put throughの意味は?「電話をつなぐ・経験させる」の使い方・語順を例文解説

put throughの意味・使い方・語順を解説するアイキャッチ画像

put throughは、電話で「〜につなぐ」というときによく登場する句動詞です。ただし、使い道は電話だけではありません。「人につらい経験をさせる」「注文や支払いを処理する」「人を大学に通わせる」などにも使われます。

意味が多く見えますが、中心にあるのは人や物を、ある入口から過程を通して向こう側まで進めるという感覚です。この記事では、put throughの意味、ニュアンス、語順、自然な例文、似た表現との違いを日本語話者向けに整理します。

put throughの基本的な意味

put throughには、主に次の意味があります。

  • 電話で人を〜につなぐ
  • 人に困難・試練などを経験させる
  • 注文・支払い・申請などを処理して通す
  • 学費を負担して人を学校に通わせる

putは「ある位置・状態に置く」、throughは「入口から中を通って出口へ」という方向を表します。そのためput throughは、対象を途中で止めず、必要な経路や過程の向こう側まで通すイメージになります。

put throughの電話をつなぐ・経験させる・手続きを通すという3つの使い方

しゅみすけ(大山俊輔)

意味を一つずつ暗記するより、「何かを過程の向こう側まで通す」と考えると、電話・経験・手続きの用法がつながって見えます。

1.電話で「〜につなぐ」

電話のput throughは、電話を受けた人やオペレーターが、話し手を別の人・部署へつなぐ場面で使います。

put A through to Bで「AをBにつなぐ」が基本です。

Could you put me through to Ms. Lee?
リーさんにつないでいただけますか。

I’ll put you through to the sales department.
営業部におつなぎします。

Please hold while I put you through.
おつなぎしますので、そのままお待ちください。

相手が文脈から分かる場合は、最後のto以下を省いてput you throughだけでも使えます。なお、電話をかけて「〜さんをお願いします」と最初に伝える言い方は、May I speak toの使い方も参考になります。

2.人に「困難な経験をさせる」

put A through Bは、AにBという経験・試練・検査などを通過させる、つまり「AにBを経験させる」という意味になります。特に、苦労や負担を伴う内容でよく使われます。

I’m sorry I put you through all that stress.
そんなに大きなストレスをかけてしまってごめんなさい。

The training put us through some tough situations.
その研修では、私たちは厳しい状況をいくつか経験させられました。

They put every applicant through a practical test.
彼らは応募者全員に実技試験を受けさせました。

What have I put you through?なら、「私はあなたにどれほどつらい思いをさせてしまったのだろう」という反省や後悔を含むことがあります。単なるexperienceよりも、誰かの働きかけによって、その過程を通らされた感じが出ます。

3.注文・支払い・申請などを「処理する」

仕事や買い物では、注文・決済・申請などをシステムや承認過程に通して完了させる意味で使います。

I’ll put the payment through now.
今、支払い処理を行います。

Could you put this order through before noon?
正午までにこの注文を処理してもらえますか。

The bank wouldn’t put the transaction through.
銀行はその取引を処理してくれませんでした。

この用法では、単に作業を始めるのではなく、システム・確認・承認などの過程を通して有効な状態にするニュアンスがあります。

4.put oneself through collegeの意味

put someone through school / collegeは、学費や生活費を負担して、その人を学校・大学に通わせることです。

Her parents put her through college.
両親が学費を負担して、彼女を大学に通わせました。

He worked nights to put himself through school.
彼は自力で学費を賄って学校に通うため、夜に働きました。

put myself through collegeは「自分を大学に入れる」ではなく、働くなどして自分で費用を工面し、大学教育を修了するという意味です。

put throughの語順|代名詞は間に置く

put throughは、目的語をputとthroughの間に置ける分離可能な句動詞です。特に目的語がme、you、him、her、it、themなどの代名詞なら、原則として間に置きます。

  • put me through:私をつなぐ/私に経験させる
  • put it through:それを処理する
  • put the order through:その注文を処理する
  • put through the order:可能だが、会話では前の語順が自然なことが多い

put through meput through itとは通常言いません。

しゅみすけ(大山俊輔)

まずは「put me through」「put it through」を一つのかたまりとして覚えると、代名詞の語順で迷いにくくなります。

put throughと似た表現の違い

put throughとconnect

connectは、人・機器・考えなどを「つなぐ」広い意味の語です。put throughは電話を別の相手や部署へ転送する場面に特に自然です。

  • Can you connect the printer? プリンターを接続できますか。
  • Can you put me through to reception? 受付につないでもらえますか。

put someone throughとgo through

go throughは、主語自身が経験を「通る」表現です。put someone throughは、誰かがその人に経験させる表現です。

  • She went through a difficult time. 彼女はつらい時期を経験しました。
  • The breakup put her through a difficult time. その別れは彼女につらい時期を経験させました。

put throughとget through

put someone throughは「誰かを電話でつなぐ」、get through to someoneは「電話が誰かにつながる・連絡がつく」という視点です。

  • The receptionist put me through to Mr. Cole. 受付の人がコールさんにつないでくれました。
  • I finally got through to Mr. Cole. ようやくコールさんに電話がつながりました。

日本人が間違えやすいポイント

throughの後ろに必ずtoを置くわけではない

電話の接続先を示すときはput me through to the managerですが、経験の内容はput me through a testのようにtoを使いません。「誰につなぐか」のtoと、「何を経験させるか」を区別しましょう。

put throughだけで「自分が経験する」にはならない

自分がつらい経験をしたと言いたいなら、基本はI went through a hard time.です。I put through a hard time.とは言いません。

文脈がないと意味が決まらない

They put me through.だけでは、「電話をつないだ」のか「選考などを通過させた」のか、状況によって解釈が変わります。会話ではto以下や経験の内容を添えると明確です。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

put throughを思い出せなくても、次の基本表現で十分に伝えられます。

  • 電話をつなぐ:Please connect me to Ms. Lee.
  • つらい経験をさせる:I made you experience a difficult time.
  • 支払いを処理する:I’ll process the payment.
  • 大学の費用を負担する:His parents paid for his college education.

特に仕事では、注文や支払いならprocessが短くて分かりやすい言い換えです。

会話で使えるput throughの例文

A: Could you put me through to room service?
A:ルームサービスにつないでいただけますか。
B: Certainly. Please hold.
B:かしこまりました。そのままお待ちください。

A: Did the card payment work?
A:カード決済、できた?
B: Yes, I just put it through.
B:うん、たった今処理したよ。

A: I didn’t realize how much I put you through.
A:君にどれだけつらい思いをさせたか、気づいていなかった。
B: I’m glad we can talk about it now.
B:今こうして話せてよかったよ。

まとめ

put throughの中心は、人や物を、ある過程の向こう側まで通すというイメージです。

  • put A through to B:電話でAをBにつなぐ
  • put A through B:AにBを経験させる
  • put an order / payment through:注文・支払いを処理する
  • put someone through college:費用を負担して大学に通わせる
  • 代名詞はput me through / put it throughの語順

まずは電話のCould you put me through to …?と、処理のI’ll put it through.から練習すると、日常でも仕事でも使いやすいでしょう。

ほかの句動詞や定型表現も、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。

putを使うほかの表現もまとめて確認したい方は、putを使った句動詞一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

句動詞の一覧