eke outの意味は?「少ないもので何とかやりくりする」の使い方・語順と例文

eke outの意味と使い方・語順|少ないもので何とかやりくりする

eke outは、少ないお金・食料・時間などを「節約しながら長持ちさせる」、または利益・生計・勝利などを「苦労して何とか得る」という意味です。

We had to eke out our savings until payday.
給料日まで、貯金を少しずつ使って何とか持たせなければなりませんでした。

The team eked out a narrow win.
そのチームは苦戦の末、僅差の勝利を何とかつかみました。

どちらにも共通するのは、余裕のある状態ではなく、限られたものから必要な分を少しずつ絞り出す感覚です。この記事では、eke outの意味、発音、語順、よく使う組み合わせ、make ends meet・get by・edge outとの違い、自然な例文、簡単な言い換えまで解説します。

eke outの2つの基本的な意味

意味1:少ないものを節約して長持ちさせる

手元にある食料、お金、燃料、時間などが少ないとき、それを少量ずつ使って必要な期間まで持たせることを表します。

She eked out the remaining food for three more days.
彼女は残った食料を節約し、さらに3日間持たせました。

Can we eke out this fuel until the next town?
次の町まで、この燃料を何とか持たせられますか。

I tried to eke my vacation days out until winter.
冬まで有給休暇を少しずつ使って残そうとしました。

意味2:苦労してわずかな成果を得る

利益、収入、勝利、得点などを簡単には得られない状況で、努力の末に何とか確保するという意味でも使います。

The shop eked out a small profit last month.
その店は先月、わずかな利益を何とか出しました。

We eked out one more point before halftime.
私たちは前半終了前に、もう1点を何とか奪いました。

She eked out a living by taking several part-time jobs.
彼女はいくつものアルバイトをしながら、何とか生計を立てました。

しゅみすけ(大山俊輔)

eke outには「十分にある」という余裕はありません。少ないものを引き延ばすか、苦労して小さな成果を絞り出す場面で使います。

eke outの少ないものを長持ちさせる用法と苦労して何とか得る用法

ekeとoutから意味を理解する

ekeは現在では単独で使うことが少なく、主にeke outというまとまりで現れます。もともとは「増やす・補う」という意味を持つ動詞です。

outには、内側にあるものを外へ出し切る、最後までやり通すという感覚があります。そこから、足りないものを補いながら最後まで持たせる、あるいは限られた状況から成果を何とか取り出すという意味につながります。

発音は/iːk/で、日本語では「イーク」に近い音です。seekやweekの母音と同じように、長い「イー」を意識します。

eke outの語順

eke out+生計・利益・勝利

何とか「得る」成果を置くときは、次の語順がよく使われます。

eke out+a living / a profit / a win / an existence

  • eke out a living:何とか生計を立てる
  • eke out a small profit:わずかな利益を何とか出す
  • eke out a win:苦戦して何とか勝つ
  • eke out an existence:厳しい状況で何とか生き延びる

The family eked out an existence on very little money.
その家族はごくわずかなお金で何とか暮らしていました。

eke+物+out:少ないものを持たせる

手元の物を長持ちさせる意味では、目的語をekeとoutの間に置く形もよく使います。

eke+money / food / supplies+out

We eked our supplies out for another week.
私たちは物資を節約して、さらに1週間持たせました。

目的語がit・themなどの代名詞なら、間に置くのが基本です。

  • We managed to eke it out.
  • × We managed to eke out it.

