
boast of は「〜を誇る」「〜を自慢する」という意味です。ただし、日常会話でよく聞く boast about より少し硬く、文章や改まった表現で使われやすいのがポイントです。
さらに The hotel boasts ocean views. のように、ofを使わず「〜を備えている」と宣伝する用法もあります。この記事では、語順、自然な例文、brag about・be proud of・show off との違いまで整理します。
Contents
boast ofの基本的な意味
boast of + 名詞 で「〜を誇る」「〜を自慢げに語る」を表します。boastには、自分の実績や持ち物を人に誇らしげに話す感覚があります。
- boast of one’s success:自分の成功を誇る
- boast of one’s experience:自分の経験を誇る
- boast of having done:〜したことを自慢する
of は「何について誇っているのか」という話題・対象を後ろにつなぎます。ただし現代の日常会話では、同じ対象を about でつなぐほうが一般的です。
しゅみすけ(大山俊輔)
boast ofのニュアンスは「誇らしげに語る」
boastは、単に「うれしい」と感じるだけでなく、その価値を外に向かって語る動詞です。そのため、人について使うと「自慢しすぎ」という批判的な響きになることがあります。
He boasted of his influence in the industry.
彼は業界での自分の影響力を誇った。
一方、会社・町・建物などを主語にすると、「立派な特徴を備えている」という肯定的な宣伝表現にもなります。
よく使う語順と文法
1. boast of + 名詞
She boasted of her long experience in sales.
彼女は営業での長い経験を誇った。
The town once boasted of a busy harbor.
その町はかつて活気ある港を誇っていた。
2. boast of + 動名詞
He boasted of having met the actor in person.
彼はその俳優に直接会ったことを自慢した。
「すでに〜したこと」を強調するときは having + 過去分詞 が使えます。会話では、より簡単に He said he had met the actor. と言い換えても十分伝わります。
3. boast about + 名詞・動名詞
My coworker keeps boasting about his new car.
同僚は新しい車の自慢ばかりしている。
keep boasting about は「何度も自慢する」という、日常会話で使いやすい形です。
4. boast that + 文
She boasted that she had never missed a deadline.
彼女は締め切りに一度も遅れたことがないと自慢した。
自慢の内容を文で具体的に言いたいときは that節 を使います。
boast of・boast about・show offの違い

- boast of:〜を誇る。やや硬く、文章語的
- boast about:〜について自慢する。会話で自然
- show off:人の注意を引くために見せびらかす・格好をつける
He boasted about his promotion.
彼は昇進したことを自慢した。
He showed off his expensive watch.
彼は高価な腕時計を見せびらかした。
boastは「話す」ことが中心ですが、show offは服、技術、持ち物などを見せる行動にも使えます。show offの詳しい使い方は、show offの意味と使い方で確認できます。
brag about・be proud ofとの違い
brag about:くだけた「自慢する」
brag about はboast aboutより口語的で、「鼻にかける」「得意げに言う」という否定的な印象が出やすい表現です。
Stop bragging about how much you earn.
収入の多さを自慢するのはやめて。
be proud of:誇りに思う
be proud of は本人の気持ちを表し、必ずしも誰かに自慢するわけではありません。自分や家族の努力を前向きに語るなら、boastより自然で温かい表現です。
I’m proud of what our team achieved.
チームが成し遂げたことを誇りに思います。
自分のことを肯定的に伝えたいとき、I boast of my skills. より I’m proud of my skills. のほうが自然です。
ofなしのboast:「〜を備えている」
広告、旅行案内、会社紹介では、boast + 目的語 の形もよく使われます。このboastは「自慢する」というより、「誇れる特徴として備えている」という意味です。
The hotel boasts stunning ocean views.
そのホテルは見事な海の眺めを誇ります。
Our office boasts a spacious rooftop terrace.
当社のオフィスには広々とした屋上テラスがあります。
The app boasts several useful security features.
そのアプリは便利なセキュリティ機能をいくつも備えています。
日常会話で難しく感じる場合は、has を使えば十分です。たとえば The hotel has a great ocean view. なら「そのホテルは海の眺めがすばらしい」と簡単に言えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
場面別の自然な例文
仕事
The candidate boasted of his extensive overseas experience.
その応募者は豊富な海外経験を誇った。
Our new studio boasts the latest recording equipment.
新しいスタジオは最新の録音機材を備えています。
友人・人間関係
She never boasts about her achievements.
彼女は自分の実績を決して自慢しません。
He boasted that he knew everyone at the party.
彼はパーティーの全員と知り合いだと自慢した。
旅行・暮らし
The island boasts beautiful beaches and quiet villages.
その島には美しいビーチと静かな村があります。
The restaurant boasts of a tradition dating back 100 years.
そのレストランは100年にわたる伝統を誇っています。
日本人が間違えやすいポイント
- boast for とはしない:対象は通常ofまたはaboutでつなぐ
- 日常会話でboast ofを多用しない:硬く響く場合はboast aboutを使う
- 「誇りに思う」と「自慢する」を区別する:気持ちならbe proud of
- 施設の特徴を述べるboastにはofが不要な場合がある:The hotel boasts a pool.
すぐに使える簡単な言い換え
- He boasted about his success. → He talked a lot about his success.
彼は自分の成功についてたくさん話しました。 - She boasts of her experience. → She is very proud of her experience.
彼女は自分の経験をとても誇りに思っています。 - The hotel boasts a rooftop pool. → The hotel has a rooftop pool.
そのホテルには屋上プールがあります。
まとめ
boast of は「〜を誇る・自慢する」というやや硬めの表現です。日常会話では boast about、さらにくだけて批判的に言うなら brag about がよく使われます。「誇りに思う」という内面の気持ちなら be proud of を選びましょう。
また、The hotel boasts ocean views. のような boast + 目的語 は「誇れる特徴を備えている」という案内・宣伝の定番です。難しければhasで言い換えられます。
ほかの熟語も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもあわせてご覧ください。









