
yearn for は、「〜を切望する」「〜を心から恋しく思う」という意味です。単なる want よりずっと感情が深く、簡単には手に入らないものや、今は遠く離れている人・場所・状態を強く求めるときに使います。
この記事では、yearn for の意味とニュアンス、語順、自然な例文を解説し、よく似た long for、want、miss との違いも整理します。
Contents
yearn forの意味は「〜を心から切望する」
yearn for + 名詞 で、「〜を強く求める」「〜を心の底から恋しく思う」という意味になります。
- She yearned for freedom.
彼女は自由を心から切望していました。 - He yearns for a simpler life.
彼はもっとシンプルな暮らしを切望しています。 - I sometimes yearn for home.
私はときどき故郷がたまらなく恋しくなります。
ここでの願いは、「新しいバッグが欲しい」のような一時的な欲求ではありません。自由、愛情、故郷、心の平穏など、自分にとって大切なのに、今は満たされていないものへ心が引っ張られるイメージです。
しゅみすけ(大山俊輔)
yearnが持つネイティブの感覚
yearn は、長いあいだ続く深い願いや、胸の内から湧き上がる思いを表します。日常会話で頻繁に使う軽い語ではなく、やや感情的・文学的な響きがあります。
そのため、次のような対象と相性がよい表現です。
- freedom:自由
- peace:平和・心の平穏
- love / affection:愛・愛情
- home:故郷・家庭
- the past:過去
- a sense of belonging:自分の居場所だという感覚
People yearn for connection.
人は心のつながりを強く求めます。
この例のように、人間の根源的な願いを語る文章でも自然です。
基本の語順はyearn for+名詞
最も重要な形は、主語 + yearn for + 名詞 です。for は、気持ちが求める対象へ向かっていることを示します。
- Many employees yearn for more flexibility.
多くの従業員が、より柔軟な働き方を強く望んでいます。 - After years abroad, she yearned for familiar food.
長年海外で暮らしたあと、彼女は慣れ親しんだ食べ物が恋しくなりました。 - The children yearned for their parents’ attention.
子どもたちは両親に注目してもらうことを切望していました。
時制による形の変化
- 現在形:yearn / yearns
- 過去形・過去分詞:yearned
- 進行形:yearning
He had always yearned for adventure.
彼はずっと冒険を切望していました。
She is yearning for a fresh start.
彼女は新たな出発を心から望んでいます。
ただし、yearn 自体が継続的な思いを表すため、単純現在形や完了形でも十分に「長く思っている」感覚が出ます。
yearn to doなら「〜したいと切望する」
動作を続けたいときは、yearn to + 動詞の原形 を使えます。
- She yearned to travel the world.
彼女は世界を旅したいと切望していました。 - He yearns to be accepted for who he is.
彼はありのままの自分を受け入れてもらいたいと心から願っています。 - I yearned to see my family again.
私は家族にもう一度会いたいと切望していました。
整理すると、名詞なら yearn for something、動作なら yearn to do です。
日常・仕事・人間関係で使える例文
故郷・旅行
- Living overseas made me yearn for home.
海外生活をして、故郷がたまらなく恋しくなりました。 - After months in the city, we yearned for open space.
都会で数か月過ごし、私たちは広々とした場所を心から求めるようになりました。
恋愛・人間関係
- She yearned for someone who truly understood her.
彼女は自分を本当に理解してくれる人を切望していました。 - He still yearned for her affection.
彼は今も彼女の愛情を求め続けていました。
仕事・暮らし
- I yearn for a better work-life balance.
私はもっとよい仕事と生活のバランスを心から望んでいます。 - Many people yearn for financial security.
多くの人が経済的な安心を切望しています。 - After a hectic week, I yearned for some peace and quiet.
慌ただしい一週間のあと、私は静かに落ち着ける時間を心から求めました。
yearn for・long for・wantの違い

want:日常的な「欲しい・したい」
want は最も幅広く日常的です。小さな希望にも人生の目標にも使え、切なさや長期間という意味は含みません。
I want a cup of coffee.
コーヒーが一杯欲しいです。
long for:長いあいだ強く望む
long for も「〜を切望する」という意味で、yearn for と非常に近い表現です。どちらも距離や満たされなさを感じさせますが、yearn for は心の奥から湧く感情を、long for は長く待ち望む感覚をやや強く出しやすいと考えるとよいでしょう。
She longed for the day when they could meet again.
彼女は二人が再会できる日を待ち焦がれていました。
実際には置き換えられる場面も多くあります。詳しくはlong for・long toの意味と使い方も参考にしてください。
yearn for:心の奥から強く求める
yearn for は、感情の深さや胸の痛みに焦点が当たりやすく、自由・愛・故郷・居場所などとの相性が特によい表現です。
He yearned for a place where he belonged.
彼は自分の居場所と思える場所を心から求めていました。
yearn forとmissの違い
miss は、知っている人や以前あった生活などを「いなくて寂しく思う」表現です。yearn for は、過去に経験したものだけでなく、まだ手に入れたことのない自由や理想の生活にも使えます。
- I miss my family.
家族に会えなくて寂しいです。 - I yearn to see my family again.
家族にもう一度会いたいと心から願っています。 - She yearns for a life she has never known.
彼女はまだ経験したことのない人生を切望しています。
日本人が間違えやすいポイント
1.yearn somethingとは言わない
名詞を続けるときは for が必要です。
- 誤:I yearn freedom.
- 正:I yearn for freedom.
2.yearn for doではなくyearn to do
動作を続けるなら、通常は不定詞を使います。
- 誤:She yearns for travel the world.
- 正:She yearns to travel the world.
- 名詞なら:She yearns for adventure.
3.軽い欲求には大げさになりやすい
たとえば「今、アイスが食べたい」に yearn for ice cream を使うと、詩的または冗談めいた大げさな響きになります。普通の会話なら I want some ice cream. が自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
難しければ簡単な英語で言い換えよう
yearn for が出てこないときは、気持ちを直接説明すれば十分伝わります。
- I really want it.
それを本当に望んでいます。 - I’ve wanted it for a long time.
長いあいだそれを望んでいます。 - I want it more than anything.
何よりもそれを望んでいます。 - I miss home so much.
故郷がとても恋しいです。 - I really hope I can see them again.
また彼らに会えることを心から願っています。
難しい単語よりも、really、so much、for a long time を使えば、基本的な英語で感情の強さを表せます。
まとめ
yearn for は、「〜を心から切望する」「〜をたまらなく恋しく思う」という感情の深い表現です。
- 名詞:yearn for + 名詞
- 動作:yearn to + 動詞の原形
- want より強く、長く満たされない思いを示す
- long for と近いが、yearn for は心の奥から湧く感情を感じさせやすい
- 簡単に言うなら I really want it.
ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧をご覧ください。









