press onの意味・使い方|carry on・keep goingとの違いを例文で解説

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仕事が難航しているときや、旅の途中で雨が降ってきたとき、それでも「先へ進み続ける」と英語で言いたいことがあります。そんな場面に合う句動詞が press on です。

press on は「困難や疲れがあっても、決意を持って先へ進み続ける」という意味です。単なる「続ける」よりも、障害に負けず前進するニュアンスがあります。

この記事では、press on の意味がなぜ生まれるのか、自然な語順と例文、carry on・keep going・proceed with との違いまで分かりやすく解説します。

press on の基本的な意味

press on の中心的な意味は、次の2つです。

  • (困難があっても)先へ進み続ける
  • (仕事・計画などを)押し進める、続行する

歩く・旅をするなど物理的に前進する場面にも、仕事や計画を進める抽象的な場面にも使えます。

It was getting dark, but we pressed on.
暗くなりかけていましたが、私たちは先へ進み続けました。

Despite the setbacks, the team pressed on with the project.
問題が続いたにもかかわらず、チームはプロジェクトを進め続けました。

しゅみすけ(大山俊輔)

press on には「楽だから続ける」のではなく、「大変だけれど、それでも前へ進む」という意志が感じられます。

なぜ press on で「先へ進み続ける」になる?

press には、物を「押す」だけでなく、力を加えて押し進むという感覚があります。on は「その先へ」「継続して」という前向きな流れを加えます。

そのため press on は、イメージとしては「抵抗を押しのけながら、その先へ進む」です。ここから、障害・疲れ・反対などがあっても続けるという意味になります。

なお、Press on the button. の on は「ボタンの上を」という位置関係を示す前置詞です。一方、We pressed on. の on は press と組み合わさって「先へ進み続ける」という句動詞を作ります。

ネイティブが感じる press on のニュアンス

press on は、単に動作が続いているというより、目的に向かう意志・粘り強さ・前進する勢いを表します。

  • 疲れているが、目的地まで進む
  • 問題が起きたが、計画を止めない
  • 反対意見があるが、必要な判断を進める
  • 結果がすぐ出なくても、勉強や練習を続ける

日常会話でも使えますが、keep going より少し力強く、物語・報道・仕事の説明にもなじむ表現です。

press on のよく使われる形と語順

press on、press on with、press on towardの形と例文を示す解説イラスト

1.press on:そのまま先へ進み続ける

何を続けるかが文脈で分かる場合は、目的語を置かず press on だけで使えます。

We took a short break and then pressed on.
私たちは少し休憩してから、また先へ進みました。

She was exhausted, but she pressed on.
彼女は疲れ切っていましたが、それでも続けました。

2.press on with + 名詞:〜を続行する

続ける仕事・計画・準備などを明示するときは、press on with + 名詞 の形にします。

Let’s press on with the meeting.
会議をこのまま続けましょう。

They decided to press on with the launch.
彼らは発売準備をそのまま進めることにしました。

Can we press on with the renovation during winter?
冬の間も改装を進められますか。

3.press on toward(s) + 目的地・目標:〜へ進み続ける

進む方向や目標を示すなら、press on toward + 名詞 が使えます。towards でも意味は同じです。

We pressed on toward the village before sunset.
私たちは日没前に村を目指して進み続けました。

The company is pressing on toward its sustainability goals.
その会社は持続可能性の目標に向かって前進し続けています。

4.press on despite + 障害:〜にもかかわらず進む

press on の「困難に負けない」ニュアンスは、despitein spite of と相性がよいです。

We pressed on despite the rain.
雨にもかかわらず、私たちは先へ進み続けました。

He pressed on in spite of the criticism.
彼は批判を受けても、そのまま進み続けました。

場面別に見る press on の自然な例文

仕事

We don’t have every answer yet, but we need to press on.
まだすべての答えは出ていませんが、先へ進む必要があります。

The client approved the design, so we can press on with production.
クライアントがデザインを承認したので、制作を進められます。

海外旅行・アウトドア

The trail was muddy, but we pressed on to the campsite.
道はぬかるんでいましたが、私たちはキャンプ場まで進み続けました。

