「推論する」は英語で?infer・deduce・reasonの違いと簡単な言い換え

「推論する」は英語で?infer・deduce・reasonの違い

「推論する」は英語で、代表的には inferdeducereasondraw a conclusion を使います。どれも材料から答えを導く表現ですが、英語では手がかりから読み取るのか、論理的に導き出すのか、考える過程を表すのかで使い分けます。

この記事では専門的な表現だけでなく、単語が出てこないときに、知っている簡単な英語でどう伝えるかも紹介します。

「推論する」は英語で?まず結論

英語中心イメージ向いている場面
infer直接書かれていないことを手がかりから読み取る発言、文章、データ、状況
deduce既知の事実を論理的につないで答えを導く論理、数学、捜査、分析
reason筋道を立てて考える問題解決、議論、判断
draw a conclusion複数の事実から結論を出す分析、研究、仕事の報告

一般的な「証拠や状況から推論する」は infer が第一候補です。厳密な論理で導くなら deduce、結論を出すことに焦点を当てるなら draw a conclusion が自然です。

infer:手がかりから意味や事実を推論する

infer は、直接言われていないことを、発言・態度・データ・状況などの手がかりから読み取る表現です。「〜から…と推論する」は infer … from 〜 の語順になります。

  • We can infer from the data that sales are slowing.
    データから、売上が鈍化していると推論できます。
  • I inferred that she was unhappy.
    彼女が不満を感じているのだと推論しました。
  • What can we infer from his response?
    彼の返答から何を推論できますか。

なお、話し手が「ほのめかす」のは imply、聞き手がそこから「推論する」のが infer です。主語の役割を逆にしないよう注意しましょう。

deduce:論理を積み上げて答えを導く

deduce は、分かっている事実やルールを論理的につなぎ、結論を導き出す語です。inferよりも、推論の筋道が明確で硬い響きがあります。

  • The detective deduced who had entered the room.
    刑事は誰が部屋に入ったのかを推論しました。
  • From these facts, we can deduce that the system failed first.
    これらの事実から、システムが先に停止したと推論できます。
  • She deduced the answer from the available evidence.
    彼女は入手できる証拠から答えを導き出しました。

日常会話では少し硬いため、figure outwork out の方が自然な場面もあります。

reason:筋道を立てて考える

reason を動詞で使うと、「理性的・論理的に考える」という意味になります。推論の結論より、そこへ至る思考過程に焦点があります。

  • We reasoned that the safest option was to wait.
    待つのが最も安全だと筋道を立てて判断しました。
  • She reasoned her way through the problem.
    彼女は論理的に考えて問題を解きました。
  • Let’s reason this out together.
    一緒に筋道を立てて考えましょう。
推論するを表すinfer・deduce・reason・draw a conclusionの違い
手がかりから読む、論理で導く、筋道を立てる、結論を出すという違いがあります。

draw a conclusion:材料から結論を導き出す

draw a conclusion は、観察や証拠を検討したあとで結論を出す表現です。動詞一語の専門用語よりも意味が想像しやすく、仕事や研究でも広く使えます。

  • It’s too early to draw a conclusion.
    結論を導くにはまだ早すぎます。
  • We drew this conclusion from the survey results.
    調査結果からこの結論を導きました。
  • Don’t draw a conclusion without enough evidence.
    十分な証拠なしに結論を出してはいけません。

come to / reach a conclusion との違いは、come to・reach a conclusionの意味と使い方で詳しく解説しています。

「推論する」と「推測する」の違い

日本語でも近い二語ですが、一般に「推論する」は材料や論理から結論を導くこと、「推測する」は確実ではないことを見当づけることです。

  • 手がかりから意味を読み取る → infer
  • 論理的に答えを導く → deduce
  • 十分な根拠なく思う → guess
  • ひとまず事実だと置く → assume

guess・assume・inferの整理は、「推測する」は英語で?も参考になります。

しゅみすけ(大山俊輔)

「何となく思った」のか、「手がかりをつないで答えを出した」のかを区別しましょう。後者なら infer や deduce が合います。

仕事・学習ですぐ使える例文

  • I inferred that the customer wanted more information.
    お客様はもっと情報を求めているのだと推論しました。
  • We can draw two conclusions from these results.
    これらの結果から二つの結論を導けます。
  • I couldn’t figure out why the number changed.
    なぜ数字が変わったのか分かりませんでした。
  • Based on what she said, I think she will agree.
    彼女の発言から考えると、賛成すると思います。
  • Let’s look at the facts before deciding.
    決める前に事実を見てみましょう。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

infer や deduce が出てこなくても、推論の「材料」と「結論」を簡単な英語でつなげれば伝わります。

  • データから売上減を推論した → I looked at the data and thought sales were going down.
  • 彼の発言から不満だと推論した → He said very little, so I thought he wasn’t happy.
  • 証拠から原因を推論した → We looked at the evidence and found the likely cause.
  • 論理的に答えを導いた → I thought about each fact and found the answer.

何を見た・聞いた?

そこから何を考えた?

何が答えだと思った?

しゅみすけ(大山俊輔)

「I saw A, so I thought B.」だけでも、Aを根拠にBと推論した流れは表せます。難しい単語より、考えた順番を伝えることが大切です。

よくある間違い

inferとimplyを逆にする

発言者が間接的に示すのが imply、受け手がそこから読み取るのが infer です。Her words implied that she was upset. I inferred that she was upset. のように主語が変わります。

根拠がないのにdeduceを使う

deduceには論理的な根拠が必要です。単なる勘なら guess、確証なくそうだと考えるなら assume が自然です。

よくある質問

「データから推論する」は英語で?

infer from the datadraw a conclusion from the data が自然です。前者は読み取る行為、後者は結論を出すことに焦点があります。

「推論できる」は英語で?

We can infer that …It can be inferred that … と言えます。会話では So I think …That probably means … でも十分です。

「推論が飛躍している」は英語で?

That’s a big leap.That conclusion isn’t supported by the evidence. と言えます。証拠不足で早合点するなら、jump to conclusionsも使えます。

まとめ

「推論する」は、手がかりから読み取るなら infer、論理的に導くなら deduce、筋道を立てて考えるなら reason、結論を出すなら draw a conclusion と整理しましょう。

単語が出てこなければ、I saw A, so I thought B. のように、見た事実と考えた結論を基本語でつなげれば十分伝わります。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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