come toの意味は?「意識を取り戻す・合計になる」など4つの使い方と語順

come toの意味・使い方・違いを表すアイキャッチ画像

come to は短いのに、「意識を取り戻す」「合計〜になる」「決断・結論に至る」「〜するようになる」など、意味が大きく変わる表現です。しかし、すべてに共通するのはある地点・状態へ到達するという感覚です。

最初に結論:come toの代表的な4つの意味

come toの意識を取り戻す・合計になる・決断に至る・気づくようになるの4用法

  1. 意識を取り戻す:She finally came to.
  2. 合計〜になる:The bill came to $50.
  3. 決断・結論などに至る:We came to a decision.
  4. 〜するようになる:I came to realize my mistake.

後ろに何もなければ「意識を取り戻す」、金額なら「合計になる」、名詞なら「その結果に至る」、動詞なら「徐々に〜するようになる」と見分けるのが基本です。

しゅみすけ(大山俊輔)

come to を日本語訳ごとに暗記するより、「ある地点・状態へたどり着く」と考えると、4つの意味が一本につながります。

come+toから意味の仕組みを理解する

come は「こちらへ来る」、to は「到達点」を示します。場所へ到着する動きが、意識・金額・判断・理解などの抽象的な到達点へ広がったのが come to です。

  • 無意識の状態から意識のある状態へ到達する
  • 数字を足した結果、ある金額へ到達する
  • 考えた結果、決断・結論へ到達する
  • 時間を経て、理解・認識へ到達する

意味1:意識を取り戻す

come to が目的語なしで使われると、事故・気絶・麻酔などのあとに「意識を取り戻す」という意味になります。

She fainted, but she came to a few minutes later.
彼女は気を失いましたが、数分後に意識を取り戻しました。

When I came to, I was lying on the floor.
意識を取り戻したとき、私は床に横たわっていました。

過去形は came to、進行形は coming to です。通常、目的語を取らず、受け身や分離形にはしません。

come around / regain consciousnessとの違い

表現 ニュアンス
come to 意識を取り戻す、という短い口語表現
come around / come round 同じく意識が戻る。考えが変わる意味もある
regain consciousness 明確でフォーマル。医療説明にも向く
wake up 通常の睡眠から目を覚ます

考えが変わる用法も含めた違いは「come aroundの意味とcome roundとの違い」で解説しています。

意味2:金額・合計が〜になる

物・料金+come to+金額 で「合計〜になる」です。

The bill came to $80.
会計は合計80ドルでした。

With tax, the total comes to 5,500 yen.
税込みで合計5,500円になります。

How much does it come to?
合計はいくらになりますか。

この用法では、人ではなく the bill / the total / the cost などが主語になります。come to の後ろに到達した金額を置きます。

come toとamount to・add up toの違い

  • come to:会計・費用の合計を会話で自然に伝える
  • amount to:合計・総額をやや説明的に示す
  • add up to:複数の数字を足した結果を強調する

詳しくは「amount to・add up to・come toの違い」も参照してください。

意味3:決断・結論・合意に至る

人+come to+結果を表す名詞 で、考えたり話し合ったりした末に「〜に至る」という意味です。

  • come to a decision:決断に至る
  • come to a conclusion:結論に至る
  • come to an agreement:合意に至る
  • come to a compromise:妥協点に達する
  • come to terms with:現実を受け入れる・折り合いをつける

We finally came to an agreement.
私たちはようやく合意に至りました。

Have you come to a decision yet?
もう決断しましたか。

After reviewing the data, we came to the same conclusion.
データを検討した結果、私たちは同じ結論に至りました。

「結論に至る」の詳しいニュアンスは「come to a conclusionとreach a conclusionの違い」で確認できます。

意味4:come to doで「〜するようになる」

come to+動詞の原形 は、時間や経験を経て「徐々に〜するようになる・〜だと分かる」という意味です。

I came to realize that I was wrong.
私は自分が間違っていたと気づくようになりました。

She came to trust her new manager.
彼女は新しい上司を信頼するようになりました。

How did you come to know him?
どのようにして彼と知り合ったのですか。

突然の一瞬より、経験を重ねてその理解・感情へ到達するニュアンスがあります。詳しくは「come to doとget to・begin toの違い」を参照してください。

しゅみすけ(大山俊輔)

後ろを見るのが一番の近道です。金額なら合計、a decisionなら決断、動詞なら「〜するようになる」、何もなければ「意識が戻る」です。

語順と文法:分離できる?代名詞は?

come to は、ここで扱う用法では分離しません。to の後ろに到達点をそのまま置きます。

  • The bill came to $50.
  • × The bill came $50 to.
  • We came to it after a long discussion.
  • × We came it to.

代名詞を使っても come to it の順です。ただし、「意識を取り戻す」の come to は目的語を取りません。

日本人が間違えやすいポイント

wake upと同じだと思わない

睡眠から目覚めるなら wake up。気絶・麻酔などで失った意識が戻るなら come to です。

「合計する」と言いたいときに人を主語にしない

× I came to $50. ではなく、The bill came to $50. と料金・合計を主語にします。

toの後ろの形を混同しない

  • come to+名詞:決断・結論などに至る
  • come to+動詞:〜するようになる

We came to a decision.We came to decide… は形も意味も異なります。

この句動詞が出てこなかったら?簡単な英語ならこう言える

  • She woke up after she fainted.
    彼女は気を失ったあと目を覚ましました。
  • The total is $50.
    合計は50ドルです。
  • We finally decided.
    私たちはようやく決めました。
  • We finally agreed.
    私たちはようやく合意しました。
  • After some time, I understood my mistake.
    しばらくして、自分の間違いが分かりました。

come to を完全に言い換える一語を探す必要はありません。「意識が戻った」「合計はいくら」「決めた」「理解した」と、伝えたい結果を基本語で直接言えば十分です。

まとめ

come to の核は「ある地点・状態へ到達する」です。目的語なしなら「意識を取り戻す」、金額が続けば「合計〜になる」、decision・agreementなどの名詞が続けば「〜に至る」、動詞が続けば「徐々に〜するようになる」と判断できます。語順は分離せず、come to+到達点。思い出せないときは The total is $50.We finally decided. のように、結果を簡単な英語で直接伝えましょう。

comeを使った句動詞をまとめて整理したい方は、comeを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順もあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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