
figure onは、起こりそうなことを「予想する」「見込んで計画に入れる」、または人・物を「当てにする」という意味の句動詞です。主にアメリカ英語の会話で使われます。
- We figured on spending about $100.
私たちは100ドルほど使うと見込んでいました。 - I didn’t figure on this much traffic.
こんなに渋滞するとは思っていませんでした。 - You can figure on me to help.
私が手伝うと思っていてください。
単なる未来予測ではなく、その見込みを頭に入れて予定・予算・判断を組み立てる感覚があるのがポイントです。
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figure onの基本的な意味
figure onには、大きく分けて次の2つの使い方があります。
- 出来事・費用・時間などを予想し、見込みに入れる
- 人や物を頼りにする、当てにする
予想して見込みに入れる
旅行、仕事、予算、時間などを計画するとき、「おそらくこうなるだろう」と予想し、それを前提に考える場合に使います。
- We’re figuring on two hours for the drive.
車で2時間かかると見込んでいます。 - Figure on at least ten people coming.
少なくとも10人は来ると見込んでください。 - I figured on rain, so I brought an umbrella.
雨を予想していたので、傘を持ってきました。
日本語では「予想する」「見込む」「予定に入れる」など、文脈に合わせて訳すと自然です。
頼りにする・当てにする
人の協力や、ある結果が得られることを期待する場合にも使えます。
- We’re figuring on your support.
私たちはあなたの支援を当てにしています。 - You can figure on Tom being there.
トムはきっとそこに来ると思ってよいでしょう。 - Don’t figure on the weather staying this nice.
この好天が続くとは当てにしないほうがよいです。
ただし、「人を頼りにする」の意味ではcount onのほうが一般的です。figure onは、頼りになることを計算・見込みの一部として考える響きがあります。
しゅみすけ(大山俊輔)
figureとonから意味を理解する
figureには「数字・数値」という名詞の意味がありますが、動詞では「計算する」「考えて判断する」という意味があります。
onは、判断や計画の土台となる対象に意識を置く感覚です。
- figure:計算する、考えて判断する
- on A:Aを前提・土台として
つまりfigure on Aは、Aが起こる、Aが使える、Aほど必要になると頭の中で計算し、その前提で考える表現です。
figure onの語順と文法
figure on+名詞
費用、時間、天候、人数、支援などをonの後ろに置きます。
- Figure on extra costs.
追加費用を見込んでください。 - We didn’t figure on a delay.
私たちは遅延を予想していませんでした。 - Can we figure on your help?
あなたの助けを当てにしてもよいですか。
figure on+動名詞
「〜することを予想する・予定に入れる」場合、onの後ろには動名詞を置きます。
- We’re figuring on leaving early.
私たちは早めに出発するつもりでいます。 - I figure on staying for three nights.
3泊するつもりです。 - Did you figure on paying for everyone?
全員分を払うつもりでしたか。
onは前置詞なので、動詞の原形ではなく動名詞が続きます。
- ○ figure on staying
- × figure on stay
- × figure on to stay
figure on+人+動名詞
「人が〜することを見込む」という形も使えます。
- I’m figuring on Sarah joining us.
サラも参加すると見込んでいます。 - We figured on the store being open.
私たちは店が開いていると思っていました。
会話では所有格より、Sarahやthe storeのような普通の名詞・目的格を置く形が自然です。
figure on+人+to do
人を頼りにして「その人が〜してくれると見込む」場合には、figure on+人+to doも使われます。
- You can figure on me to be there.
私がそこに行くと思っていてください。 - We figured on him to handle the details.
細かい部分は彼が処理してくれると見込んでいました。
ただし、この意味ならcount on+人+to doのほうが一般的で自然なことも多いです。
よく使われる否定形
figure onは、予想外の出来事についてdidn’t figure onやhadn’t figured onの形で特によく使われます。
- I didn’t figure on the meeting lasting this long.
会議がこんなに長引くとは思っていませんでした。 - We hadn’t figured on so many people showing up.
こんなに多くの人が来るとは予想していませんでした。 - She didn’t figure on having to work all weekend.
彼女は週末ずっと働くことになるとは思っていませんでした。
単に知らなかったのではなく、自分の見積もりや予定には入っていなかったというニュアンスです。
日常会話・仕事で使える例文
旅行・外出
- Figure on some rain in the afternoon.
午後は多少の雨を見込んでおいてください。 - We’re figuring on arriving around six.
6時ごろ到着する予定です。 - I didn’t figure on the taxi costing that much.
