under fireの意味は?使い方とunder pressure・under attackとの違い

under fireの意味・使い方とunder pressureとの違い

under fire は、文字どおりには「砲火・銃撃を受けて」、比喩的には「激しい非難を浴びて」「厳しく追及されて」という意味です。ニュースやビジネス記事では、経営者、政治家、企業、方針などが多方面から批判されている場面でよく使われます。

たとえば The CEO is under fire over the company’s handling of the problem. は「その問題への会社の対応をめぐり、CEOが激しい批判を浴びています」。単に忙しい、緊張しているというより、外から批判や追及が次々に向けられているイメージです。

この記事では、fire から意味を理解する考え方、be under firecome under fire の違い、自然な例文、under pressure・under attack との使い分け、簡単な言い換えまで解説します。

under fireの2つの意味

文字どおりの「攻撃・砲火を受けて」

もともとの under fire は、兵士や場所が銃撃・砲撃を受けている状態を表します。fire には「火」のほかに「発砲・砲火」という意味があります。

  • The soldiers came under fire near the bridge.
    兵士たちは橋の近くで銃撃を受けました。
  • The rescue team continued working under fire.
    救助隊は攻撃を受ける中でも活動を続けました。
  • The village was under heavy fire.
    その村は激しい砲撃を受けていました。

この用法は戦争・紛争の報道で使われます。日常会話で物理的な「火事の中」を under fire と言うわけではありません。建物が燃えているなら on fire です。

比喩的な「激しい非難・追及を浴びて」

批判的な質問や非難が、四方から飛んでくる砲火のように感じられることから、under fire は比喩的に「集中砲火を浴びる」「激しく追及される」という意味になりました。

  • The minister is under fire for his comments.
    大臣は自身の発言をめぐって激しい非難を浴びています。
  • The company came under fire after the data leak.
    その会社は情報漏えい後、厳しい批判を受けました。
  • The policy has been under fire from consumer groups.
    その方針は消費者団体から激しい批判を受け続けています。

しゅみすけ(大山俊輔)

比喩の under fire は、一人に軽く注意される場面より、多くの人やメディアから強く追及される場面に合います。「批判の集中砲火」というイメージです。

なぜ「under fire」で非難を浴びる意味になるのか

under には「〜の下に」だけでなく、ある作用・圧力・攻撃の影響下にあるという感覚があります。fire が「砲火」なら、under fire は「砲火の下に置かれている状態」です。

そこから、批判や厳しい質問が次々に向かってくる状況も under fire と表すようになりました。

  • under pressure:圧力・重圧のもとにある
  • under attack:攻撃を受けている
  • under threat:脅威にさらされている
  • under fire:攻撃、または激しい非難を浴びている

日本語の「集中砲火を浴びる」も、物理的な攻撃を非難の比喩に使う点でよく似ています。

be under fireとcome under fireの違い

be under fire:非難されている状態

be under fire は、今まさに批判・追及を受けている状態を表します。

  • The mayor is under fire over the budget cuts.
    市長は予算削減をめぐって批判を浴びています。
  • Her decision is under fire from employees.
    彼女の決定は従業員から厳しく批判されています。
  • The app is under fire for its privacy settings.
    そのアプリはプライバシー設定を理由に批判を受けています。

come under fire:非難を受け始める

come under fire は、攻撃・批判を受ける状態に入る動きを表します。「批判を浴びるようになった」「批判の的になった」という変化に焦点があります。

  • The company came under fire after raising its prices.
    その会社は値上げ後、批判を浴びました。
  • She came under fire for missing the deadline.
    彼女は締め切りに間に合わなかったことで厳しく非難されました。
  • The proposal quickly came under fire.
    その提案はすぐに激しい批判を受けました。
焦点 日本語の感覚
be under fire 批判を受けている状態 批判の渦中にいる
come under fire 批判を受ける状態への変化 批判を浴び始める・批判の的になる

前置詞for・over・fromの使い分け

under fire for+理由・行動

for の後ろには、批判される理由や行動を置きます。

  • The manager is under fire for ignoring the complaints.
    その管理職は苦情を無視したことで非難されています。
  • The brand came under fire for using misleading ads.
    そのブランドは誤解を招く広告を使ったことで批判を受けました。

under fire over+問題・争点

over は「〜をめぐって」。批判が集中している問題・論点を示します。

  • The airline is under fire over repeated delays.
    その航空会社は度重なる遅延をめぐって批判を浴びています。
  • The school came under fire over its new rule.
    学校は新しい規則をめぐって非難されました。

under fire from+批判する人・団体

from は、批判や攻撃がどこから来ているのかを示します。

  • The plan is under fire from local residents.
    その計画は地元住民から激しく批判されています。
  • The CEO came under fire from investors.
    CEOは投資家から厳しい追及を受けました。

理由と批判者を両方入れることもできます。

The company is under fire from customers over its cancellation policy.
その会社はキャンセル方針をめぐり、顧客から激しい批判を受けています。

仕事・ビジネスで使える例文

経営・広報

  • The CEO is under fire for the company’s slow response.
    CEOは会社の対応の遅さを理由に批判されています。
  • Management came under fire during the shareholders’ meeting.
    経営陣は株主総会で厳しく追及されました。
  • The spokesperson remained calm under fire.
    広報担当者は厳しい追及の中でも冷静さを保ちました。
  • The company is under fire on social media.
    その会社はSNS上で激しい批判を浴びています。

