
use A as Bは「AをBとして使う」という意味です。Aには実際に使う物・人・情報、BにはAに与える役割や機能が入ります。
I use the dining table as a desk.なら「私はダイニングテーブルを机として使っています」。テーブルそのものを別の物へ変えるのではなく、机という役割を与えて使う表現です。
この記事では、基本の語順、asが加える感覚、受け身のbe used as、そしてuse A for B・treat A as Bとの違いを自然な例文で整理します。
Contents
use A as Bの意味と語順
基本の形は次のとおりです。
主語 + use + A(実際に使う対象)+ as + B(与える役割・機能)
- We use this room as an office.
私たちはこの部屋をオフィスとして使っています。 - She used her scarf as a blanket.
彼女はスカーフを毛布代わりに使いました。 - You can use this box as a seat.
この箱を椅子代わりに使えます。
Aは元の物、Bはその場で果たさせる役割です。日本語では「~として」だけでなく、「~代わりに」と訳すと自然なこともあります。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜasで「~として」になる?
asには「その資格・役割で」という感覚があります。She works as a designer.なら「彼女はデザイナーとして働いている」です。use A as Bでも同じように、AをBという役割の枠に入れて使います。
- I use this notebook as a journal.
私はこのノートを日記帳として使っています。 - They used the photo as evidence.
彼らはその写真を証拠として使いました。 - Don’t use humor as an excuse.
ユーモアを言い訳として使わないでください。
物理的な道具だけでなく、写真・経験・冗談・情報など抽象的なものにも役割を与えられます。
asの後ろには名詞が基本
Bには役割や機能を表す名詞が入ります。単数の可算名詞なら、通常はa / anが必要です。
- Use this towel as a pillow.
このタオルを枕代わりに使ってください。 - We use the tablet as an extra screen.
私たちはタブレットを追加の画面として使います。 - The building is used as a community center.
その建物は地域センターとして使われています。
× use it as deskではなく、○ use it as a deskです。一方、evidenceやstorageなど不可算名詞として使う語には通常a / anを付けません。
be used as Bは「Bとして使われる」
Aを主語にした受け身では、A + be動詞 + used as Bとなります。建物・道具・情報の現在の用途を説明するときによく使われます。
- This room is used as a studio.
この部屋はスタジオとして使われています。 - The old school was used as a shelter.
その古い学校は避難所として使われました。 - Her comment was used as an example.
彼女のコメントは例として使われました。
時制に合わせてis used / was used / will be usedのようにbe動詞を変えます。

use A as Bとuse A for Bの違い
最も迷いやすいのがasとforです。
- use A as B:AをBという役割・機能で使う
- use A for B:AをBという目的・用途のために使う
- I use this room as an office.
この部屋をオフィスとして使います。 - I use this room for online meetings.
この部屋をオンライン会議に使います。
an officeは部屋に与える役割、online meetingsは部屋を使う目的です。目的のforについては、use A for Bの意味・語順とto・asの違いで詳しく解説しています。
use A as Bとtreat A as Bの違い
どちらも「AをBとして」と訳せますが、動詞の焦点が違います。
- use A as B:AにBの機能を持たせて利用する
- treat A as B:AをBという立場・分類として扱う
- We use the new member as an interpreter.
私たちは新しいメンバーに通訳の役をしてもらいます。 - We treat the new member as an equal.
私たちは新しいメンバーを対等な仲間として扱います。
useは役割を果たしてもらう「利用」に焦点があるため、人を目的語にすると文脈によっては打算的・冷たい響きも出ます。人への接し方を言うならtreatが自然です。詳しくはtreat A as Bの意味・語順とtreat A like Bとの違いをご覧ください。
日常会話で使える例文
家庭・暮らし
- Can I use this chair as a step?
この椅子を踏み台として使ってもいい? - We use the sofa as a guest bed.
私たちはソファを来客用ベッドとして使っています。 - She used an old jar as a vase.
彼女は古い瓶を花瓶として使いました。
仕事・学校
- Let’s use this draft as a starting point.
この下書きを出発点として使いましょう。 - You can use my report as a reference.
私の報告書を参考資料として使って構いません。 - The teacher used the mistake as a learning opportunity.
先生はその間違いを学びの機会として生かしました。
旅行・人間関係
- I used my jacket as a pillow on the train.
電車の中で上着を枕代わりにしました。 - We used the café as a meeting place.
私たちはそのカフェを待ち合わせ場所として使いました。 - Don’t use me as an excuse.
私を言い訳に使わないで。
日本人が間違えやすいポイント
1.asとforを日本語訳だけで選ばない
どちらも日本語では「~に使う」になり得ます。「BはAの役割か、それとも使用目的か」で判断します。
use the hall as a classroomは「ホールに教室の役割を与える」、use the hall for classesは「授業という目的に使う」です。
2.人を目的語にするときはニュアンスに注意する
They used me as a translator.は事実として「私を通訳役に使った」ですが、文脈によっては「都合よく使われた」という不満も感じさせます。中立的に役割を述べるなら、I worked as a translator for them.(私は彼らの通訳として働きました)と言い換えられます。
3.use A like Bとの違い
asはBの役割として、likeはBと似た方法で、が基本です。
- Use this box as a table.
この箱をテーブルとして使って。 - Use this box like a table.
この箱をテーブルのように使って。
会話では意味が近づく場合もありますが、明確な役割を示すならasが適しています。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
use A as Bが出てこないときは、Aが実際に何をするのかを基本語で説明できます。
- I use this room as an office.
→ I work in this room.
私はこの部屋で仕事をします。 - Use this towel as a pillow.
→ Put this towel under your head.
このタオルを頭の下に置いてください。 - Use this as an example.
→ Look at this example.
この例を見てください。 - We use the café as a meeting place.
→ We meet at the café.
私たちはそのカフェで会います。
まとめ
- use A as Bは「AをBとして・B代わりに使う」
- Aは実際に使う対象、Bは与える役割・機能
- 単数の可算名詞には通常a / anが必要
- be used as Bは「Bとして使われる」
- use A for Bは目的、use A as Bは役割
- treat A as BはBとして扱うことに焦点がある
このほかの基本動詞と前置詞の組み合わせは、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。











