over the moonの意味は?使い方とon cloud nine・thrilledとの違い

over the moonの意味・使い方・似た表現との違いを紹介するアイキャッチ画像

over the moonは、「最高にうれしい」「大喜びして」「有頂天になって」という意味の英語イディオムです。

試験合格、昇進、プロポーズ、妊娠・出産の知らせなど、待ち望んでいた良い結果を受けたときによく使います。単なるhappyよりも喜びがずっと強く、月を越えてしまうほど気持ちが舞い上がるイメージです。

over the moonの意味とニュアンス

中心的な意味は「非常に幸せで、大喜びしている」です。

I’m over the moon!
最高にうれしいです!

She was over the moon when she got the job.
彼女はその仕事に決まって大喜びでした。

特にイギリス英語でおなじみの表現ですが、アメリカを含む英語圏でも意味は広く理解されます。会話的で温かく、喜びを生き生きと伝える表現です。

しゅみすけ(大山俊輔)

happyよりもずっと強い喜びです。「うれしい!」ではなく、「もう最高!信じられないくらいうれしい!」という場面で使いましょう。

なぜ月を越えると「大喜び」になる?

overは「〜を越えて」、the moonは「月」です。喜びで地面から飛び上がり、月さえ越えてしまうような誇張表現だと考えると覚えやすくなります。

この表現は古い英語の童謡にも見られ、現在では「この上なくうれしい」という定型的な比喩として定着しています。実際の月や宇宙について話しているわけではありません。

over the moonの基本語順

基本は主語+be動詞+over the moonです。

We’re over the moon.
私たちは大喜びです。

He looked over the moon.
彼はとてもうれしそうでした。

過去の出来事ならwas / were、今の状態ならam / is / areを使います。

be over the moon about・with・to doの使い方

be over the moon about+出来事

何について喜んでいるかを伝える最も幅広い形です。

I’m over the moon about my exam results.
試験結果が最高にうれしいです。

They’re over the moon about the new house.
彼らは新居のことで大喜びしています。

be over the moon with+物・結果

手に入れた物や結果への満足を強調します。

She’s over the moon with her birthday present.
彼女は誕生日プレゼントに大喜びしています。

We’re over the moon with the final design.
私たちは最終デザインに大満足です。

be over the moon to do:〜できて大喜びする

喜びの原因を動作で表します。

I’m over the moon to be part of the team.
チームの一員になれて本当にうれしいです。

He was over the moon to hear the news.
彼はその知らせを聞いて大喜びでした。

be over the moon that+文

喜ばしい事実を文で続けられます。

We’re over the moon that you can join us.
あなたが参加できることを、私たちは心から喜んでいます。

日常会話・仕事・恋愛で使える例文

I got the promotion. I’m absolutely over the moon.
昇進が決まりました。本当に最高の気分です。

My parents were over the moon when I told them.
それを伝えたら、両親は大喜びでした。

She said yes, and I’m over the moon.
彼女が承諾してくれて、僕は最高に幸せです。

We’re over the moon with the customer feedback.
お客様からの反応に、私たちは大変喜んでいます。

He’ll be over the moon when he sees this.
これを見たら、彼はきっと大喜びします。

I was over the moon to finally meet her in person.
ついに彼女と直接会えて、最高にうれしかったです。

over the moon・on cloud nine・walk on air・thrilledの違い

over the moon・on cloud nine・walk on air・thrilledの違いを比較した図

  • over the moon:良い知らせや結果を受けて大喜び
  • on cloud nine:最高に幸せな状態にいる
  • walk on air:喜びで足取りまで軽く、ふわふわした気分
  • thrilled:強く興奮してうれしい。幅広く使える

She’s been on cloud nine since the wedding.
彼女は結婚式以来、最高に幸せな気分です。

He was walking on air after the date.
彼はデートの後、うれしくて足取りも軽い様子でした。

I’m thrilled to work with you.
あなたとご一緒できて大変うれしいです。

We’re over the moon about the result.
私たちはその結果に大喜びしています。

似た表現をさらに比べたい方は、on cloud nineの意味・使い方と、walk on airの意味・使い方も参考にしてください。

しゅみすけ(大山俊輔)

日常会話で迷ったらI’m so happy!でも十分です。そこから喜びをもっと生き生き伝えたいときに、I’m over the moon!へ広げてみましょう。

日本人が間違えやすいポイント

on the moonではなくover the moon

「大喜び」の定型表現はover the moonです。on the moonは文字どおり「月面に」という意味になります。

moonの前のtheを忘れない

over moonではなく、必ずover the moonと言います。

少しうれしい場面には大げさ

コーヒーが少しおいしかった、予定どおり電車が来た、といった小さな満足には通常使いません。待ち望んだ知らせや特別な成功など、強い喜びに向いています。

フォーマルな文章では表現を選ぶ

会話や親しみのあるメッセージには自然ですが、堅い報告書ではvery pleased・delightedなどのほうが適切な場合があります。

over the moonが出てこないときの簡単な言い換え

  • I’m so happy.(とてもうれしいです)
  • I’m really excited.(本当にわくわくしています)
  • This is great news.(これは素晴らしい知らせです)
  • I’m very pleased with the result.(結果をとてもうれしく思います)

まず喜びを基本語で伝え、理由を続ければ会話は十分成立します。

まとめ

over the moonは「最高にうれしい」「大喜びして」という意味です。月を越えるほど気持ちが舞い上がるイメージで、良い知らせや待ち望んだ結果への強い喜びを伝えます。

  • over the moon about:出来事について大喜び
  • over the moon with:物・結果に大満足
  • over the moon to do:〜できて大喜び
  • over the moon that+文:〜という事実が最高にうれしい

まずはI’m over the moon!という短い一言から使ってみましょう。ほかの表現は英熟語・定型表現の一覧で確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

前置詞を使った英熟語の一覧