
面接で質問された瞬間に肩へ力が入ったり、苦手な人が近づいてきて体がこわばったりすることがあります。そんな変化を表す句動詞が tense up です。
日本語では「緊張する」と訳せますが、頭の中の不安だけでなく、筋肉・肩・表情などがきゅっと硬くなる身体反応が中心です。この記事では意味の仕組み、自動詞・他動詞の語順、自然な例文、freeze up・tighten upとの違いまで整理します。
Contents
最初に結論:tense upは「緊張して体がこわばる」
tense up は、緊張・恐れ・警戒などによって体や筋肉がこわばる、身を固くするという意味です。気持ちだけでなく、その感情が身体に表れた場面でよく使います。
- I always tense up before presentations.
私はプレゼンの前になると、いつも体がこわばります。 - She tensed up when she heard footsteps behind her.
後ろから足音が聞こえると、彼女は身を固くしました。 - Try not to tense up your shoulders.
肩に力を入れないようにしてください。
活用は tense up – tensed up – tensed up。語尾にそのまま d を加えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
tense+upから意味を理解する
tense は「張った、緊張した」という意味です。ロープをぴんと張るように、筋肉や神経がゆるんでいない状態を表します。up には「変化が進み、しっかりその状態になる」という完了感があります。
そこで tense up は、「それまで普通だった体が、刺激を受けてきゅっと張った状態になる」という動きを表します。
自動詞と他動詞の両方で使える
自動詞:人・体がこわばる
目的語を置かず、主語自身が緊張して硬くなる形です。
- My whole body tensed up.
全身がこわばりました。 - He tenses up around his boss.
彼は上司のそばにいると体を固くします。
他動詞:人・筋肉をこわばらせる
何かが人や筋肉を緊張させる形でも使えます。tense+目的語+up と分離できます。
- The sudden question tensed him up.
突然の質問で、彼は体をこわばらせました。 - Don’t tense your neck up.
首に力を入れないでください。
代名詞は必ず間に置きます。
- ○ That noise tensed me up.
- × That noise tensed up me.
ただし実際の会話では、身体部位なら tense your shoulders のように up を省く形も自然です。
よく使われる形とコロケーション
- tense up when …:~すると体がこわばる
- tense up before …:~の前に緊張する
- tense up around 人:人の前で身を固くする
- feel oneself tense up:自分の体がこわばるのを感じる
- shoulders / neck / muscles tense up:肩・首・筋肉がこわばる
I could feel myself tensing up. は「自分がだんだん体を固くしていくのが分かった」という自然な言い方です。
仕事・恋愛・日常・体調で使える例文
仕事・面接
I tensed up as soon as the interviewer asked about my weakness.
面接官が私の弱みについて尋ねた途端、体がこわばりました。
Take a slow breath if you feel yourself tensing up.
体がこわばってきたと感じたら、ゆっくり息をしてください。
人間関係
She tenses up whenever her ex walks into the room.
元恋人が部屋に入ってくるたびに、彼女は身を固くします。
He noticed that I tensed up when he raised his voice.
彼が声を荒らげたとき私が身を固くしたことに、彼は気づきました。
日常・体
My shoulders tense up when I’m stressed.
ストレスがたまると、肩がこわばります。
I tend to tense up while driving in heavy traffic.
ひどい渋滞の中で運転すると、私は体に力が入りがちです。
tense up・freeze up・tighten upの違い

| 表現 | 中心の意味 | ポイント |
|---|---|---|
| tense up | 体・筋肉がこわばる | 緊張や警戒で力が入るが、行動できる場合も多い |
| freeze up | 固まって動けない・言葉が出ない | 一時的に反応や動作が止まる |
| tighten up | きつく締める・引き締まる | 物理的な締め付けや、管理を厳しくする意味が中心 |
I tensed up before my speech. なら、体に力は入ったものの話せた可能性があります。I froze up during my speech. なら、頭が真っ白になり、話せなくなった感じです。
stiffen も「硬くなる」ですが、一語でやや描写的。tense up は日常会話で、緊張による瞬間的な変化を自然に表します。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
- 気持ちだけとは限らない:身体的なこわばりが中心です。
- freeze upと同じではない:tense upしても、必ず動けなくなるわけではありません。
- 代名詞は間に置く:tense me upであり、tense up meではありません。
- 時制のtenseと混同しない:文法用語のtenseは「時制」ですが、ここでは「張る・緊張させる」という動詞です。
- 命令形に注意:Don’t tense up. より、Relax your shoulders. のほうが具体的で優しい場合があります。
この句動詞が出てこなかったら?しゅみすけ式の簡単な言い換え
tense up を忘れても、緊張や体の状態を基本語で説明できます。
- I got nervous and my body became stiff.
緊張して体が硬くなりました。 - I put too much tension in my shoulders.
肩に力を入れすぎました。 - My muscles became tight.
筋肉がこわばりました。 - I couldn’t relax.
力を抜けませんでした。
関連表現
まとめ
tense up は、緊張・恐れ・警戒で体や筋肉がこわばること。自動詞なら I tensed up.、他動詞なら The noise tensed me up. と使い、代名詞は間に置きます。freeze up は動けない・話せないほど固まる表現です。句動詞が出なければ、I got nervous and my body became stiff. のように気持ちと身体反応を直接伝えましょう。









