
cover A with Bは、「AをBで覆う」「AにBをかぶせる」という意味です。
大切なのは語順です。Aには覆われる対象、Bには表面を覆うものを置きます。
She covered the sofa with a blanket.
彼女はソファに毛布をかけました。
受け身の A is covered with B は「AはBで覆われている」という状態を表します。この記事では、能動態と受け身の違い、with / in / by の選び方、coatとの違いまで、自然な例文で解説します。
Contents
cover A with Bの意味と語順
cover A with B = AをBで覆うです。
- A:覆われる対象・隠されるもの
- B:Aの表面を覆うもの
Cover the bowl with a clean towel.
そのボウルを清潔なタオルで覆ってください。
He covered his face with both hands.
彼は両手で顔を覆いました。
We covered the floor with old newspapers.
私たちは床に古新聞を敷きました。
しゅみすけ(大山俊輔)
cover+withはどんな感覚?
coverの中心には、ものの表面・上部・外側に何かを広げて、見えにくくしたり守ったりする感覚があります。
withは、ここでは「何を使って覆うのか」という材料や道具を示します。そのため、cover A with Bを直訳に近く捉えると「Bを使ってAを覆う」です。
She covered the cake with plastic wrap.
彼女はケーキにラップをかけました。
Dark clouds covered the sky.
暗い雲が空を覆いました。
2つ目のように「何が何を覆うか」がそのまま言えるときは、withを使わずcover+目的語だけでも表せます。
能動態とbe covered withの違い

cover A with B:誰かが覆う動作
Dad covered the car with a tarp.
父は車に防水シートをかけました。
誰かが何かを覆う動作を伝える形です。
A is covered with B:覆われている状態
The car is covered with a tarp.
その車には防水シートがかけられています。
Aを主語にした受け身で、何かが表面に広がっている状態に注目します。
The table was covered with dishes.
テーブルは料理でいっぱいでした。
この例では、皿や料理がテーブルの表面を広く占めている様子を表します。「布で完全に隠す」場合だけに限りません。
cover A with Bでよく使う場面
家庭・料理
Cover the pan with a lid and cook for ten minutes.
フライパンにふたをして、10分加熱してください。
I covered the leftovers with foil.
私は残り物にアルミホイルをかけました。
掃除・DIY
Let’s cover the furniture with sheets before painting.
ペンキを塗る前に家具をシーツで覆いましょう。
They covered the wall with new wallpaper.
彼らは壁に新しい壁紙を貼りました。
自然・景色
Snow covered the garden overnight.
一晩で雪が庭を覆いました。
By morning, the streets were covered with snow.
朝までに、通りは雪で覆われていました。
顔や体を覆う
She covered her mouth with her hand.
彼女は手で口を覆いました。
He covered the baby with a light blanket.
彼は赤ちゃんに薄い毛布をかけました。
be covered withとbe covered inの違い
be covered withとbe covered inは、多くの場面でほぼ同じ意味になります。ただし、感じ方には傾向があります。
- be covered with:何が表面を覆っているかを比較的中立に示す
- be covered in:液体・汚れ・粉・小さなものが表面全体に付着している様子でよく使う
The desk was covered with papers.
机は書類で覆われていました。
His shoes were covered in mud.
彼の靴は泥だらけでした。
Her hands were covered in flour.
彼女の手は小麦粉まみれでした。
これは絶対的な規則ではなく、covered with mudも自然です。まずは「材料・ものを使って覆う」ならwith、「〜まみれ」という視覚的な状態ならinと覚えると使いやすいでしょう。
be covered byとの違い
withの後ろには覆っているもの・材料、byの後ろには動作をした人・原因となった主体を置くのが基本です。
The stage was covered with flowers.
舞台は花で覆われていました。
The event was covered by several reporters.
そのイベントは複数の記者によって報道されました。
なお、coverには「覆う」のほかに「報道する」「費用を負担する」「範囲を扱う」などの意味もあります。be covered by insuranceなら「保険の対象になっている」です。
coverとcoatの違い
- cover:上にかける、表面を覆う。覆い方や材料の範囲が広い
- coat:塗料・油・粉などを表面に薄い層として塗る、まぶす
Cover the bread with a cloth.
パンに布をかけてください。
Coat the chicken with flour.
鶏肉に小麦粉をまぶしてください。
She coated the wall with paint.
彼女は壁にペンキを塗りました。
布やふたを「かぶせる」ならcover、材料を表面に「薄く均一につける」ならcoatが自然です。ただし、壁を壁紙で覆う場合などはcoverがよく合います。
日本人が間違えやすいポイント
AとBを逆にしない
「テーブルを布で覆う」は次の語順です。
○ Cover the table with a cloth.
テーブルを布で覆ってください。
× Cover the cloth with the table.
後者では「布をテーブルで覆う」という逆の意味になってしまいます。
受け身ではwithを忘れない
○ The ground was covered with leaves.
地面は落ち葉で覆われていました。
× The ground was covered leaves.
leavesが「覆っているもの」なら、その前にwithが必要です。
「隠す」ならhideのほうが自然な場合もある
coverは物理的に上から覆う動作です。単に人から見つからない場所へ隠すならhideを使います。
She hid the gift in the closet.
彼女はプレゼントをクローゼットに隠しました。
She covered the gift with a towel.
彼女はプレゼントにタオルをかけて隠しました。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
cover A with Bを思い出せなくても、置く動作を簡単な英語で説明できます。
- Put a blanket over the sofa.
ソファの上に毛布をかけてください。 - Put a lid on the pan.
フライパンにふたをしてください。 - Use a towel to keep it hidden.
見えないようにタオルを使ってください。 - There is snow all over the road.
道路一面に雪があります。
put … over Aやput … on Aなら、中学英語の単語だけでも「上にかける・載せる」を十分伝えられます。
関連表現
- cover up:完全に覆う、秘密や不正を隠す
- be full of:〜でいっぱいである
- be coated with:薄い層で覆われている
- wrap A in B:AをBで包む
- 英熟語・定型表現の一覧
まとめ
- cover A with Bは「AをBで覆う」
- Aは覆われる対象、Bは表面を覆うもの
- A is covered with Bは「AはBで覆われている」という状態
- covered inは「泥・粉などで〜まみれ」の場面で特に使いやすい
- byは行為者、withは覆っているものを示すのが基本
- coatは塗料や粉を薄い層としてつけるときに合う
まずは家庭で使いやすい Cover the bowl with a towel. や、受け身の The ground is covered with snow. から覚えると、語順と感覚を一緒につかめます。









