blow upの意味は?「爆発・膨らませる・激怒する」の使い方と語順

blow upの意味・使い方・語順を解説するアイキャッチ画像

blow upは、「爆発する・爆破する」「風船などを膨らませる」「写真や画像を拡大する」「突然激怒する」という意味を持つ句動詞です。

意味が多く見えますが、中心にあるのは空気・大きさ・圧力・感情などが一気に大きくなる感覚です。この共通イメージが分かれば、文脈から意味を判断しやすくなります。

blow upの意味は?代表的な4つ

  1. 爆発する・爆破する
  2. 風船などを膨らませる
  3. 写真・画像などを拡大する
  4. 突然激怒する
  • The engine suddenly blew up.
    エンジンが突然爆発しました。
  • Can you blow up these balloons?
    この風船を膨らませてくれる?
  • Could you blow up this part of the photo?
    写真のこの部分を拡大してもらえますか?
  • My boss blew up when he saw the mistake.
    上司はそのミスを見て激怒しました。

過去形はblew up、過去分詞はblown upです。

しゅみすけ(大山俊輔)

blow upは意味を別々に丸暗記するより、「中のものが増えて一気に大きくなる」と捉えると、風船・爆発・怒りまでつながります。

なぜblow upでこれだけの意味になる?

blowは「息や風を送る」、upは「上へ」だけでなく「大きく・強く・完全に」という変化を表します。

風船へ息を入れるとサイズが大きくなります。圧力が限界を超えれば爆発します。小さい画像を大きく見せることも、抑えていた感情が急激に大きくなることも、同じ「一気に膨張する」感覚で捉えられます。

blow upの爆発する・膨らませる・拡大する・激怒するという4つの意味

意味1|爆発する・爆破する

物が主語になれば「爆発する」、人などが目的語を取れば「〜を爆破する」という意味になります。

  • The gas tank could blow up.
    ガスタンクが爆発する可能性があります。
  • His laptop battery blew up while it was charging.
    彼のノートパソコンのバッテリーは充電中に爆発しました。
  • The old building was blown up for the film.
    その古い建物は映画のために爆破されました。

The bomb went off.も「爆弾が爆発した」ですが、go offは装置が作動することに注目し、blow upは爆発によって物が破壊・膨張する結果を強く感じさせます。

意味2|風船などを膨らませる

息や空気を入れ、風船・浮き輪・エアマットなどを大きくする意味です。この用法では目的語を取ります。

  • We blew up balloons for her birthday.
    私たちは彼女の誕生日のために風船を膨らませました。
  • Can you help me blow up this air mattress?
    このエアマットを膨らませるのを手伝ってくれる?
  • Don’t blow it up too much.
    それを膨らませすぎないで。

ポンプを使う場合にもblow upを使えます。口で息を吹き込むことだけに限定されません。

意味3|写真・画像を拡大する

写真や画像の一部を大きくして、細部を見やすくする意味です。blow up a photoblow the image upの形で使います。

  • Let’s blow up the photo and look at the sign.
    写真を拡大して、その標識を見てみましょう。
  • She had the picture blown up for the event.
    彼女はイベント用にその写真を引き伸ばしてもらいました。
  • Can you blow this section up?
    この部分を拡大できますか?

現在のパソコンやスマートフォン操作なら、画面表示を拡大するzoom inもよく使われます。blow upは写真そのものを大きくする・拡大版を作る響きが比較的強い表現です。「拡大する」を表す一般語の使い分けは、expand・enlarge・broaden・scale upの違いも参考にしてください。

意味4|突然激怒する

人の怒りが内部で膨らみ、突然爆発するように怒り出すことを表します。単なるget angryより、急激で強い怒りです。

  • He blew up over a small mistake.
    彼は小さなミスに激怒しました。
  • She blew up at me for being late.
    彼女は私が遅刻したことで私に激怒しました。
  • I didn’t mean to blow up like that.
    あんなふうに怒鳴るつもりはありませんでした。
  • My dad will blow up if he finds out.
    父が知ったら激怒するでしょう。

人に怒りをぶつけるならblow up at 人、怒った原因を示すならblow up over/about 物事が使えます。

blow upの語順|blow it upに注意

「膨らませる・爆破する・拡大する」の他動詞用法では、名詞は2通りの位置に置けます。

  • blow up the balloon:正しい
  • blow the balloon up:正しい
  • blow it up:正しい
  • blow up it:不自然

目的語がit・themなどの代名詞なら、必ずblowとupの間に置きます。

  • These balloons are still flat. Can you blow them up?
    この風船はまだ膨らんでいません。膨らませてもらえますか?

