
「要請する」は英語で、一般的・正式に求めるなら request、人や組織へ公に行動を求めるなら call on、必要性を強く訴えるなら urge が代表的です。
ただし、日常会話では ask が最も自然です。「要請する」という日本語の硬さに引っ張られず、誰が誰に、どの程度強く、何をしてほしいのかで選びましょう。
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「要請する」の主な英語表現
| 英語 | 中心的な意味 | 使う場面 | 代表例文 |
|---|---|---|---|
| request | 正式・丁寧に求める | 会社、文書、手続き | We requested additional information. |
| call on | 公に行動を求める | 政府、団体、声明 | They called on the company to act. |
| urge | 必要性を強く訴えて促す | 安全、緊急、重要課題 | Doctors urged people to stay home. |
| ask | 普通に頼む | 日常会話、社内 | I asked her to send the file. |
一番自然な表現は?
日常や社内で「対応を要請した」と言いたいだけなら、ask 人 to do が自然です。申請・公式文書・会社からの正式な要請なら request、ニュースや声明で組織に行動を求めるなら call on が合います。
urge は単なる依頼より強く、「重要だからぜひ行動してほしい」と迫る表現です。ただし order のような命令権は含みません。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本語との意味のズレ
- 同僚へ作業を頼む:ask
- 資料や協力を正式に求める:request
- 政府・企業へ公に行動を求める:call on
- 危険回避などを強く促す:urge
- 権限をもって命じる:order / instruct
日本語の報道では幅広く「要請する」と訳されますが、英語では依頼の正式さ、公開性、緊急性、権限の有無が動詞に表れます。

各表現の使い方と語順
request+名詞/that節
request+名詞、request that+主語+動詞 が基本です。
We requested a written response.
私たちは書面での回答を要請しました。
The manager requested that the report be revised.
部長は報告書の修正を要請しました。
request 人 to do も使われますが、自然な会話では ask 人 to do が一般的です。
call on+人・組織+to do
call on A to do で「Aに〜するよう正式・公に求める」です。
The group called on the government to provide more support.
その団体は政府に支援を増やすよう要請しました。
urge+人+to do/urge that節
urge A to do で「Aに強く〜するよう促す」です。
We urged the supplier to respond immediately.
私たちは仕入先に直ちに回答するよう強く要請しました。
ask+人+to do/ask for+名詞
I asked Ken to check the numbers.
ケンに数字を確認するよう頼みました。
We asked for more time.
私たちは時間の延長を要請しました。
場面別の例文
日常会話・社内
I asked her to help me.
彼女に手伝ってくれるよう頼みました。
My boss asked me to finish it today.
上司から今日中に終えるよう要請されました。
ビジネスメール・文書
We would like to request a meeting.
面談を要請したく存じます。
The client requested a detailed explanation.
顧客は詳しい説明を要請しました。
公的な発言
The mayor called on residents to conserve water.
市長は住民に節水を要請しました。
Police urged drivers to avoid the area.
警察は運転者にその地域を避けるよう強く要請しました。
似た表現との違い
demand は「当然受ける権利がある」という姿勢で強く要求する語です。request より圧力が強く、丁寧な要請には向きません。
order は権限に基づく命令です。詳しくは「命令する」の英語表現をご覧ください。
press for は圧力をかけながら実現を迫ります。違いはpress forの意味と使い方、公に求める表現はcall on / call uponの使い方でも確認できます。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
request や urge が出てこなければ、「誰に何をしてほしいと言ったか」を ask や tell で表します。
- We asked them to help us.
私たちは彼らに助けてほしいと頼みました。 - I asked the company to send more information.
会社に追加情報を送るよう頼みました。 - We told everyone that they should leave now.
全員に今出たほうがよいと伝えました。 - The city said, “Please use less water.”
市は「水の使用を減らしてください」と呼びかけました。
しゅみすけ(大山俊輔)
よくある間違い
× request to him
名詞を求めるなら request+名詞。人に行動を頼む会話では ask him to do が自然です。
× I requested to him a reply.
○ I requested a reply from him.
○ I asked him to reply.
× call on to the company
call on+相手+to do の語順です。
× They called on to the company to act.
○ They called on the company to act.
urgeとforceの混同
urge は強く勧めるだけで、強制ではありません。実際に無理にさせるなら force。詳しくは「強制する」の英語表現をご覧ください。
FAQ
「協力を要請する」は英語で?
request cooperation、会話なら ask for help / ask 人 to cooperate が自然です。
「対応を要請する」は英語で?
request action または ask 人 to take action。公に求めるなら call on 人 to take action です。
「政府に要請する」は英語で?
request that the government …、公的な呼びかけなら call on the government to … を使います。
requestとaskの違いは?
request は正式・事務的、ask は会話で広く自然です。
urgeは命令ですか?
命令ではありません。重要性を訴えて強く行動を促します。
まとめ
- 正式に要請する:request
- 公に行動を求める:call on
- 強く促す:urge
- 日常的に頼む:ask
単語が出てこないときは We asked them to help us. のように、ask+人+してほしい行動へ分解すれば大丈夫です。








