cure A of Bの意味は?語順・使い方とtreat・healとの違い

cure A of Bの意味・語順・使い方とtreat・healとの違い

cure A of Bは、「A(人)からB(病気・悪習・問題)を取り除く」「AのBを治す」という意味です。

The experience cured him of his fear of speaking in public.
その経験によって、彼は人前で話す恐怖を克服しました。

病気だけでなく、bad habit(悪習)、fear(恐怖)、belief(思い込み)などにも使えます。ただし、日常的な医療の話ではcure the diseasetreat the patientのほうが自然になる場合もあります。

この記事では、AとBの語順、なぜofを使うのか、受け身のbe cured of、treat・heal・get rid ofとの違いを独自例文で解説します。

しゅみすけ(大山俊輔)

cure A of Bは、「Aの中にあるBを取り除く」と考えましょう。Aが人、Bが取り除きたい病気・癖・思い込みです。

cure A of Bの意味は「AのBを治す・取り除く」

基本の語順は次の通りです。

cure+A(人)+of+B(病気・悪習・問題)

  • cure a patient of an infection:患者の感染症を治す
  • cure someone of a bad habit:人の悪習を直す
  • cure her of her fear:彼女の恐怖心を取り除く
  • cure him of the belief:彼の思い込みをなくす

Nothing could cure him of his habit of checking his phone at dinner.
夕食中にスマホを確認する彼の癖は、何をしても直りませんでした。

Working abroad cured me of the belief that there is only one right way.
海外で働いたことで、「正しい方法は一つだけ」という思い込みがなくなりました。

なぜofを使うの?

このofは、AとBを結びつけると同時に、AからBを離す・取り除く関係を作ります。

同じ型を持つ表現には、deprive A of B(AからBを奪う)やrob A of B(AからBを奪う)があります。

表現 A B 関係
cure A of B 治される人 病気・悪習 AからBを取り除く
deprive A of B 奪われる人 必要なもの AからBを奪う
rob A of B 被害を受ける人 金・機会など AからBを奪う

違いは、cureではBがなくなることが望ましいものである点です。

cure A of Bの語順と活用

語形
現在形 cure / cures A of B
過去形 cured A of B
進行形 be curing A of B
受け身 A be cured of B

The program aims to cure people of their fear of technology.
そのプログラムは、人々のテクノロジーへの恐怖をなくすことを目指しています。

One successful presentation cured her of some of her nervousness.
一度プレゼンに成功したことで、彼女の緊張は少し和らぎました。

代名詞はAの位置

  • ○ cure him of the habit
  • × cure the habit of him

日本語の「彼の癖を直す」につられてthe habitを先に置かないようにしましょう。

受け身のbe cured of

A be cured of Bで、「AはBが治る・Bから解放される」という意味です。

She was cured of the infection after receiving appropriate treatment.
彼女は適切な治療を受け、感染症が治りました。

I was quickly cured of the idea that freelancing would always be easy.
フリーランスならいつでも楽だという考えは、すぐになくなりました。

後者のように、経験によって甘い考え・思い込みが消えるという比喩的な使い方も自然です。

病気ではcure the diseaseもよく使う

cureは、病気を直接目的語にしても使えます。

Researchers hope to cure the disease.
研究者たちはその病気を治すことを目指しています。

The treatment cured the infection.
その治療によって感染症が治りました。

比較すると、次の違いがあります。

  • cure the disease:病気そのものを治す
  • cure the patient of the disease:患者から病気を取り除く

現代の日常英語では、病気についてcure A of Bを何度も使うと硬く感じることがあります。人を主語にするならrecover from、治療過程ならtreatもよく使われます。

cure・treat・healの違い

cure・treat・healの意味とニュアンスの違い

表現 焦点 よく続くもの
cure 病気・問題がなくなる結果 disease・infection・habit
treat 治療・対処を行う過程 patient・symptoms・condition
heal 傷や心が回復する過程 wound・injury・heart

