
『ムーラン・ルージュ』『めぐりあう時間たち』『LION/ライオン』『ビッグ・リトル・ライズ』など、映画とテレビの両方で挑戦を続けるニコール・キッドマン(Nicole Kidman)。若い頃の華やかさだけに頼らず、年齢を重ねるほど役の幅を広げてきた姿は、長く働き続けたい女性にも大きな勇気をくれます。
この記事では、AFI(アメリカン・フィルム・インスティチュート)とSAG-AFTRAの公式記録から、本人がスピーチで語った英語の名言を7つ紹介します。自然な和訳、背景、英語表現のポイントに加え、初心者でも使いやすい短い英語も添えました。
Contents
ニコール・キッドマンとは?
ニコール・キッドマンは1967年生まれ、オーストラリアで育った俳優・プロデューサーです。アカデミー賞、エミー賞などを受賞し、2024年には映画芸術への長年の貢献をたたえるAFI Life Achievement Awardを受賞しました。華やかなスターでありながら、本人の言葉から伝わるのは、作品をつくる喜び、仲間への感謝、そして年齢に縛られず挑み続ける姿勢です。
ニコール・キッドマンの英語の名言7選
1.映画をつくれることは特別な恵み
It is a privilege to make films.
Nicole Kidman, AFI Life Achievement Award speech, 2024
和訳:映画をつくれることは、特別な恵みです。
背景:AFI功労賞の受賞スピーチで、長いキャリアを「当然の成功」ではなく、映画に参加できた幸運として振り返った言葉です。実績を重ねても仕事への感謝を失わない姿勢が表れています。
英語ポイント:privilege は「特権」のほか、「ありがたい機会」「光栄」という意味でも使います。It is a privilege to … は、改まった感謝を伝える定番です。
やさしい英語で:I’m lucky to do this work.(この仕事ができて幸せです。)
2.自由に、思いきり表現する
They allowed me to run wild and be free.
Nicole Kidman, AFI Life Achievement Award speech, 2024
和訳:彼らは私に、思いきり駆け回り、自由でいることを許してくれました。
背景:共に働いた監督や物語の作り手たちへの感謝です。安全な役だけを選ぶのではなく、型にはまらない女性を演じる自由をもらったことが、長いキャリアを支えました。
英語ポイント:allow A to do は「Aが〜することを許す」。run wild は文字どおり走るだけでなく、「自由奔放に力を発揮する」という比喩にもなります。
やさしい英語で:They let me be free.(彼らは私を自由にしてくれました。)
3.子どもの頃の夢が現実になった
My childhood dream became a reality.
Nicole Kidman, AFI Life Achievement Award speech, 2024
和訳:子どもの頃の夢が現実になりました。
背景:数十年にわたる仕事の先で、幼い頃に抱いた俳優への夢を振り返った一言です。夢は一度かなえて終わるものではなく、日々の仕事の積み重ねによって現実になり続けるものだと感じさせます。
英語ポイント:become a reality は「現実になる」。夢や計画が実現したときに使える自然な表現です。
やさしい英語で:My dream came true.(私の夢がかないました。)

4.40歳を過ぎても、キャリアは続いていく
Our careers today can go beyond 40 years old.
Nicole Kidman, SAG Awards acceptance speech, 2018
和訳:今では、私たちのキャリアは40歳を超えても続けられます。
背景:40歳を過ぎた女性俳優にも豊かな役が生まれ始めた変化を語った言葉です。先に道を切り開いた女性たちへ敬意を示しながら、年齢で可能性を区切らない業界を求めました。
英語ポイント:go beyond は「〜を越えて進む」。数字だけでなく、限界・期待・常識を越える場合にも使えます。
やさしい英語で:Life does not stop at 40.(人生は40歳で止まりません。)
5.女性は力強く、価値ある存在
We are potent and powerful and viable.
Nicole Kidman, SAG Awards acceptance speech, 2018
和訳:私たちには力があり、影響力があり、今も確かな価値があります。
背景:年齢を重ねた女性俳優たちが、観客を動かし、作品を支えられることを強く訴えた一節です。過去の実績を懐かしむのではなく、「今の私たち」に価値があると語っています。
英語ポイント:potent は「効力のある」、viable は「実行可能な・存続できる」。ここでは人やキャリアが今も十分に力を持つ、という意味です。
やさしい英語で:We are still strong.(私たちは今も強い。)
6.物語は、まだ始まったばかり
It’s only the beginning.
Nicole Kidman, SAG Awards acceptance speech, 2018
和訳:これはまだ始まりにすぎません。
背景:女性たちの物語がようやく映像作品で語られ始めたことに触れ、変化を一時的な流行で終わらせないよう業界へ呼びかけました。短いですが、未来へ向かう強い言葉です。
英語ポイント:only the beginning は「ほんの始まり」。よい変化や成長がこれからさらに続く、と期待するときによく使います。
やさしい英語で:We are just getting started.(私たちは始めたばかりです。)
7.ひとりで成し遂げたわけではない
I am nothing without you.
Nicole Kidman, SAG Awards acceptance speech, 2018
和訳:あなたたちがいなければ、今の私はありません。
背景:スピーチの終盤、家族へ向けて語った言葉です。華やかな賞の瞬間にも、自分を支えた人たちの存在を忘れない。成功はひとりだけで作るものではないと伝わります。
英語ポイント:without you は「あなたなしでは」。直訳すると強い表現ですが、深い感謝や愛情を簡潔に伝えられます。
やさしい英語で:Thank you for always helping me.(いつも支えてくれてありがとう。)
ニコール・キッドマンの名言から学べる英語
- It is a privilege to …:〜できることを光栄に思う
- allow someone to …:人が〜することを許す
- become a reality:現実になる
- go beyond …:〜を越えて進む
- It’s only the beginning.:まだ始まったばかり
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まとめ|年齢は、物語の終わりではない
ニコール・キッドマンの言葉には、年齢を重ねることを「可能性が狭くなること」ではなく、より多くの物語を語れるようになることとして捉える強さがあります。夢がかなったあとも、自由に挑み、仲間と力を合わせ、新しい物語を始める。今日ひとつ覚えるなら、It’s only the beginning. と声に出してみてください。
主な出典
- American Film Institute:Nicole Kidman AFI Life Achievement Award acceptance speech(2024)
- SAG-AFTRA:24th Annual Screen Actors Guild Awards transcript(2018)
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