商品・サービス

  • The new fee structure has come under fire from users.
    新しい料金体系は利用者から批判を受けています。
  • The product is under fire for its safety risks.
    その製品は安全上のリスクを理由に非難されています。
  • The campaign came under fire for being insensitive.
    そのキャンペーンは配慮に欠けるとして批判を浴びました。

「批判する」側の動詞を選びたい場合は、criticize・be critical of・point outの違いも参考になります。

学校・日常で使える例文

  • The coach came under fire after the team lost five games in a row.
    チームが5連敗した後、コーチは厳しい批判を浴びました。
  • The school is under fire for cutting arts programs.
    学校は芸術系プログラムを削減したことで批判されています。
  • She found herself under fire in the group chat.
    彼女はグループチャットで集中して非難される状況になりました。
  • His post came under fire for spreading false information.
    彼の投稿は誤情報を広めたとして批判を浴びました。

ただし個人的な小さな言い争いに under fire を使うと、やや劇的に聞こえることがあります。「友達に注意された」程度なら My friend criticized me.She was upset with me. のほうが自然です。

under fire・under pressure・under attackの違い

under fire・under pressure・under attackの違い

表現 中心となる意味 典型的な場面
under fire 激しい非難・追及を集中して受ける 記者会見、世論、SNS、経営責任
under pressure 期待・期限・責任による重圧を感じる 締め切り、成果、決断、仕事量
under attack 直接的な攻撃・批判を受ける 身体、システム、価値観、個人攻撃
  • The manager is under pressure to improve sales.
    管理職は売上を改善するようプレッシャーを受けています。
  • The manager is under fire for the poor results.
    管理職は悪い結果を理由に厳しく非難されています。
  • The manager felt personally under attack.
    管理職は個人攻撃を受けていると感じました。

under pressure は外から非難されていなくても使えます。自分で責任や締め切りを重く感じる場合も under pressure です。under fire は批判・追及という「外から飛んでくるもの」がより明確です。

しゅみすけ(大山俊輔)

締め切りで苦しいなら under pressure、判断をめぐって大勢から追及されているなら under fire です。日本語の「プレッシャー」と「集中砲火」を分けると選びやすくなります。

under fireとface criticismの違い

face criticism は「批判に直面する」という広い表現です。under fire は、批判の量・勢い・厳しさをより強く感じさせます。

  • The plan faced some criticism.
    その計画には多少の批判がありました。
  • The plan came under fire from experts.
    その計画は専門家から激しい批判を浴びました。

客観的で穏やかに伝えるなら face criticism、ニュース見出しのように強い追及を表すなら come under fire が合います。

日本人が間違えやすいポイント

on fireと混同しない

  • The building is on fire.
    建物が燃えています。
  • The company is under fire.
    会社が激しい批判を受けています。

on fire は「燃えている」。スポーツなどで「絶好調」という比喩もあります。under fire は「砲火・攻撃・非難を受けている」です。

軽い批判に使いすぎない

under fire は強い表現です。一人から改善点を指摘された程度なら、I received some feedback.(フィードバックを受けた)、She criticized my report.(彼女は私の報告書を批判した)などが自然です。

fireの前にaやtheを置かない

この定型表現では通常、無冠詞の under fire とします。

  • 自然:The company is under fire.
  • 誤り:The company is under the fire.

ただし under fire from investors のように、批判元を from で続けることができます。

簡単な英語で言い換えるなら

under fire が出てこなくても、次の基本的な表現で状況を伝えられます。

  • A lot of people are criticizing the company.
    多くの人がその会社を批判しています。
  • They are asking her a lot of tough questions.
    彼女は多くの厳しい質問を受けています。
  • People are very angry about the decision.
    人々はその決定にとても怒っています。
  • The CEO is facing strong criticism.
    CEOは強い批判に直面しています。
  • Everyone is blaming him.
    みんなが彼を責めています。

「集中砲火」という熟語が思い出せなくても、誰が・何を・なぜ批判しているのかを短い文で言えば十分通じます。

under fireを使った会話例

A: Why is the CEO holding a press conference?
B: She’s under fire over the company’s data leak.
A: I see. She’ll probably face some tough questions.

A: どうしてCEOが記者会見をするの?
B: 会社の情報漏えいをめぐって、激しい批判を浴びているんだ。
A: なるほど。厳しい質問を受けそうだね。

A: The new policy has really come under fire.
B: Yes. Employees say it’s unfair.

A: 新しい方針は本当に激しい批判を受けているね。
B: うん。従業員は不公平だと言っているよ。

まとめ

under fire は、文字どおりには「砲火・攻撃を受けて」、比喩的には「激しい非難・追及を浴びて」という意味です。

  • be under fire は批判を受けている状態
  • come under fire は批判を浴び始める変化
  • for は理由、over は争点、from は批判する人
  • under pressure は重圧、under attack は直接的な攻撃
  • 簡単に言うなら Many people are criticizing them.

まずは、ニュースや仕事で使いやすい The company came under fire for its slow response. を一文で覚えておきましょう。ほかの熟語は英熟語・定型表現の親記事から確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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