
Get with it!と言われたら、「それと一緒に手に入れる」ではありません。文脈に応じて「しっかりして」「状況を理解して」「本気で取り組んで」という意味になります。さらに、get with the programやget with the timesも、仕事や日常会話で耳にする表現です。
Contents
まず結論:get with itの意味
get with itは、周囲の状況を理解して、遅れずにきちんと行動することです。日本語では次のように訳し分けます。
- しっかりする
- 状況を理解する
- 本気で取り組む
- 遅れずについてくる
- Come on, get with it!
ほら、しっかりして! - We need to get with it if we want to finish today.
今日中に終えたいなら、本気で取り組まないといけません。
しゅみすけ(大山俊輔)
get+withから意味の仕組みを理解しよう
getには「ある状態へ移る」、withには「一緒に・同じ側に」という感覚があります。つまりget withは、「周囲と同じ流れ・側に入る」という動きです。
ただし、現代英語ではget withだけを独立して使うより、it / the program / the timesなどを続けた定型表現として使うのが基本です。

ネイティブが感じるニュアンス
Get with it!は相手に行動を促す命令として使われることが多く、言い方によっては強く、いら立った響きになります。上司から部下、親から子ども、親しい仲間同士などでは使えますが、丁寧さが必要な相手には避けたほうが安全です。
- You’ve missed two deadlines. You need to get with it.
締め切りを2回逃しています。しっかり取り組む必要があります。 - Everyone else is ready. Get with it!
ほかの人はもう準備できています。早くしっかりして!
get with the program:「方針に従う・流れに加わる」
ここでのprogramはコンピュータープログラムではなく、グループが進めている「計画・方針・やり方」です。周囲がすでに合意して動いているのに、一人だけ従わない人へ「方針を理解して協力して」というニュアンスで使います。
- It’s time to get with the program and use the new system.
そろそろ方針に従って、新しいシステムを使うべきです。 - If you want to stay on the team, get with the program.
チームに残りたいなら、方針に合わせてください。 - Most stores have gone cashless. We need to get with the program.
ほとんどの店がキャッシュレス化しています。私たちも流れに乗る必要があります。
人を責める響きが出やすいため、仕事で柔らかく言うならWe need to adapt to the new approach.のような表現が無難です。
get with the times:「時代に合わせる」
the timesは「今の時代」。古い考え方・技術・やり方を改め、現在の常識や変化に合わせることを表します。
- We should get with the times and offer online booking.
時代に合わせて、オンライン予約を導入すべきです。 - Dad finally got with the times and started using mobile payments.
父はようやく時代に合わせて、モバイル決済を使い始めました。 - This policy needs to get with the times.
この方針は今の時代に合わせる必要があります。
3表現の違いを整理
| 表現 | 中心的な意味 | 焦点 |
|---|---|---|
| get with it | しっかりする、本気で取り組む | 本人の意識・行動 |
| get with the program | 方針に従う、流れに加わる | 組織・周囲の計画 |
| get with the times | 時代に合わせる | 社会・技術・価値観の変化 |
語順と文法:分離できる?
いずれも定型表現なので語順は固定です。get it withやget the program withとは言えません。
- 現在形:get / gets with it
- 過去形:got with it
- 進行形:getting with it
ただし、命令形のGet with it!、助動詞を伴うneed to get with the program、勧めを表すshould get with the timesが特によく使われます。
しゅみすけ(大山俊輔)
日常・仕事で使える例文
仕事
- We’re falling behind, so let’s get with it.
遅れが出ているので、本気で取り組みましょう。 - Our competitors are using AI. We have to get with the times.
競合他社はAIを使っています。私たちも時代に合わせなければなりません。
家庭・日常
- Get with it, or we’ll miss the train.
しっかりして、そうしないと電車に乗り遅れます。 - Even my grandmother has gotten with the times and uses video calls.
祖母でさえ時代に合わせて、ビデオ通話を使っています。
友人関係
- Everyone knows the plan except you. Get with the program!
君以外はみんな計画を知っています。ちゃんと流れについてきて!
get with itとget it togetherの違い
get with itは、周囲の状況を理解して行動を合わせること。get it togetherは、乱れた感情・生活・仕事を立て直し、自分をコントロールすることです。
- Get with it—we’ve already started.
しっかりして。もう始まっています。 - Take a breath and get it together.
ひと息ついて、落ち着きを取り戻して。
日本人が間違えやすい点
- programを「番組」「ソフト」だけだと思わない:ここでは計画・方針。
- timesを回数と訳さない:the timesで「時代」。
- Get with it!を丁寧な励ましとして使わない:命令的で強く響くことがある。
- get on with itと混同しない:こちらは「ぐずぐずせず、それを続ける・片付ける」。
この表現が出てこなかったら?しゅみすけ式の簡単な言い換え
- get with it:Please focus and start working.
集中して、作業を始めてください。 - get with the program:Please follow the new plan.
新しい計画に従ってください。 - get with the times:We need to change our old way.
古いやり方を変える必要があります。 - 少し柔らかく促す:Let’s catch up with the others.
ほかの人たちに追いつきましょう。
関連表現
withを使うget表現では、get along withの意味・使い方も重要です。また、getの「到達」の感覚はget toの意味・語順でも詳しく整理しています。句動詞全体は英熟語・定型表現の記事一覧から確認できます。
まとめ
get with itは「しっかりして流れに乗る」、get with the programは「組織の方針に従う」、get with the timesは「時代に合わせる」です。共通するのは、withが示す「同じ側・流れに入る」という感覚。ただし相手を急かす響きがあるため、場面と人間関係に合わせて使いましょう。
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getを使った句動詞をまとめて比較したい方は、getを使った句動詞一覧もご覧ください。









