
Can I …?は、「〜してもいいですか?」と許可を求めるだけの表現ではありません。レストランで物を頼む、相手に手助けを申し出るなど、日常会話のさまざまな場面で使います。
Can I sit here?
ここに座ってもいいですか。
Can I have some water?
お水をいただけますか。
Can I help you?
お手伝いしましょうか。
この記事では、Can Iの3つの使い方、後ろに続く語順、自然な返事、May I・Could I・Can youとの違いを、旅行・仕事・日常会話の例文で解説します。
Contents
Can I …?の基本的な意味と語順
基本の形は、Can I+動詞の原形 …?です。
Can I open the window?
窓を開けてもいいですか。
canは「〜できる」という可能・能力を表す助動詞ですが、Can I …?と相手に尋ねることで、「私がそれをしても問題ないですか」と許可を確認する表現になります。
助動詞canの後ろは必ず動詞の原形です。
- Can I use …?:使ってもいいですか
- Can I take …?:取ってもいいですか
- Can I ask …?:尋ねてもいいですか
- Can I be …?:〜でいても/〜になってもいいですか
しゅみすけ(大山俊輔)
1.許可を求める「〜してもいい?」
自分がしたい行動について、相手の許可や都合を確認する最も基本的な用法です。日常会話では自然で、失礼な表現ではありません。
Can I sit here?
ここに座ってもいいですか。
Can I charge my phone here?
ここでスマートフォンを充電してもいいですか。
Can I leave a little early today?
今日は少し早く帰ってもいいですか。
Can I take a picture?
写真を撮ってもいいですか。
親しい相手には「〜していい?」という軽い響きになり、店員や初対面の人にも普通に使えます。より丁寧にしたい場合はCould IやMay Iが選択肢になります。
2.Can I have …?で物やサービスを頼む
Can I have+物は、レストラン・ホテル・店などで「〜をいただけますか」と注文や依頼をする定番表現です。直訳の「私は持てますか」ではなく、相手に用意してもらう依頼として使われます。
Can I have a coffee, please?
コーヒーをいただけますか。
Can I have the bill, please?
お会計をお願いします。
Can I have a room with a view?
眺めのよい部屋にしていただけますか。
Can I have your name?
お名前を伺ってもいいですか。
pleaseを添えると、頼み方がより柔らかくなります。アメリカ英語で会計を頼む場合はthe checkもよく使います。
3.申し出る「私が〜しましょうか?」
自分が相手のために行動する許可を求める形で、手助けの申し出にもなります。
Can I help you?
お手伝いしましょうか。
Can I carry that for you?
それをお持ちしましょうか。
Can I get you something to drink?
何か飲み物をお持ちしましょうか。
Can I call you a taxi?
タクシーを呼びましょうか。
店員のCan I help you?は、「何かお探しですか」「ご用件を伺いましょうか」という接客表現にもなります。

Can I・May I・Could Iの違い
Can I:日常会話の標準
Can Iは、親しい会話にも店・職場・旅行にも使える、最も日常的な形です。
Can I use your charger?
充電器を使ってもいいですか。
May I:改まった丁寧さ
May I …?は、許可を求める伝統的で丁寧な形です。接客・式典・改まった場面には合いますが、普段の会話では少し格式ばって聞こえることもあります。
May I come in?
入ってもよろしいでしょうか。
Can Iが文法的に失礼、ということではありません。現代の日常会話ではCan Iもごく自然です。
Could I:控えめで柔らかい
Could I …?は、「できれば〜してもよいでしょうか」という一歩引いた響きがあります。相手に負担をかける依頼や、断られる可能性を意識する場面で使いやすい表現です。
Could I change my reservation?
予約を変更していただくことはできますか。
ここでのcouldは必ずしも過去を表すわけではなく、現在の依頼を柔らかくしています。
Can IとCan youの違い
主語が変わると、誰が行動するのかも変わります。
- Can I open the window?
私が窓を開けてもいいですか。 - Can you open the window?
あなたが窓を開けてくれますか。
自分の行動について許可を求めるならCan I、相手に行動を頼むならCan youです。
Can I borrow your pen?
あなたのペンを借りてもいいですか。
Can you lend me your pen?
私にペンを貸してくれますか。
borrow(借りる)とlend(貸す)の向きも一緒に確認すると、主語を選びやすくなります。
Can I …?への自然な返事
許可するとき
- Sure.:もちろん。
- Of course.:もちろんです。
- Go ahead.:どうぞ。
- No problem.:問題ないですよ。
A: Can I sit here?
A:ここに座ってもいいですか。
B: Sure. Go ahead.
B:もちろん。どうぞ。
断るとき
いきなりNoだけで終わらせず、Sorryを添えたり理由を短く伝えたりすると自然です。
- Sorry, this seat is taken.:すみません、この席は空いていません。
- I’m afraid not.:申し訳ありませんが、難しいです。
- Sorry, we don’t allow photos here.:すみません、ここでは撮影できません。
日本人が間違えやすいポイント
Can Iの後ろにtoを置かない
- 正:Can I use this?
- 誤:Can I to use this?
助動詞canの後ろには、toを付けず動詞の原形を置きます。
be動詞も原形のbeにする
- 正:Can I be honest?
- 誤:Can I am honest?
Can I be honest?は、「正直に言ってもいい?」と本音を切り出す定型表現です。
Can I help you?は文脈で意味が変わる
親切な申し出にもなりますが、店員が使えば「何かお探しですか」、困っている人に使えば「大丈夫ですか」という意味にもなります。単語の訳より場面で理解しましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
Can Iの後ろの動詞が思い出せない場合は、短い基本表現や指さしを組み合わせても通じます。
- Can I sit here? → Is this seat free?
- Can I have some water? → Water, please.
- Can I use this? → Is this okay?
- Can I help you? → Do you need help?
場面別の自然な例文
旅行
Can I leave my bag here?
荷物をここに置いてもいいですか。
Can I check in early?
早めにチェックインできますか。
仕事
Can I ask a quick question?
少し質問してもいいですか。
Can I get back to you tomorrow?
明日お返事してもいいですか。
日常会話
Can I try a bite?
一口食べてみてもいい?
Can I invite Maya too?
Mayaも誘っていい?
まとめ
Can I+動詞の原形 …?には、主に3つの使い方があります。
- 許可:Can I sit here?
- 依頼:Can I have some water?
- 申し出:Can I help you?
Can Iは日常会話の標準、May Iは改まった丁寧さ、Could Iは控えめで柔らかい頼み方です。また、Can youは相手に行動を頼む表現なので、誰が動くのかを意識して使い分けましょう。
より遠回しに許可を求める方法は、Do you mind if …?の意味と答え方で解説しています。自分から動く申し出はLet me+動詞原形の使い方、ほかの表現は英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。









