award A to Bの意味は?「AをBに授与する」の語順とaward B A・presentとの違い

award A to Bの意味・語順・類似表現との違いを解説するアイキャッチ画像

award A to B は「AをBに授与する」という意味です。Aには賞・契約・奨学金など、Bには受賞者や受注者が入ります。

give A to B と同じ語順ですが、award には審査・選考・正式な決定を経て与えるニュアンスがあります。この記事では、もう一つの語順 award B A、受け身、present B with Aとの違いまで整理します。

award A to Bの意味と基本語順

基本の形は次のとおりです。

award+A(賞・権利・契約など)+to+B(受け手)

to は、賞や権利が「受け手のところへ届く」方向を示します。

  • The judges awarded first prize to Mia.
    審査員は1等賞をミアに授与しました。
  • The university awarded a scholarship to Ken.
    大学はケンに奨学金を授与しました。
  • The city awarded the construction contract to a local company.
    市は建設契約を地元企業に発注しました。
  • The court awarded damages to the customer.
    裁判所はその顧客への損害賠償を認めました。

日本語ではすべて「与える」と訳せる場合がありますが、award が使われるのは、賞、奨学金、契約、損害賠償などを正式な判断によって与える場面です。

しゅみすけ(大山俊輔)

Aは「与えるもの」、Bは「受け取る人・組織」です。まずgive A to Bと同じ並びだと考えると、語順を覚えやすくなります。

award B Aという語順も使える

awardgive と同じように、次の2つの語順を取れます。

  • award A to B:AをBに授与する
  • award B A:BにAを授与する

次の2文は、焦点の置き方は少し違っても、伝える出来事は同じです。

  • They awarded the medal to Naomi.
    彼らはそのメダルをナオミに授与しました。
  • They awarded Naomi the medal.
    彼らはナオミにそのメダルを授与しました。

award A to B はAを先に示したいときや、Bが長い語句のときに整理しやすい形です。award B A は受賞者Bを早めに示す、簡潔な形です。

受け身の語順

受け身では、何を主語にするかで2つの形があります。

Aを主語にする:A is awarded to B

  • The prize was awarded to a young researcher.
    その賞は若手研究者に授与されました。
  • The contract was awarded to our team.
    その契約は私たちのチームに発注されました。

Bを主語にする:B is awarded A

  • She was awarded a research grant.
    彼女は研究助成金を授与されました。
  • Two students were awarded scholarships.
    2人の学生に奨学金が授与されました。

× She was awarded to a scholarship. とはしません。人を主語にするなら She was awarded a scholarship.、物を主語にするなら A scholarship was awarded to her. です。

award・present・giveの違い

award A to B・award B A・present B with A・give A to Bの語順を比較した図

award:正式に授与・認定する

award は、審査や決定によって賞・金銭・契約などを与えることに重点があります。

The committee awarded the grant to our project.
委員会は私たちのプロジェクトに助成金を交付しました。

present:人前で贈呈する

present は、賞状や品物を正式に手渡す場面に焦点があります。よく使う語順は present B with A または present A to B です。詳しくはpresent A with Bの意味・語順とawardとの違いで確認できます。

The host presented the winner with a trophy.
司会者は優勝者にトロフィーを贈呈しました。

give:日常的な「与える」

give は最も広く使える基本動詞です。正式な選考や授与を強調しないなら、会話ではこちらが自然です。

They gave me a small prize.
彼らは私にちょっとした賞品をくれました。

しゅみすけ(大山俊輔)

awardは「選考して授与を決める」、presentは「式典などで贈呈する」と考えると違いが見えます。同じ賞について、両方の動詞が使われることもあります。

よく使われる組み合わせ

  • award a prize to someone:人に賞を授与する
  • award a scholarship to someone:人に奨学金を授与する
  • award a contract to a company:企業に契約を発注する
  • award damages to someone:人への損害賠償を認める
  • award custody to a parent:親に親権を認める

日本人が間違えやすいポイント

toの後ろに「与える物」を置かない

× They awarded Ken to the prize.
○ They awarded the prize to Ken.
○ They awarded Ken the prize.

award toだけで使わない

award は他動詞なので、基本的に「何を」授与するのかが必要です。

× The committee awarded to Maya.
○ The committee awarded the scholarship to Maya.

「受賞する」はwinやreceiveも使える

受賞者の行為・結果を簡単に述べるなら、win an awardreceive an award も自然です。

  • She won the award.
    彼女はその賞を受賞しました。
  • She received the award at the ceremony.
    彼女は式典でその賞を受け取りました。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

award がすぐ出てこなければ、基本動詞の give で十分伝えられます。

  • The school gave her a scholarship.
    学校は彼女に奨学金を出しました。
  • They chose our company for the contract.
    彼らはその契約に私たちの会社を選びました。
  • She got first prize.
    彼女は1等賞を取りました。

まとめ

  • award A to B は「AをBに正式に授与する」
  • Aは賞・契約・金銭など、Bは受け手
  • award B A という語順も可能
  • 受け身は A is awarded to B または B is awarded A
  • award は授与の決定、present は贈呈、give は一般的な「与える」

ほかの定型表現も確認したい方は、英熟語・定型表現の一覧もあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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