cure:原因となる病気・問題を治す

The medicine relieved her symptoms, but it did not cure the condition.
その薬で症状は和らぎましたが、病気そのものが治ったわけではありません。

cureは「完治・問題の除去」という結果を強く示すため、実際の医療について断定するときは慎重さが必要です。

treat:治療や対処を行う

The doctor treated him for a skin condition.
医師は彼の皮膚疾患を治療しました。

treatしたからといって、必ずcureしたとは限りません。

heal:傷・体・心が回復する

The cut took two weeks to heal.
その切り傷が治るまで2週間かかりました。

Talking honestly helped their relationship heal.
率直に話すことが、二人の関係の修復に役立ちました。

しゅみすけ(大山俊輔)

治療をしたという事実ならtreat、傷や心が回復していくならheal、病気や問題がなくなった結果まで示すならcureが基本です。

cure A of Bとget rid ofの違い

get rid of Bは、「不要なBをなくす・処分する」という日常的で幅広い表現です。人Aを入れなくても使えます。

I’m trying to get rid of this bad habit.
この悪い癖をなくそうとしています。

The course cured me of that bad habit.
その講座のおかげで、その悪い癖が直りました。

cure A of Bは「Aにあった問題が治った」という結果、get rid ofは「不要なものをなくす行動」に焦点があります。

場面別の自然な例文

習慣

Keeping a spending diary cured me of impulse buying.
支出日記をつけたことで、衝動買いの癖が直りました。

That missed flight cured him of arriving at the airport late.
飛行機に乗り遅れた経験で、彼は空港へ遅く着く癖を改めました。

仕事・学習

A month in customer support cured me of the idea that the job was simple.
カスタマーサポートを1か月経験し、その仕事は簡単だという考えがなくなりました。

Regular practice cured her of her fear of making mistakes in English.
定期的に練習したことで、彼女は英語で間違える恐怖を克服しました。

人間関係

One honest conversation cured them of several misunderstandings.
一度率直に話したことで、二人のいくつかの誤解が解けました。

健康に関する文

The treatment cured him of the infection.
その治療によって、彼の感染症は治りました。

このような例文は語法説明のためのものです。実際の症状や治療については、専門家の判断に従ってください。

日本人が間違えやすいポイント

AとBを逆にしない

  • ○ The treatment cured her of the infection.
  • × The treatment cured the infection of her.

ofをfromにしない

基本の定型はcure A of Bです。recover from B(Bから回復する)との混同に注意しましょう。

治療中なら必ずcureとは言えない

「治療している」はtreatで表せますが、cureは病気・問題がなくなる結果を含みます。

  • They are treating the condition.:その疾患を治療しています。
  • They cured the condition.:その疾患を治しました。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

cure A of Bが思い出せなくても、基本語で十分に伝えられます。

  • His bad habit stopped.:彼の悪い癖はなくなりました。
  • She doesn’t fear it anymore.:彼女はもうそれを怖がっていません。
  • The infection is gone.:感染症は治っています。
  • This helped me change my habit.:これが習慣を変える助けになりました。
  • I no longer think that way.:もうそのようには考えていません。

まとめ|cure A of Bは「AからBを取り除く」

cure A of Bは、「Aの病気・悪習・恐怖・思い込みなどを治す、取り除く」という表現です。

  • Aには治される人を置く
  • Bには取り除かれる病気・癖・考えを置く
  • 受け身はA be cured of B
  • treatは治療過程、healは回復、cureは問題がなくなる結果
  • 比喩的に悪習・恐怖・思い込みにも使える

まずはIt cured me of my bad habit.(それで私の悪い癖が直りました)を、自分の経験に合わせて使ってみましょう。

ほかの表現を語順や前置詞から探したい方は、英熟語・定型表現の親記事ofを使った句動詞・定型表現一覧もご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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