In factの意味は?Actually・As a matter of factとの違いと使い方

In factの意味は?実は・実際には

In fact は、「実は」「実際には」「それどころか」という意味で使われる英語表現です。ただし、単に秘密を打ち明ける言葉ではありません。会話や文章で、前に述べた内容を、より具体的で強い事実によって補足・強調するのが中心的な役割です。

The restaurant is popular. In fact, it’s fully booked for the next two weeks.
そのレストランは人気です。実際、今後2週間は予約でいっぱいです。

「人気です」という情報を、「2週間予約でいっぱい」という具体的で強い事実に進めています。この記事では、In factの意味・使い方と、混同しやすい ActuallyAs a matter of fact との違いを例文で整理します。

In factの意味は「実は」「実際には」「それどころか」

fact は「事実」という意味の名詞です。直訳すると「事実において」ですが、実際には次のような役割で使われます。

  • 前の内容を、具体的な事実で補強する
  • 前の内容より、さらに強い情報を加える
  • 相手の予想とは違う現実を示す
  • 「それどころか」と程度を一段上げる

She’s very talented. In fact, she wrote all the songs herself.
彼女はとても才能があります。実際、全曲を自分で作りました。

I don’t dislike it. In fact, I really enjoy it.
嫌いではありません。それどころか、とても気に入っています。

In factのコアイメージは「前の話を、もっと強い事実へ進める」

In factを自然に使うコツは、日本語訳ではなく、情報の流れを見ることです。

最初の情報 → In fact → さらに具体的・意外・強い事実

The exam was difficult. In fact, only five students passed.
その試験は難しかったです。実際、合格したのは5人だけでした。

「難しかった」という評価を、「5人しか合格しなかった」という事実が裏づけています。In factは、こうした説明・プレゼン・文章でも非常に使いやすい表現です。

In fact・Actually・As a matter of factの使い分け
In factは事実を強め、Actuallyは予想を訂正し、As a matter of factは事実を強調します。

In factとActuallyの違い

どちらも「実は」「実際には」と訳されますが、会話での役割が違います。

表現中心的な役割自然な日本語
In fact前の内容を、具体的・強い事実で補強する実際には/それどころか/実は
Actually相手の予想や認識をやわらかく訂正する実は/本当は/いや、実際は

In fact:前の内容を強める

He’s a good cook. In fact, he used to work in a restaurant.
彼は料理が上手です。実は、以前レストランで働いていました。

レストラン勤務という事実が、「料理が上手」という前の情報を補強しています。

Actually:相手の予想を訂正する

A: Are you from Tokyo?
B: Actually, I’m from Kobe.

A:東京出身ですか?
B:実は、神戸出身です。

相手の「東京出身だろう」という予想を、Actuallyでやわらかく更新しています。単独の「実は」の使い分けは「「実は」は英語で?Actually・In fact・To tell the truthの違い」でも詳しく解説しています。

In factとAs a matter of factの違い

As a matter of fact も「実際のところ」「実を言うと」という意味で、In factとかなり近い表現です。ただし、As a matter of factのほうが長く、事実をあえて強調する響きがあります。反論や意外な事実を示す場面では、少しきっぱり聞こえることもあります。

As a matter of fact, I’ve already finished the project.
実を言うと、そのプロジェクトはもう終わらせています。

A: You probably don’t know her.
B: As a matter of fact, we went to school together.

A:たぶん彼女のことは知らないよね。
B:いや実は、同じ学校に通っていました。

通常の説明や文章では、短い In fact のほうが使いやすく自然です。As a matter of factは「これが事実なんです」と一段強く示したいときに向いています。

In factの主な使い方と例文

1.具体的な事実で説明を補強する

This area is becoming popular. In fact, three new cafés opened this month.
この地域は人気が高まっています。実際、今月は新しいカフェが3軒オープンしました。

English is used worldwide. In fact, it is spoken in many international workplaces.
英語は世界中で使われています。実際、多くの国際的な職場で話されています。

2.「それどころか」と程度を強める

She wasn’t nervous. In fact, she looked completely relaxed.
彼女は緊張していませんでした。それどころか、完全にリラックスして見えました。

The trip wasn’t tiring. In fact, it gave me more energy.
その旅行は疲れるものではありませんでした。それどころか、元気になりました。

3.予想と違う事実を示す

He looks quiet. In fact, he’s very talkative once you get to know him.
彼はおとなしく見えます。実は、親しくなるととてもよく話します。

この用法ではActuallyと近くなります。ただし、In factは「静かに見える」という前の情報に対して、現実の事実を加えています。Actuallyは、相手の発言や思い込みをその場で訂正する会話的な響きがより強くなります。

4.質問への答えを強調する

A: Have you been to London?
B: Yes. In fact, I lived there for two years.

A:ロンドンへ行ったことがありますか?
B:はい。実は、2年間住んでいました。

単に「行ったことがある」以上の、さらに強い事実を加えています。

In factを置く位置とカンマ

文頭:In fact, 主語+動詞

もっとも基本的な位置です。文頭では通常、In fact, … のように後ろへカンマを置きます。

In fact, I’ve never tried sushi.
実は、私は一度も寿司を食べたことがありません。

文中:主語+, in fact, +動詞

文中へ挿入する場合は、前後をカンマで区切るのが一般的です。

She is, in fact, the youngest member of the team.
彼女は、実は、そのチームで最年少のメンバーです。

文末に置くこともある

I’ve met him before, in fact.
実は、以前彼に会ったことがあります。

文末にも置けますが、学習段階では流れが分かりやすい文頭の In fact, … から使うのがおすすめです。

In factは文頭表現としてチャンクで覚えよう

会話の途中でIn factを一語ずつ組み立てる必要はありません。次の形を、意味のかたまりとして声に出して覚えましょう。

  • In fact, I …(実は、私は…)
  • In fact, she …(実際、彼女は…)
  • In fact, it was …(実際、それは…でした)
  • In fact, I’ve never …(実は、一度も…したことがありません)
  • In fact, more than …(実際、…以上です)

こうした文頭表現をまとめて身につけたい方は「英語のチャンクとは?会話が続く頻出チャンク・文頭表現一覧」もご覧ください。

よくある質問

In factは「実は」と「実際には」のどちらですか?

どちらにも訳せます。秘密や意外な事実を示すときは「実は」、前の説明を具体的事実で補強するときは「実際には」、程度を強めるときは「それどころか」が自然です。日本語訳よりも、前後の情報関係を見ることが大切です。

In factは会話でも使いますか?

はい。日常会話でも仕事でも使えます。ただし、相手の予想を軽く訂正するだけならActuallyのほうが会話的です。In factは、その後ろに具体的・強い事実が続くと特に自然です。

IndeedとIn factの違いは?

Indeed は「確かに」「本当に」と、前の内容への同意や強調を示します。In fact は、前の内容をさらに具体的な事実へ進めます。Indeedはややフォーマルで、日常会話ではIn factのほうが使いやすい場面が多いでしょう。

まとめ:In factは「さらに強い事実」へ進む合図

  • In fact は「実は」「実際には」「それどころか」
  • 前の内容を、具体的・強い事実で補強する
  • Actually は相手の予想や認識を訂正する
  • As a matter of fact は事実をさらに強調する
  • 文頭では通常 In fact, … とカンマを置く

まずは、最初の情報を一つ言ったあとに、In fact, … で具体的な事実を加える練習をしてみましょう。「訳語」ではなく「会話を一段深くする合図」として覚えると、自然に使えるようになります。


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