buckle underの意味は?「重圧に負ける」の使い方とgive in・break downとの違い

buckle underの意味と使い方を表すアイキャッチ画像

仕事量、期待、締め切りなどが重なり、「もう持ちこたえられない」と感じることがあります。そんな重圧に耐えきれず屈する・機能できなくなる状態を表す句動詞が buckle under です。

give in と似ていますが、誰かの要求に譲るというより、上からの重さに支えきれなくなるイメージです。意味の仕組み、語順、自然な例文、break downとの違いまで見ていきましょう。

最初に結論:buckle underは「重圧に耐えきれず屈する」

buckle under は、プレッシャー・負担・ストレスなどに耐えられず、屈する、失敗する、正常に対応できなくなることを表します。最も定番の形は buckle under pressure です。

  • He refused to buckle under pressure.
    彼は圧力に屈することを拒みました。
  • I was afraid I would buckle under the workload.
    その仕事量に耐えきれなくなるのではないかと不安でした。
  • The team buckled under the pressure of the final.
    チームは決勝戦の重圧に負けました。

活用は buckle under – buckled under – buckled under です。

しゅみすけ(大山俊輔)

buckle underの中心は「弱い人だから負ける」ではなく、「支えていたものが負荷に耐えられなくなる」です。人にも組織にも使えます。

buckle+underから意味を理解する

buckle には名詞の「バックル」のほか、動詞で「圧力を受けて曲がる、へこむ、崩れる」という意味があります。柱や膝が大きな荷重を受けて、まっすぐ支えられなくなるイメージです。

under は「~の下に」。そこから、何らかの重さの下で、支える力が尽きるという意味になります。

  • The shelf buckled under the weight of the books.
    棚は本の重みでたわみました。
  • She didn’t buckle under the criticism.
    彼女は批判に屈しませんでした。

語順:underの後ろに「重圧の原因」を置く

buckle under は基本的に自動詞として使い、under+名詞 で何に耐えられなかったのかを示します。目的語を直接置く分離可能な句動詞ではありません。

  • buckle under pressure:重圧に屈する
  • buckle under the strain:負担に耐えきれなくなる
  • buckle under the workload:仕事量に押しつぶされる
  • buckle under criticism:批判に屈する

したがって、buckle the pressure underbuckle it under とは言いません。

人・組織・物に使える

人が精神的な重圧に負ける

She almost buckled under the stress of caring for everyone.
彼女は全員の世話をするストレスで、もう少しで持ちこたえられなくなるところでした。

チーム・組織が機能できなくなる

The small company buckled under its growing debts.
その小さな会社は膨らむ負債に耐えきれなくなりました。

物が重みで曲がる

The table buckled under the weight of the equipment.
テーブルは機材の重みで曲がりました。

物理的な用法があるからこそ、人への比喩も「重さに支えきれず形が崩れる」という具体的な像を持ちます。

仕事・人間関係・スポーツで使える例文

仕事

I don’t want the new employee to buckle under too much pressure.
新人が過度なプレッシャーでつぶれてしまわないようにしたいです。

Our system buckled under the sudden increase in demand.
需要の急増にシステムが耐えられなくなりました。

人間関係

He buckled under pressure from his family and changed his decision.
彼は家族からの圧力に屈し、決断を変えました。

She won’t buckle under their criticism.
彼女は彼らの批判には屈しないでしょう。

スポーツ・勝負

The player buckled under pressure in the final set.
その選手は最終セットでプレッシャーに負けました。

They stayed calm while their opponents buckled.
相手が重圧に負ける中、彼らは冷静さを保ちました。

buckle under・give in・break downの違い

buckle under、give in、break downのニュアンスの違い

表現 中心の意味 焦点
buckle under 重圧に耐えきれず屈する 負荷に支える力が負ける
give in 要求・説得に折れる 抵抗をやめて相手に譲る
break down 心身・機械・仕組みが崩れる 機能そのものが停止・破綻する

He gave in to their demands. は「要求を受け入れた」。He buckled under their pressure. は「圧力に耐えられず屈した」。結果が似ていても、前者は譲歩、後者は耐久力の限界に焦点があります。

crack under pressure も近い表現ですが、プレッシャーで冷静さを失う・重大なミスをする響きが強めです。buckle under は人だけでなく、組織・構造・システムにも広く使えます。

しゅみすけ(大山俊輔)

人にYou buckled under pressure.と言うと、責める響きが出ます。本人の体験ならI couldn’t handle the pressure.のように説明するほうが柔らかい場合もあります。

日本人が間違えやすいポイント

  • buckle downと混同しない:buckle down は「本腰を入れて取り組む」で、ほぼ反対方向です。
  • underの後ろに原因を置く:buckle under pressure の語順です。
  • 必ずしも完全崩壊ではない:圧力に負けて判断・成績・抵抗が崩れることも含みます。
  • 相手を責める表現になり得る:人物評価として使うときは注意しましょう。

この句動詞が出てこなかったら?しゅみすけ式の簡単な言い換え

  • I couldn’t handle the pressure.
    プレッシャーに対処できませんでした。
  • The stress became too much for me.
    ストレスが私には大きすぎました。
  • He changed his mind because they pressured him.
    彼らに圧力をかけられ、彼は考えを変えました。
  • The system couldn’t handle the extra demand.
    システムは増えた需要に対応できませんでした。

関連表現

まとめ

buckle under は、重圧・ストレス・負担に支える力が耐えきれず「屈する、正常に対応できなくなる」こと。定番は buckle under pressure です。give in は相手に譲ること、break down は機能そのものが崩れることに焦点があります。思い出せなければ、I couldn’t handle the pressure. と直接伝えましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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