
try on は、服・靴・帽子・眼鏡・アクセサリーなどを「試着する」「試しに身につける」という意味の句動詞です。買う前に実際に身につけて、サイズ・似合い方・着心地を確かめる場面で使います。
Can I try this jacket on? なら「このジャケットを試着してもいいですか?」、店員さんに Would you like to try it on? と聞かれたら「ご試着なさいますか?」という意味です。
意味は難しくありませんが、try on the jacket / try the jacket on の2語順と、代名詞ではtry it onだけが自然というルールが重要です。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
try onの基本的な意味
tryは「試す」、onは「接触している・身につけている状態」を表します。そこでtry onは、身につけた状態を試してみるという意味になります。
She tried on three dresses before choosing one.
彼女は一着を選ぶ前に、3着のドレスを試着しました。
Try on these shoes and walk around a little.
この靴を履いて、少し歩いてみてください。
I’d like to try on these glasses.
この眼鏡をかけてみたいです。
日本語では服なら「着る」、靴なら「履く」、眼鏡なら「かける」と動詞を変えますが、英語では試しに身につける物なら広くtry onを使えます。
try onの語順|名詞は2通り、代名詞は真ん中
try onは、目的語をtryとonの間に置ける分離可能な句動詞です。

目的語が名詞なら2つの語順が使える
- try on the jacket
- try the jacket on
どちらも「そのジャケットを試着する」で、意味はほぼ同じです。
Can I try on this coat?
このコートを試着してもいいですか?
Can I try this coat on?
このコートを試着してもいいですか?
目的語が短い名詞ならどちらも自然です。目的語が長い場合は、try on the black dress in the window のようにonの後ろへ置くほうが文を理解しやすくなります。
it・themなどの代名詞は必ず真ん中
- try it on:正しい
- try them on:正しい
- try on it:不自然
- try on them:不自然
This sweater looks nice. Can I try it on?
このセーター、いいですね。試着してもいいですか?
Those shoes are your size. Why don’t you try them on?
その靴はあなたのサイズですよ。履いてみたらどうですか?
itやthemは短く軽い情報なので、tryとonの間に置くのが英語の決まった語順です。
お店でそのまま使えるtry onの例文
試着してよいか尋ねる
Can I try this on?
これを試着してもいいですか?
Could I try these pants on?
このパンツを試着してもよろしいですか?
Where can I try this on?
これはどこで試着できますか?
Is there a fitting room where I can try it on?
これを試着できる試着室はありますか?
Can I …? で十分自然です。少し丁寧にしたい場合は Could I …? を使えます。
店員が試着を勧める
Would you like to try it on?
ご試着なさいますか?
Feel free to try on a different size.
お気軽に別のサイズもお試しください。
Try it on and see how it feels.
試着して、着心地を確かめてみてください。
試着後の感想を伝える
I tried it on, but it was too tight.
試着しましたが、きつすぎました。
These shoes felt comfortable when I tried them on.
この靴は試し履きしたとき、履き心地がよかったです。
I like the color, but it doesn’t look right on me.
色は好きですが、私にはあまり似合いません。
靴のフィット感を詳しく伝えたい場合は、海外で靴を試着するときの英語も参考になります。
try on・wear・put onの違い
| 表現 | 意味 | 焦点 |
|---|---|---|
| try on | 試着する | 合うか確かめるため、一時的に身につける |
| put on | 身につける | 着る・履くという動作 |
| wear | 身につけている | 着用している状態 |
I tried on the dress, but I didn’t buy it.
そのドレスを試着しましたが、買いませんでした。
She put on her coat and left.
彼女はコートを着て出かけました。
She’s wearing a blue coat.
彼女は青いコートを着ています。
try onには「買うか・使うかを決めるために試す」という目的があります。単に外出前に服を着るならput on、着ている状態ならwearです。
try onとtry outの違い
try on は身につける物を試し、try out は製品・道具・方法などを実際に使って性能を試します。
Can I try on these sunglasses?
このサングラスをかけてみてもいいですか?
Can I try out this camera?
このカメラを試しに使ってみてもいいですか?
We tried out a new scheduling app at work.
職場で新しい予定管理アプリを試してみました。
サングラスは身につけるのでtry on、カメラやアプリは機能を使って試すのでtry outが基本です。ただし、スマートウォッチのように身につけて機能も試す物では、何を確かめたいかによって両方が使われることがあります。
服以外にもtry onを使える?
体に身につけて、見た目・サイズ・フィット感を確認できる物に使えます。
- clothes:服
- shoes / boots:靴・ブーツ
- a hat:帽子
- glasses / sunglasses:眼鏡・サングラス
- a ring / necklace:指輪・ネックレス
- a watch:腕時計
- makeup:化粧品を試しにつける
She tried on the ring, but it was a little loose.
彼女は指輪をつけてみましたが、少し緩めでした。
Can I try this lipstick on?
この口紅を試しにつけてもいいですか?
ジュエリー購入時の素材・サイズ・返品まで含む会話は、海外でジュエリーを買う英語で場面別に確認できます。
try onの時制とよく使う形
現在・依頼:try on
I usually try on clothes before buying them.
私は普段、服を買う前に試着します。
過去:tried on
I tried it on yesterday.
昨日それを試着しました。
tryは子音字+yで終わるため、過去形はtriedになります。
進行形:be trying on
She’s trying on a dress in the fitting room.
彼女は試着室でドレスを試着しています。
動名詞:trying on
Thank you for letting me try it on.
試着させてくれてありがとうございます。
日本人が間違えやすいポイント
「試着室」はtrying roomではない
試着室はfitting roomまたはchanging roomです。
Where is the fitting room?
試着室はどこですか?
trying room とは通常言いません。
try to wearでは「試着する」にならない
try to wear は文脈によって「何とか着ようとする」「着るよう努力する」という意味です。
I’m trying to wear brighter colors.
もっと明るい色を着るようにしています。
買う前の試着ならtry onを使いましょう。
代名詞をonの後ろに置かない
Can I try on it? ではなく、Can I try it on? です。目的語が複数なら try them on になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
try onが出てこないときは、身につける動作を直接伝えても通じます。
- Can I try this on? → Can I put this on?
これを着てもいいですか? - Can I try these shoes on? → Can I put on these shoes to check the size?
サイズ確認のために、この靴を履いてもいいですか? - I’d like to try on this ring. → Can I put this ring on my finger?
この指輪を指にはめてもいいですか?
put onだけでは試着目的が明確でない場合もありますが、お店で商品を手に持って言えば意図は十分伝わります。
まとめ
try on は、服・靴・眼鏡・アクセサリーなどを、買う前に「試着する・試しに身につける」という意味です。
目的語が名詞なら try on the jacket と try the jacket on の両方が使えます。一方、it・themなどの代名詞は必ず真ん中に置き、try it on / try them on とします。
海外での買い物では、まず Can I try it on? と Where is the fitting room? を覚えておくと実践的です。買い物全体の表現は、海外ショッピング英語完全ガイドも活用してください。ほかの句動詞・定型表現は、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。
買い物・家計・支払いに関する表現を場面別に学ぶなら、買い物・お金で使う句動詞30選もあわせてご覧ください。









