
ユーリズミックス(Eurythmics)のボーカルとして「Sweet Dreams (Are Made of This)」など数々の名曲を世に送り出し、ソロ歌手、ソングライター、そして女性や子どもの権利を訴える活動家としても歩み続けてきたアニー・レノックス(Annie Lennox)。
彼女の言葉には、既存の女性像に自分を合わせるのではなく、弱さも迷いも表現へ変えながら、自分の人生を自分で選ぶ強さがあります。今回は本人のインタビューなどから英語の名言を7つ厳選し、和訳と使える英語表現を解説します。
アニー・レノックスの英語の名言7選
1. “I wanted to be as strong as a man.”
「私は、男性と同じくらい強くありたかった。」
80年代の音楽業界で、典型的な「女性歌手」のイメージと反対の存在になろうとした彼女の言葉です。as + 形容詞 + as は「〜と同じくらい…」。as strong as で、対等な強さを表します。
2. “The song was an expression of how I felt.”
「その歌は、私がどう感じていたかを表現したものでした。」
不安や絶望を隠さず、作品に変えたことを振り返った一言です。an expression of は「〜の表現」。This painting is an expression of hope.(この絵は希望の表現です)のように使えます。
3. “There’s no formula to songwriting.”
「曲作りに決まった公式はありません。」
formula は数学の「公式」だけでなく、「成功の決まったやり方」「お決まりの方法」という意味でも使われます。正解を探し続けるより、まず自分の感覚から始めることの大切さが伝わる言葉です。
出典:The Big Interview with Dan Rather(2014年)

4. “I consider it to be a way of life.”
「私はそれを、生き方そのものだと考えています。」
音楽は単なる仕事なのかと問われた際の答えです。consider A to be B は「AをBだと考える」。また a way of life は、職業や趣味を越えた「生き方」「生活の一部」を表す自然な表現です。
出典:The Big Interview with Dan Rather(2014年)
5. “Everybody can do something.”
「誰にでも、何かできることがあります。」
大きな社会問題を前にすると、自分一人では何も変えられないと感じがちです。しかし something は、完璧な解決ではなく「自分にできる何か」。小さくても行動する人を増やす、シンプルで力強い言葉です。
出典:Annie Lennox Official Website
6. “I have to keep a part of myself.”
「私は、自分の一部を自分のために守らなくてはいけません。」
名声やイメージに自分のすべてを明け渡さない、という姿勢を語った言葉です。keep a part of myself は「自分の一部を取っておく」。周囲の期待に応えながらも、自分の核を失わない大切さを表しています。
出典:The Grand Tourist(2025年9月10日)
7. “I don’t see myself as an icon.”
「私は自分をアイコンだとは思っていません。」
長いキャリアと大きな影響力を持ちながら、肩書に自分を閉じ込めない謙虚な言葉です。see A as B は「AをBと見なす」。I see it as an opportunity.(私はそれをチャンスだと捉えています)のように応用できます。
アニー・レノックスの名言から学べること
アニーの強さは、弱さを感じないことではありません。傷ついた感情を歌にし、社会が求める仮面を外し、名声の中でも自分の一部を守ること。それが彼女にとっての強さです。
英語学習でも、誰かの完璧な方法に自分を合わせる必要はありません。There’s no formula. 自分の声で少しずつ表現することを、知識や仕事ではなく a way of life にしていけばいいのです。