一方、「爆発する」「激怒する」の自動詞用法では目的語を直接置きません。

  • The battery blew up.
    バッテリーが爆発しました。
  • He blew up at me.
    彼は私に激怒しました。

blow up at・over・aboutの違い

  • blow up at 人:人に向かって激怒する
  • blow up over 物事:ある出来事が原因で激怒する
  • blow up about 物事:あることについて激怒する
  • She blew up at her coworker over the schedule.
    彼女はスケジュールのことで同僚に激怒しました。

atは怒りを向ける相手、over/aboutは怒りの原因・話題を示します。

blow upと似た表現の違い

blow upとexplode

explodeは「爆発する」を直接表す標準的な動詞です。blow upは口語的で、爆発して破壊される感覚があります。

  • The device exploded.
    その装置が爆発しました。
  • The device blew up.
    その装置が爆発して壊れました。

blow upとinflate

inflateは空気やガスを入れて膨らませる、やや説明的・技術的な語です。日常会話で風船を膨らませるならblow upが自然です。

  • Blow up the balloons.
    風船を膨らませて。
  • Inflate the tire to the recommended pressure.
    推奨空気圧までタイヤに空気を入れてください。

blow upとlose one’s temper

どちらも強く怒る表現ですが、blow upは爆発のような突然の怒り、lose one’s temperは自制心を失うことに注目します。

詳しい使い分けは、lose one’s temperとblow upの違いでも解説しています。

blow upとblow out

blow upは内側の空気や圧力を増やして「大きくする・爆発する」、blow outは息や空気を外へ出して「火を吹き消す・タイヤが破裂する」です。

blow outの意味・使い方と並べると、upとoutの違いが見えやすくなります。

日本人が間違えやすいポイント

「話を大げさにする」はblow upだけでは伝わりにくい

問題の重要性を実際以上に大きくするなら、blow something out of proportionが定番です。

  • Don’t blow this out of proportion.
    このことを大げさにしないで。

「SNSで急に人気になる」は通常blow upではない

口語で投稿・曲・アカウントなどが急に大人気になることをblow upと言う場合もあります。ただし学習初期は、go viral(ネット上で急速に広まる)やbecome very popularのほうが意味を明確に伝えられます。

blow someone upは文脈で意味が大きく変わる

blow someone upは文字どおりなら非常に物騒な意味になります。一方、現代のくだけた会話ではblow up someone’s phoneが「電話やメッセージを大量に送る」の意味になることがあります。目的語と場面を必ず確認しましょう。

しゅみすけ(大山俊輔)

怒りの意味では、誰に怒ったかは at、何が原因かは over/about と覚えましょう。She blew up at me over the delay. のように両方入れることもできます。

思い出せないときの簡単な言い換え

  • 爆発した → It exploded.
    それは爆発しました。
  • 風船を膨らませて → Put air in the balloon.
    風船に空気を入れて。
  • 写真を拡大して → Make the photo bigger.
    写真を大きくして。
  • 彼は激怒した → He got very angry.
    彼はとても怒りました。

ぴったりの句動詞が出なくても、「空気を入れる」「大きくする」「とても怒る」と起きたことを基本語で直接説明すれば十分に通じます。

blow upの活用とよく使う形

  • 原形:blow up
  • 三人称単数:blows up
  • 過去形:blew up
  • 過去分詞:blown up
  • 進行形:blowing up
  • blow up a balloon:風船を膨らませる
  • blow a photo up:写真を拡大する
  • be blown up:爆破される
  • blow up at someone:人に激怒する
  • blow up over something:何かが原因で激怒する

まとめ

blow upの中心は「空気・大きさ・圧力・感情が一気に大きくなる」という感覚です。そこから「爆発する」「膨らませる」「拡大する」「激怒する」という意味が生まれます。

まずは日常で使いやすいblow up a balloonと、感情を表すblow up at someoneから覚えてみましょう。ほかの句動詞は、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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