
live withを「〜と一緒に住む」だけだと思っていませんか?実際の会話では、変えられない問題や決定を「受け入れて付き合う」という意味でもよく使われます。
I live with my sister.なら「姉(妹)と暮らしています」。一方、We’ll have to live with it.なら「それを受け入れるしかない」です。同じwithの「一緒にある」という感覚から、2つの意味がつながります。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
live withの基本的な意味は2つ
1.人と一緒に暮らす
live with+人で「〜と一緒に暮らす」です。同じ家を生活の拠点にしていることを表します。
I live with my parents.
私は両親と暮らしています。
She lived with a roommate in college.
彼女は大学時代、ルームメイトと暮らしていました。
Are you still living with your brother?
今も弟(兄)と一緒に暮らしているの?
live withは恋人との同棲にも使えますが、それ自体は結婚・恋愛関係を明示しません。I live with Ken.だけでは、Kenが恋人なのか家族なのかルームメイトなのかは文脈次第です。
2.問題・状況を受け入れて付き合う
解決や変更が難しいものを目的語にすると、「〜を受け入れて生きる」「〜がある状態でやっていく」という意味になります。
We may have to live with this noise for a while.
しばらくは、この騒音を我慢して生活しなければならないかもしれません。
I don’t like the decision, but I can live with it.
その決定は気に入りませんが、受け入れることはできます。
He has learned to live with the pain.
彼はその痛みと付き合っていくことを身につけました。
ここには「好きになった」という意味はありません。完全に納得していなくても、現実として受け止め、生活を続けるニュアンスです。

なぜ「受け入れる」になる?liveとwithの感覚
liveは「暮らす・生きる」、withは「〜と一緒にある」です。
live with a person
→ その人と一緒の生活を送る
live with a problem
→ その問題が生活の中にあるまま生きる
問題を追い出したり解決したりするのではなく、「存在する状態を前提にやっていく」という発想です。withのさまざまな用法は、前置詞withの意味と使い方でも詳しく解説しています。
よく使う形と語順
live with+人・問題
withの後ろには、暮らす相手や受け入れる対象を置きます。
She lives with her aunt.
彼女は叔母と暮らしています。
Can you live with that risk?
そのリスクを受け入れられますか?
can live with it
I can live with it.は「完璧ではないが、それで受け入れられる」「それなら許容範囲」という実用的なフレーズです。
The room is small, but I can live with it.
部屋は狭いですが、それなら受け入れられます。
A: We can’t change the schedule.
予定は変更できません。
B: Okay, I can live with that.
分かりました。それなら受け入れます。
have to learn to live with
learn to live with+問題で「〜と付き合っていけるようになる」です。病気、失敗、過去、制約など、すぐには消せないものに使われます。
We all have to learn to live with uncertainty.
私たちは皆、不確実さと付き合っていくことを学ばなければなりません。
something I can’t live with
否定形では「どうしても受け入れられない」という意味になります。
Dishonesty is something I can’t live with.
不誠実さは、私にはどうしても受け入れられません。
人について I can’t live with him.と言うと、「彼とは一緒に暮らせない」という意味にも、「彼の振る舞いには耐えられない」という意味にもなり得ます。文脈で判断します。
live withとput up withの違い
| 表現 | 中心のニュアンス | 日本語の目安 |
|---|---|---|
| live with | 現実として受け入れ、付き合っていく | 〜を受け入れて生きる |
| put up with | 不快だが、嫌々耐える | 〜を我慢する |
I’ve learned to live with the traffic noise.
交通騒音がある生活にも慣れました。
→ 騒音を現実の一部として受け入れている。
I can’t put up with the traffic noise anymore.
もう交通騒音には耐えられません。
→ 不快感と我慢の限界を強く表す。
live withにも仕方なさはありますが、put up withほど「嫌でたまらない」という感情を前面に出さないことがあります。
accept・adapt toとの違い
accept
acceptは、事実・提案・決定などを「受け入れる」という直接的な動詞です。受け入れる判断や瞬間に焦点があります。
I accept the decision.
私はその決定を受け入れます。
I’ll have to live with the decision.
私はその決定を抱えたままやっていかなければなりません。
後者は、その後も続く生活や影響まで意識させます。
adapt to
adapt toは、環境に合わせて自分の行動や考え方を変える「適応」に焦点があります。
It took me time to adapt to the new system.
新しいシステムに適応するのに時間がかかりました。
We’ll have to live with some limitations.
いくつかの制限を受け入れてやっていく必要があります。
adapt toの語順やadjustとの違いは、adapt toの意味と使い方で確認できます。
live together・live onとの違い
live togetherは「一緒に暮らす」で、誰と暮らすかをすでに話題にしている場合や、恋人同士の同棲を表すときによく使います。
They’ve been living together for two years.
二人は2年間同棲しています。
live onは「〜を食べて生きる」「〜の収入で暮らす」「生き続ける」などを表し、live withとは後ろの語との関係が異なります。詳しくはlive onの意味・使い方をご覧ください。
日本人が間違えやすいポイント
- live with=同棲とは限らない:家族や友人と住む場合にも使う
- live with a problemは「問題と同居する」という直訳ではない:問題を受け入れて生活する
- can live with itは「それと一緒に住める」ではない:「許容できる・それで構わない」
- withの後ろは名詞・代名詞:live with it / live with the consequences
- put up withより中立的な場合がある:必ずしも強い苛立ちを表さない
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
「受け入れて付き合う」のlive withが出てこないときは、基本語で言えます。
- accept it:それを受け入れる
- It’s okay for me.:私はそれで大丈夫
- I can deal with it.:それには対処できる
- I can’t change it.:それは変えられない
I don’t love the plan, but it’s okay for me.
その案が大好きというわけではありませんが、私はそれで大丈夫です。
これは I don’t love the plan, but I can live with it. の分かりやすい言い換えです。
日常・仕事・人間関係で使える例文
I’m living with a host family during my stay.
滞在中はホストファミリーと暮らしています。
Could you live with a smaller budget?
より少ない予算でも受け入れられますか?
We made a mistake, and now we have to live with the consequences.
私たちは間違いを犯し、今はその結果を受け入れなければなりません。
His habits are hard to live with.
彼の習慣には、一緒に生活するうえで耐えにくいところがあります。
The color isn’t my first choice, but I can live with it.
第一希望の色ではありませんが、それでも構いません。
まとめ
live withは「人と一緒に暮らす」と「問題や状況を受け入れて付き合う」の2つが中心です。
- live with+人=〜と暮らす
- live with+問題=〜を受け入れて生きる
- I can live with it.=完璧ではないが許容できる
- put up withは、不快なものを嫌々我慢する気持ちがより強い
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