よく使われる形と例文

eke out a living

「豊かに稼ぐ」のではなく、苦労しながら最低限の生活を成り立たせる響きがあります。

He ekes out a living as a street musician.
彼はストリートミュージシャンとして、何とか生計を立てています。

They eked out a living from a small farm.
彼らは小さな農場で何とか生計を立てました。

eke out an existence

eke out a livingよりも厳しく、「最低限の生活を何とか維持する」という重い表現です。

Many families were eking out an existence in temporary shelters.
多くの家族が仮設の住居で、何とか暮らしをつないでいました。

eke out a profit

会社や店が厳しい状況でも、わずかな黒字を何とか確保したときに使えます。

Despite weak sales, the company eked out a profit.
売上が低調だったにもかかわらず、会社は何とか利益を出しました。

eke out a win / victory

スポーツや選挙などで、圧勝ではなく、苦戦の末に僅差で勝つ場面です。

Our team eked out a 2–1 victory.
私たちのチームは2対1で辛勝しました。

The candidate eked out a win by fewer than 500 votes.
その候補者は500票未満の差で何とか勝利しました。

eke out・make ends meet・get byの違い

eke out:少ない資源や成果を絞り出す

「少ないもの」「苦労」「ぎりぎり得る」という点に焦点があります。目的語としてliving・money・food・profit・winなどを取ります。

make ends meet:収入と支出を合わせる

収入の範囲内で生活費を何とかやりくりすることに焦点があります。

It’s hard to make ends meet on one income.
一人分の収入だけで生活費をやりくりするのは大変です。

詳しくは「make ends meetの意味と使い方」をご覧ください。

get by:何とかやっていく

お金に限らず、知識・能力・状況が十分ではなくても、最低限何とかやっていけることを表す会話的な表現です。

We don’t have much, but we get by.
あまり余裕はありませんが、何とかやっています。

eke out a livingとearn a livingの違い

earn a livingは「働いて生計を立てる」という中立的な表現です。収入が少ないとは限りません。

eke out a livingは、収入が少なく、苦労しながら最低限の生活を成り立たせることを強調します。

  • She earns a living as a designer.
    彼女はデザイナーとして生計を立てています。
  • She ekes out a living by selling handmade goods.
    彼女は手作り品を売りながら、何とか生計を立てています。

基本的な違いは「earn a living・make a living・make ends meetの違い」でも確認できます。

eke out a winとedge outの違い

どちらも僅差の勝利に使えますが、焦点が違います。

  • eke out a win:苦戦しながら、勝利という結果を何とか得る
  • edge out an opponent:相手を僅差で上回って勝つ

We eked out a win.
私たちは苦戦の末、何とか勝ちました。

We edged out our rivals.
私たちはライバルを僅差で破りました。

edge outの語順や「徐々に押しのける」の意味は「edge outの意味と使い方」で詳しく解説しています。

日本人が間違えやすいポイント

単に「節約する」だけではない

eke outは、十分な量があるときの一般的な節約ではありません。足りない可能性があるため、少量ずつ使って何とか持たせる場面です。

大きな利益・圧勝には使わない

eke out a profitやeke out a winには、得られた成果が小さい、または得るのが難しかったという含みがあります。大幅な黒字や圧勝には不自然です。

つづりはeked・eking

過去形・過去分詞はeked、ing形は最後のeを取ってekingです。

  • eke → eked
  • eke → eking

eke outが出てこないときの簡単な言い換え

難しい句動詞を思い出せなくても、基本語で状況を説明できます。

  • We used only a little each day.
    私たちは毎日少しずつだけ使いました。
  • We made the food last another week.
    私たちは食料をさらに1週間持たせました。
  • She earned just enough to live.
    彼女は生活できる最低限のお金を稼ぎました。
  • We barely won.
    私たちはかろうじて勝ちました。
  • The shop made a small profit.
    その店はわずかな利益を出しました。

しゅみすけ(大山俊輔)

eke outが出てこなければ、「毎日少しだけ使った」「生活できる分だけ稼いだ」のように、少なさと結果を分けて説明すれば十分伝わります。

まとめ

eke outは、少ない資源を節約して長持ちさせる、または苦労して小さな成果を何とか得る句動詞です。

  • eke out money / food / supplies:少ないものを節約して持たせる
  • eke out a living / existence:何とか生計・生活を維持する
  • eke out a profit / win:わずかな利益・勝利を苦労して得る
  • 代名詞はeke it out

ほかの句動詞は「英熟語・定型表現の専門記事一覧」から確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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