We were tired, so we had some coffee and pressed on.
疲れていたので、コーヒーを飲んでから先へ進みました。

学校・学習

The grammar was confusing, but I pressed on with the lesson.
文法は分かりにくかったのですが、私はレッスンを続けました。

Even when progress felt slow, she pressed on with her English practice.
上達が遅く感じられるときも、彼女は英語の練習を続けました。

家庭・暮らし

The recipe looked difficult, but we pressed on.
そのレシピは難しそうでしたが、私たちはそのまま料理を続けました。

They pressed on with the move despite the bad weather.
悪天候にもかかわらず、彼らは引っ越しを続行しました。

press on・carry on・keep going・proceed with の違い

表現 中心的なニュアンス 自然な場面
press on 困難を押し切って前進する 旅、仕事、計画、挑戦
carry on 中断せず、そのまま続ける 行動・会話・仕事全般
keep going 止まらず続ける 日常会話、励まし
proceed with 正式に次の手順へ進める ビジネス、案内、手続き

press on と carry on の違い

carry on は「今していることをそのまま続ける」が中心です。障害がなくても使えます。一方、press on は、何らかの難しさを乗り越えて先へ進む感じが強くなります。

Carry on with your work.
仕事をそのまま続けてください。

We had little time left, so we pressed on with the work.
残り時間が少なかったので、私たちは仕事を懸命に進め続けました。

press on と keep going の違い

keep going は会話で非常によく使う、幅広く親しみやすい表現です。「その調子」「頑張って続けて」という励ましにも使えます。press on は、目的地や目標へ向かう前進をより強く意識させます。

You’re doing great. Keep going!
よくできています。その調子で続けて!

The road was rough, but we pressed on.
道は険しかったのですが、私たちは先へ進み続けました。

press on と proceed with の違い

proceed with は「計画・手続きなどを正式に進める」という、落ち着いた事務的な響きがあります。press on with は「難しい状況でも押し進める」という意志を含みやすい表現です。

Please proceed with the payment.
支払い手続きを進めてください。

Despite the budget concerns, they pressed on with the plan.
予算上の懸念があっても、彼らは計画を押し進めました。

しゅみすけ(大山俊輔)

迷ったら、普段の会話では keep going や continue でも十分に伝わります。困難を越えて前進する感じを出したいときに press on を選びましょう。

日本人が間違えやすいポイント

press on の後ろに目的語を直接置かない

「プロジェクトを続ける」を press on the project とすると、「プロジェクトを押す」のように不自然です。続ける対象を入れるなら with が必要です。

× We pressed on the project.
We pressed on with the project.

「ボタンを押す」と混同しない

「ボタンを押す」は通常 press the button です。press on をひとかたまりで使うと「先へ進み続ける」になります。

過去形は pressed on

press の過去形・過去分詞は pressed です。語尾が -ss なので、-ed を付けて pressed on とします。

press on が出てこないときの簡単な言い換え

press on をすぐに思い出せなくても、基本的な英語で十分に表現できます。

  • We kept going.(私たちは進み続けました)
  • We continued.(私たちは続けました)
  • We didn’t stop.(私たちは止まりませんでした)
  • We continued despite the problem.(問題があっても続けました)
  • Let’s keep working on it.(それに取り組み続けましょう)

まず簡単な表現で意味を伝え、慣れてきたら「困難があっても前へ」という気持ちを込めて press on を使うとよいでしょう。

まとめ:press on は困難を越えて前進する表現

press on は「困難・疲労・反対などがあっても、先へ進み続ける」という句動詞です。

  • press on:先へ進み続ける
  • press on with + 名詞:仕事や計画を続行する
  • press on toward + 目標:目標へ進み続ける
  • carry on より「困難を押し切って前進する」感じが強い
  • 簡単に言うなら keep goingcontinue でも伝わる

まずは It was difficult, but we pressed on.(大変でしたが、私たちは先へ進み続けました) の一文から使ってみてください。

句動詞を体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめと、be:RIZEの英会話でよく使う句動詞一覧もあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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