come within an ace ofの意味は?almost・come close toとの違いと使い方

come within an ace ofの意味・使い方・almostやcome close toとの違いを示すアイキャッチ

come within an ace ofは、「もう少しで〜する」「すんでのところで〜する」という意味です。成功にも危険にも使えますが、実際にはその結果にほんのわずかな差で届かなかったことを表します。

よく使う形はcome within an ace of doingです。この記事ではaceがなぜ「わずかな差」になるのか、ofの後ろの語順、自然な例文、almost・nearly・come close toとの違い、簡単な言い換えまで整理します。

come within an ace ofの基本的な意味

  • もう少しで〜するところだった
  • 〜する寸前までいった
  • ほんのわずかな差で〜を逃した

She came within an ace of winning the race.
彼女はもう少しでレースに勝つところでした。

この文は「勝った」ではなく、勝利まであとわずかだったものの、最終的には勝てなかったことを示します。

ややイギリス英語らしい、少し印象的なイディオムです。日常会話で最も無難なのはalmostやcome close toですが、僅差を強調して物語らしく伝えたいときにcome within an ace ofが役立ちます。

しゅみすけ(大山俊輔)

この表現は「結果が起きた」のではなく、「結果のすぐ手前まで来た」ことを表します。winやmissなど、最終結果を日本語訳だけで判断しないようにしましょう。

なぜaceで「ほんのわずかな差」になるの?

ここでのaceはトランプのエースではなく、古い表現で「非常に小さな量・距離」を表します。withinは「ある範囲の内側」、ofは基準となる出来事との関係を示します。

つまりcome within an ace ofは、目標や出来事からほんのわずかな距離の範囲まで来るというイメージです。

come within an ace of・almost・come close to・nearlyのニュアンスと語順の違いを示す解説図

語順はcome within an ace of doing

ofは前置詞なので、動作を続けるときは動名詞を使います。

  • ○ come within an ace of winning
  • × come within an ace of win
  • × come within an ace of to win

We came within an ace of missing the last train.
私たちはもう少しで終電に乗り遅れるところでした。

過去形はcame、現在完了ならhave comeです。

場面別の自然な例文

仕事

The company came within an ace of closing the deal.
その会社はもう少しで契約をまとめるところでした。

We came within an ace of losing our biggest client.
私たちは危うく最大の顧客を失うところでした。

旅行・移動

I came within an ace of missing my flight.
私はもう少しで飛行機に乗り遅れるところでした。

The car came within an ace of hitting the wall.
その車はすんでのところで壁にぶつかるところでした。

恋愛・人間関係

She came within an ace of telling him how she felt.
彼女はもう少しで彼に自分の気持ちを伝えるところでした。

They came within an ace of breaking up.
二人は別れる寸前までいきました。

学校・スポーツ

He came within an ace of passing the exam.
彼はほんのわずかな差で試験合格を逃しました。

Our team came within an ace of reaching the final.
私たちのチームはあと一歩で決勝進出を逃しました。

almostとの違い

almostは最も一般的な「ほとんど・もう少しで」です。動詞の前に置けるため、短く話せます。

  • I almost missed the train.=もう少しで電車に乗り遅れるところだった。
  • I came within an ace of missing the train.=本当に紙一重で乗り遅れるところだった。

意味の中心は近いですが、come within an ace ofのほうが「差が極めて小さかった」ことを強く印象づけます。

come close to doingとの違い

come close to doingも「もう少しで〜する」です。現代の日常英語ではこちらのほうが幅広く自然です。

  • She came close to winning.=彼女はもう少しで勝つところだった。
  • She came within an ace of winning.=彼女はほんのわずかな差で勝利を逃した。

come close toは中立的、come within an ace ofは僅差を強調する少し表現豊かな言い方です。

nearlyとの違い

nearlyもalmostとほぼ同じく「ほとんど・もう少しで」です。特にイギリス英語で日常的に使われます。

I nearly dropped my phone.
もう少しでスマホを落とすところでした。

nearlyは短く日常的、come within an ace ofは出来事を印象的に語るときに向いています。

日本人が間違えやすいポイント

ofの後ろは動名詞

of to doではなく、of doingです。ここでのtoは不定詞ではありません。

結果が実現したと思わない

came within an ace of winningは「勝った」ではなく「勝利をわずかに逃した」です。

aceを数えられる物として訳さない

このイディオムのan aceは「ごくわずかな距離・差」というひとかたまりの比喩です。

簡単な英語で言い換えるなら?

  • I almost missed the train.=もう少しで電車に乗り遅れるところでした。
  • We were very close to winning.=私たちは勝利まであと少しでした。
  • It nearly happened.=もう少しでそれが起きるところでした。
  • He almost passed.=彼はあと少しで合格でした。

しゅみすけ(大山俊輔)

このイディオムが出てこなければ、almost+動詞で十分です。I almost missed it.のように、主語の直後で「もう少しで」を示すと短く自然に伝えられます。

短い会話で使ってみよう

A: Did you catch the last train?
終電に間に合った?

B: Yes, but I came within an ace of missing it.
うん、でも本当にもう少しで乗り遅れるところだったよ。

A: How was the match?
試合はどうだった?

B: We came within an ace of winning.
ほんのわずかな差で勝利を逃したよ。

まとめ

come within an ace ofは「もう少しで〜する」「ほんのわずかな差で〜を逃す」を表すイディオムです。後ろに動作を続けるときはof doingにします。

普通の会話ならalmostやcome close to、紙一重だったことを印象的に強調したいならcome within an ace ofが自然です。

ほかの表現は、英熟語・定型表現の親記事から確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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