
fall onは、文字どおり「〜の上に落ちる」だけではありません。My birthday falls on a Friday.なら「誕生日が金曜日に当たる」、The responsibility falls on me.なら「責任が私にかかる」です。
さらに、食べ物に勢いよく飛びつく、視線が何かに向く、敵に襲いかかるという用法もあります。意味が多く見えますが、共通するのは出来事・負担・注意などがAの上へ到達する感覚です。
最初に結論
- a date falls on A:日付・行事がAの日に当たる
- responsibility falls on A:責任・負担がAにかかる
- people fall on food:人々が食べ物に飛びつく
- someone’s eyes fall on A:視線がAに向き、Aに気づく
- fall on / upon an enemy:敵に襲いかかる(硬い・物語的)
- 活用はfall – fell – fallen
Contents
fall onの意味と代表的な使い方
1.日付・行事が特定の日や曜日に当たる
誕生日、祝日、会議などが何曜日・何日に来るかを表す、非常に実用的な形です。主語には日付や行事、onの後ろには曜日・日付を置きます。
- My birthday falls on a Friday this year.
今年、私の誕生日は金曜日に当たります。 - Christmas falls on a Thursday next year.
来年のクリスマスは木曜日です。 - The deadline falls on a national holiday.
締め切りが祝日に当たります。 - The meeting falls on the same day as my appointment.
会議が私の予約と同じ日に重なっています。
2.責任・負担・役割が人にかかる
仕事や判断などが最終的に誰の担当になるかを示します。責任そのものが人の肩の上へ落ちてくるようなニュアンスです。
- The final decision falls on the manager.
最終決定はマネージャーに委ねられています。 - The responsibility falls on me.
その責任は私にあります。 - Most of the work fell on a small team.
仕事の大部分が小さなチームにかかりました。 - The cost should not fall entirely on customers.
その費用をすべて顧客に負わせるべきではありません。
よく主語になるのはresponsibility・burden・cost・duty・task・decision・blameなどです。
3.食べ物などに勢いよく飛びつく
空腹の人たちが、出された食べ物を夢中で食べ始める様子を生き生きと表せます。特に英国英語や物語的な描写で見かけやすい用法です。
- The hungry children fell on the sandwiches.
お腹を空かせた子どもたちはサンドイッチに飛びつきました。 - We fell on the food as soon as it arrived.
料理が届くとすぐ、私たちは勢いよく食べ始めました。
通常の会話ならstart eating immediatelyやeat eagerlyでも自然に表せます。
4.目・視線が何かに向く
eyes / gaze / glance fell on Aで、視線がAへ向き、そこでAに気づいたことを表します。文章や物語でよく使われる描写です。
- Her eyes fell on an old photograph.
彼女の目が古い写真に留まりました。 - My gaze fell on a note beside the phone.
私の視線は電話の横のメモに向きました。
5.人・敵に襲いかかる
fall on / fall upon+人・敵で、突然襲撃することを表します。現代の日常会話ではattackのほうが分かりやすく、fall on / uponは硬い文章や歴史・物語の描写に向きます。
- The soldiers fell upon the enemy at dawn.
兵士たちは夜明けに敵へ襲いかかりました。 - The attackers fell on them without warning.
襲撃者たちは何の前触れもなく彼らに襲いかかりました。
fall+onから意味を理解する
fallは、上から下へ落ちるだけでなく、ある場所・人・時点へ自然に到達することを表します。onは、接触する面や負担を受け止める対象を示します。
出来事・責任・注意が移動する → Aの上に到達する → Aが受け止める
日付なら予定がカレンダーの一日に着地し、責任なら負担が人の上にかかり、視線なら注意が対象へ届く、と考えると意味がつながります。

しゅみすけ(大山俊輔)
fall onの語順|onの後ろに受け手・到達点を置く
fall onは基本的に分離しません。主語に日付・責任・人・視線を置き、onの後ろへ到達点や対象を続けます。
| 型 | 例 | 意味 |
|---|---|---|
| 日付+fall on+曜日 | The holiday falls on Monday. | 祝日が月曜に当たる |
| 責任+fall on+人 | The duty falls on her. | 役目が彼女にかかる |
| 人+fall on+食べ物 | They fell on it. | 彼らはそれに飛びついた |
| eyes+fall on+物 | His eyes fell on me. | 彼の目が私に向いた |
代名詞もfall on me / her / them / itのようにonの後ろへ置きます。fall me onのように挟むことはできません。
よく使われる文型・コロケーション
- birthday / holiday falls on Monday:誕生日/祝日が月曜に当たる
- deadline falls on a weekend:締め切りが週末に当たる
- responsibility falls on someone:責任が人にかかる
- burden / cost falls on someone:負担/費用が人にかかる
- choice / decision falls on someone:選択/決定が人に委ねられる
- eyes / gaze fall on something:目/視線が物に向く
- fall on the food:食べ物に飛びつく
fall onと似た表現の違い
日付のfall onとbe on
どちらも日付を伝えられます。falls onは「カレンダー上でその曜日に当たる」という対応関係を強調します。単純に日程を伝えるだけならMy birthday is on Friday.でも十分です。
責任のfall onとbe responsible for
Responsibility falls on me.は責任が自分へ回ってくることに焦点があります。I’m responsible for it.は自分が担当・責任者である状態を直接伝えます。
fall onとfall upon
多くの用法でuponはonより硬く、文学的です。特に「襲いかかる」や「視線が向く」場面ではfall uponを見かけますが、日常的な日付・責任にはonが自然です。
fall onとfall to
It falls to me to do it.は「それをする役目が私に回ってくる」という形です。fall onはresponsibilityなどを主語にし、The responsibility falls on me.と表せます。
日本人が間違えやすいポイント
- すべてを「〜の上に転ぶ」と訳さない:主語が日付や責任なら比喩的な用法です。
- 主語と受け手を逆にしない:責任を主語にしてResponsibility falls on me.とします。
- onの後ろは目的格:fall on Iではなくfall on meです。
- 分離しない:× fall the responsibility onではなくThe responsibility falls on …です。
- 食べ物・襲撃の用法は場面を選ぶ:通常の会話ではeat eagerly・attackのほうが明確です。
- 過去形はfell on:過去分詞はfallen onです。
この句動詞が出てこなかったら?簡単な英語ならこう言える
- 誕生日が金曜日に当たる:My birthday is on Friday this year.
今年、私の誕生日は金曜日です。 - 責任が私にかかる:I’m responsible for it.
私がそれに責任を負っています。 - 費用を顧客が負担する:Customers have to pay the cost.
顧客がその費用を支払わなければなりません。 - 食べ物に飛びつく:They started eating immediately.
彼らはすぐに食べ始めました。 - 写真に気づく:She saw the photo and noticed it.
彼女は写真を見て、それに気づきました。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
- 日付+fall on+曜日で「日付が曜日に当たる」
- 責任・負担+fall on+人で「人に責任・負担がかかる」
- 食べ物に飛びつく、視線が向く、襲いかかる意味もある
- 共通イメージは、出来事・負担・注意がAの上へ到達すること
- 分離せず、代名詞もfall on me / them / it
- 硬い用法はbe responsible for・start eating・attackで簡単に言い換えられる
fallを使う関連表現には、fall backの意味・使い方、fall in withの意味・使い方、fall underの意味・使い方があります。句動詞全体は英熟語・定型表現の親記事からも確認できます。
fallを使うほかの表現もまとめて確認したい方は、fallを使った句動詞一覧をご覧ください。









