
convince A of Bは、「AにBが本当だと確信させる」「AをBについて納得させる」という表現です。
日本語では「説得する」と訳されることもありますが、中心にあるのは相手の考えや確信を変えることです。相手に何かを実行させることが中心の persuade A to do とは、焦点が少し違います。
この記事では、convince A of B の意味と語順、convince A that … や受け身の形、persuade との違いまで、会話で使える例文とともに解説します。
Contents
convince A of Bの意味
convince A of B = AにBが事実・真実だと確信させるです。
- A:納得する人
- B:その人に本当だと思わせる事柄
of の後ろには、事実、必要性、価値、無実などを表す名詞や動名詞が置かれます。
She convinced me of the plan’s value.
彼女は、その計画に価値があると私を納得させました。
The photos convinced us of his innocence.
その写真を見て、私たちは彼が無実だと確信しました。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜofを使うの?
of は、ここでは「何について確信するのか」という確信の内容を示します。したがって語順は、convince + 人 + of + 内容です。
Our guide convinced us of the route’s safety.
ガイドは、そのルートが安全だと私たちを納得させました。
Her calm explanation convinced him of the need to wait.
彼女の落ち着いた説明によって、彼は待つ必要があると納得しました。
「人」と「内容」の位置を逆にして、convince of B A とすることはできません。また、通常は convince to A とも言いません。
よく使う4つの形
1. convince A of B
内容を名詞で短く示す形です。
I finally convinced my manager of the idea’s potential.
私はついに、その案に可能性があると上司を納得させました。
Nothing could convince Mia of his honesty.
何をもってしても、ミアに彼が正直だと信じさせることはできませんでした。
2. convince A that 主語+動詞
確信させる内容を文で具体的に述べたいときは、that節を使います。
He convinced me that the store was still open.
彼は、その店がまだ開いていると私を納得させました。
Can you convince them that this change will save time?
この変更で時間を節約できると、彼らを納得させられますか。
3. be convinced of / be convinced that
受け身にすると、「〜を確信している」「〜だと納得している」という本人の状態を表せます。
I’m convinced of her ability.
私は彼女の能力を確信しています。
We’re convinced that we made the right choice.
私たちは正しい選択をしたと確信しています。
I’m convinced. だけなら、会話で「もう納得したよ」「確信した」という意味になります。
4. convince A to do
convince A to do は現代英語で広く使われ、「Aを説得して〜させる」という意味です。ただし、行動を促す意味では persuade A to do のほうが区別を示しやすい表現です。
We convinced Dad to take a taxi.
私たちは父を説得してタクシーに乗ってもらいました。
She convinced me to apply for the job.
彼女に説得されて、私はその仕事に応募しました。
convinceとpersuadeの違い

- convince:相手に「それは本当だ」と思わせる。考え・確信が中心
- persuade:相手を説得して何かをしてもらう。行動が中心
I convinced Ken that the restaurant was good.
私は、そのレストランが良い店だとケンを納得させました。
I persuaded Ken to try the restaurant.
私はケンを説得して、そのレストランを試してもらいました。
最初の文で変わったのはケンの考え、次の文で起きたのは店を試すという行動です。実際の会話では両語の範囲が重なることもありますが、この違いを意識すると自然に選びやすくなります。
より広い比較は、persuade・convince・talk intoの違いも参考にしてください。
日常会話・仕事で使える例文
仕事
The sales data convinced the team of the product’s potential.
売上データによって、チームはその商品の可能性を確信しました。
I need to convince the client that the delay won’t affect quality.
遅れが品質に影響しないと、クライアントに納得してもらう必要があります。
恋愛・人間関係
Her actions convinced me that I could trust her.
彼女の行動を見て、私は彼女を信頼できると確信しました。
You don’t have to convince me of your feelings.
あなたの気持ちが本物だと、私を納得させる必要はありません。
旅行・暮らし
The reviews convinced us that the hotel was worth the price.
口コミを読んで、そのホテルは料金に見合うと私たちは納得しました。
I wasn’t convinced of the tour’s safety, so I stayed behind.
そのツアーが安全だと確信できなかったので、私は残りました。
学校・学習
The experiment convinced the students that air has weight.
その実験によって、生徒たちは空気にも重さがあると納得しました。
His progress convinced him of the value of daily practice.
上達を実感して、彼は毎日練習する価値を確信しました。
日本人が間違えやすいポイント
convincingとconvincedを混同しない
- convincing:人を納得させるような、説得力のある
- convinced:納得した、確信している
Her explanation was convincing.
彼女の説明には説得力がありました。
I was convinced by her explanation.
私は彼女の説明に納得しました。
I am convincing. と言うと「私は説得力がある/人を納得させている」という別の意味になります。「私は納得している」なら I am convinced. です。
convinceは「議論に勝つ」とは限らない
convince は結果として相手が信じる状態になることを表します。単に理由を説明しようとしただけなら、try to convince を使います。
I tried to convince her, but she still had doubts.
私は彼女を納得させようとしましたが、彼女にはまだ疑問が残っていました。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
convince が思い出せなければ、考えを直接伝える簡単な文で十分です。
- I made him believe it was true.
私は彼に、それが本当だと信じてもらいました。 - Now she believes me.
今は彼女も私の話を信じています。 - I explained why it was necessary.
なぜ必要なのかを説明しました。 - He finally agreed with me.
彼はようやく私の考えに同意しました。
「納得する」の場面別の言い換えは、accept・understand・be convincedの違いでも確認できます。
関連表現
まとめ
- convince A of Bは「AにBが本当だと確信させる」
- 語順は人(A)の後ろにof+内容(B)
- 内容を文で示すならconvince A that …
- be convinced of / thatは「〜を確信している」
- convinceは考え・確信、persuadeは行動に焦点を置くと区別しやすい
- 「納得している」はconvinced、「説得力がある」はconvincing
convince A of B を使うときは、「誰に」と「何を本当だと思わせるのか」を順番に置けば大丈夫です。まずは You convinced me.(納得したよ)や I’m convinced.(もう納得しています)のような短い形から会話に取り入れてみましょう。









