increasingly restless as the deadline approached.
締め切りが近づくにつれ、焦燥感が強くなりました。
少し文章的に表現するなら a sense of urgency も使えます。ただし urgency は「早く対応する必要性」が中心で、感情としての焦燥感とは完全に同じではありません。
日常で使える焦燥感の例文
返信が来ない
I’m getting restless because she hasn’t replied yet.
彼女からまだ返信がなく、だんだん落ち着かなくなっています。
仕事が進まない
I’m frustrated that the project isn’t moving forward.
プロジェクトが進まず焦りを感じています。
周りと比べて焦る
I feel anxious when I compare myself to others.
人と比べると焦りを感じます。
待ち時間が長い
The customers are growing impatient.
お客様は待ちきれず、いら立ち始めています。
紹介した英語が出てこないときは?初心者向けの簡単な言い換え
restless や impatient が出てこなくても、基本的な単語で焦燥感は表せます。何が起きているかを短く説明するのがコツです。
- I can’t relax.(落ち着けません)
- I can’t wait any longer.(もうこれ以上待てません)
- I’m worried.(心配です)
- I don’t know what to do.(どうすればよいか分かりません)
- Nothing is moving.(何も進んでいません)
- I’m running out of time.(時間がなくなってきています)
- I need an answer soon.(早く答えが必要です)
特に I can’t relax. は「焦って落ち着かない」を簡単に伝えられます。原因も続けて、I can’t relax because I’m still waiting for the results. と言えば十分です。
会話で使ってみよう
A: Have you heard back from the company?
B: Not yet. I’m getting restless.
A: I’m sure they’ll contact you soon.
(A:会社から返事は来た?/B:まだ。だんだん焦って落ち着かなくなってきた。/A:きっともうすぐ連絡が来るよ)
A: We’ve been waiting for forty minutes.
B: I know. I’m growing impatient.
A: Let’s ask how much longer it will take.
(A:もう40分も待ってるよ。/B:うん。だんだん待ちきれなくなってきた。/A:あとどのくらいかかるか聞こう)
よくある間違い
× I am restless about the result
意味は推測できますが、「結果が心配」なら I’m anxious about the result. が自然です。restless は feel restless while waiting のように、落ち着かない状態を表します。
× I am hurry
「急いでいる」は I’m in a hurry. です。hurry の前には in a が必要です。
× I’m impatient to receive bad news
impatient to do は「早く~したくて待てない」という意味になります。悪い知らせが不安なら I’m anxious about receiving bad news. としましょう。
焦っている人にかける英語
- Take your time.(焦らなくて大丈夫です)
- One thing at a time.(一つずつやろう)
- Try not to worry too much.(あまり心配しすぎないで)
- Let’s see what we can do now.(今できることを考えよう)
- You don’t have to decide right away.(すぐ決めなくても大丈夫です)
焦燥感がある相手には、単に Calm down. と言うより、One thing at a time. のように次の行動を小さくする言葉のほうが優しく響きます。
まとめ:「焦燥する」は焦りの理由で英語を選ぶ
「焦燥する・焦燥感」の基本は、そわそわして落ち着かない feel restless。待てずにいら立つなら grow impatient、先が心配なら feel anxious を使います。
難しい表現が出てこないときは、I can’t relax. / I’m worried. / I can’t wait any longer. で十分です。「なぜ焦っているのか」を一文足せば、気持ちはより自然に伝わります。