タクシー代があんなに高いとは思っていませんでした。 - Figure on an extra hour at the airport.
空港では追加で1時間見込んでください。
仕事・予算
- We’re figuring on a 10 percent increase in sales.
売上が10%増えると見込んでいます。 - Did you figure on the cost of training?
研修費も見込みに入れましたか。 - I figure on finishing the report by Friday.
金曜日までにレポートを終える予定です。 - Don’t figure on getting approval immediately.
すぐに承認が下りるとは期待しないでください。
家庭・暮らし
- We figure on spending more on heating this winter.
今年の冬は暖房費が増えると見込んでいます。 - I hadn’t figured on cooking for eight people.
8人分の料理を作ることになるとは思っていませんでした。 - Can I figure on you to pick up the kids?
子どもたちのお迎えをあなたに頼ってもよいですか。
恋愛・人間関係
- I figured on seeing her again.
彼女にまた会うつもりでいました。 - He figured on his friends supporting the decision.
彼は友人たちがその決断を支持してくれると見込んでいました。 - Don’t figure on him changing overnight.
彼が一晩で変わるとは期待しないほうがよいです。
figure on・count on・plan onの違い

figure on:見込みに入れる
起こりそうなことを予測し、計画や判断の前提にします。
- We figure on the trip taking five hours.
旅行には5時間かかると見込んでいます。
count on:頼りにする
人の協力や、ある結果の確実性を信頼することに焦点があります。
- You can count on me.
私を頼りにしてください。
figure onにも「当てにする」はありますが、count onのほうが信頼・依存の意味がはっきりしています。詳しくはcount onの意味とrely on・depend onとの違いをご覧ください。
plan on:〜する予定でいる
話し手の意図や計画を表します。
- We plan on leaving at six.
私たちは6時に出発する予定です。
figure on leaving at sixも「6時に出るつもり」と訳せますが、figure onは状況を考えた見込み、plan onは自分で立てた計画に焦点があります。
expectとの違い
expectは「〜だろうと思う」という一般的な予想を表します。figure onはより会話的で、その予想を実際の計画や見積もりへ入れる感覚があります。
- I expect the train to be crowded.
電車は混んでいると思います。 - I’m figuring on a crowded train, so I’ll leave early.
電車が混むと見込んで、早めに出ます。
expectは予想そのもの、figure onはその予想を前提に次の行動を決めることが伝わりやすい表現です。
factor inとの違い
factor inは、費用・時間・リスクなどを計算や判断へ具体的に「織り込む」表現です。figure onは、起こりそうなことをざっくり予想して見込む会話的な表現です。
- We’re figuring on bad weather.
悪天候になると見込んでいます。 - We factored the possibility of bad weather into the schedule.
悪天候の可能性を予定に織り込みました。
詳しくはfactor inの意味・語順・使い方で解説しています。
日本人が間違えやすいポイント
figureだけとは意味が違う
会話のI figure …は「私は〜だと思う」です。
- I figure he’ll be late.
彼は遅れると思います。 - I’m figuring on him being late.
彼が遅れることを見込んでいます。
後者は、遅れる前提で予定を考えている含みがあります。
すべての地域・場面で同じ頻度ではない
figure onはアメリカ英語で使われる会話的な表現です。フォーマルな文書ではexpect、estimate、allow forなどのほうが分かりやすい場合があります。
人への信頼ならcount onが自然
「いつでも私を頼って」はYou can count on me.が最も自然です。You can figure on me.も可能ですが、使用頻度と自然さではcount onが優勢です。
figure onが出てこないときの簡単な言い換え
figure onを思い出せなくても、think、expect、plan、needなどで十分に伝えられます。
- I think it will take two hours.
2時間かかると思います。 - We expect about ten people.
10人ほど来ると予想しています。 - We plan to leave early.
早めに出発する予定です。 - We may need more money.
もっとお金が必要かもしれません。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
- figure onは「予想して見込みに入れる」「当てにする」
- 単なる予想より、その前提で予定・予算・判断を考える感覚がある
- 語順はfigure on+名詞/動名詞
- didn’t figure onは「〜とは思っていなかった」という予想外を表す
- count onは信頼して頼る、plan onは自分の予定、expectは一般的な予想
- 出てこなければthink、expect、plan、needで簡単に言い換えられる
英熟語・定型表現を意味やニュアンスから体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧・親記事もご覧ください。
句動詞の仕組みを整理したい方は、句動詞と英語イディオムの違いも参考になります。









