wear onの意味は?「時間が過ぎる・じわじわ負担になる」の使い方と例文

wear onの意味・使い方・違いを解説するアイキャッチ画像

wear onは、時間が「だんだん過ぎていく」、または心配や騒音などが人に「じわじわ負担をかける」という意味の句動詞です。

As the day wore on, I became more tired.なら「一日が進むにつれて、だんだん疲れてきた」、The uncertainty is wearing on me.なら「先が見えないことが、じわじわ負担になっている」という意味になります。

この記事では、2つの文型、onが加える継続の感覚、似た表現との違いを自然な例文で解説します。

wear onの基本的な意味

wear onには、大きく分けて次の2つの使い方があります。

  1. 時間がゆっくりと過ぎていく
  2. 物事が人を徐々に疲れさせる・悩ませる

どちらにも「同じ状態が続き、少しずつ影響が積み重なる」という感覚があります。

なぜwear onでこの意味になる?

wearには「身につける」以外に、摩擦や使用によって「少しずつすり減る・消耗する」という意味があります。onは「そのまま続く」という感覚を加えます。

そのためwear onは、時間や負担が続く中で、人の体力・集中力・忍耐などが少しずつ削られていくイメージになります。

しゅみすけ(大山俊輔)

wear onは、突然大きな問題が起きる表現ではありません。時間が続くうちに、少しずつ疲れや負担が積み重なる感覚です。

意味1:時間がだんだん過ぎる

時間を主語にすると、「時間が進む」「時がたつ」という意味になります。特に、時間が長く感じられる場面や、その間に状況・気持ちが徐々に変わる場面で自然です。

As the day wore onの形

As the day wore on, the weather got worse.
一日が進むにつれて、天気は悪くなりました。

As the meeting wore on, people began to lose focus.
会議が長く続くにつれて、人々は集中力を失い始めました。

As the evening wore on, the café became quieter.
夜が更けるにつれて、カフェは静かになっていきました。

Her confidence grew as the interview wore on.
面接が進むにつれて、彼女は自信をつけていきました。

as+時間・出来事+wears/wore onは、「〜が進むにつれて」と変化を伝える定番の形です。

wears onとwore on

  • wears on:現在の習慣や一般的な変化
  • wore on:過去の時間・出来事が進んだ

The wait feels harder as the night wears on.
夜が更けるにつれて、待つことがつらく感じられます。

The conversation became more relaxed as lunch wore on.
昼食の時間が進むにつれて、会話はより打ち解けたものになりました。

意味2:人にじわじわ負担になる

something wears on someoneの形では、心配・疲労・繰り返す音・不確かな状況などが、人を徐々に疲れさせたり、いら立たせたりすることを表します。

The constant noise is starting to wear on me.
絶え間ない騒音が、だんだん負担になってきました。

Working without a clear goal wore on the whole team.
明確な目標がないまま働くことが、チーム全体を徐々に疲れさせました。

The long commute is really wearing on him.
長い通勤が、彼にかなりこたえています。

All the uncertainty began to wear on our relationship.
先が見えない状態が、私たちの関係にじわじわ影響し始めました。

wear onの時間が過ぎる用法と人にじわじわ負担になる用法の比較

wear onの文型と語順

文型 意味
time/event wears on 時間・出来事が進む The night wore on.
something wears on someone 何かが人にじわじわ負担をかける The stress wore on me.

2つ目の用法では、負担の原因+wear on+影響を受ける人の順です。

This schedule is wearing on us.
このスケジュールが、私たちにじわじわこたえています。

「私はストレスで疲れている」という日本語につられて、I wear on the stress.とは言いません。

wear onとgo onの違い

go onは「続く・起こる・進む」を広く表す中立的な表現です。wear onは、時間の経過が長く感じられたり、その間に疲れや変化が積み重なったりするニュアンスを含みます。

The meeting went on for two hours.
会議は2時間続きました。

As the meeting wore on, everyone became tired.
会議が長く続くにつれて、全員が疲れてきました。

単に時間の長さを伝えるならgo on、時間の経過に伴う変化まで描きたいならwear onが向いています。

wear onとdrag onの違い

drag onは「必要以上にだらだら長引く」という、はっきり否定的な表現です。wear onにも長く感じるニュアンスはありますが、必ずしも悪い状況とは限りません。

The negotiations dragged on for months.
交渉は何か月もだらだらと長引きました。

As the negotiations wore on, both sides became more flexible.
交渉が進むにつれて、双方がより柔軟になりました。

詳しくはdrag onの意味と使い方も参考にしてください。

wear on・wear down・wear outの違い

表現 中心イメージ 代表例
wear on 時間や負担が続き、じわじわ影響する The stress is wearing on me.
wear down 抵抗力・忍耐を少しずつ弱らせる The pressure wore him down.
wear out 物を使い切る、人を疲れ切らせる The trip wore me out.

wear downは相手の抵抗を削る方向、wear outは使えない・疲れ切った状態まで進む方向が強い表現です。

関連する違いは、wear downの意味と使い方wear outとworn outの使い方で詳しく解説しています。

wear offとの違い

wear offは、薬の効果・痛み・緊張・印象などが「徐々に薄れる、切れる」という意味です。

The excitement wore off after a few days.
数日すると興奮は薄れました。

wear onは「時間や負担が続く」、wear offは「効果や感覚が薄れて消える」と考えると区別しやすいでしょう。詳しくはwear offの意味とwear outとの違いもご覧ください。

「身につけるwear+on」との見分け方

wear a ring on your fingerのonは、指輪の位置を示す前置詞です。この場合、wear onが一まとまりの句動詞になっているわけではありません。

She wears a watch on her left wrist.
彼女は左手首に腕時計をしています。

この文はwear+a watch+on her left wristという構造です。「時間が過ぎる」のwear onとは区別しましょう。

日本人が間違えやすいポイント

  • 時間を主語にすると「時間がだんだん過ぎる」
  • 負担の用法は原因 wears on 人の語順
  • 突然の疲労ではなく、長く続いてじわじわ影響する感覚
  • wear onは「服を着続ける」という意味ではない
  • 過去形はwore on、進行形はwearing on

しゅみすけ(大山俊輔)

wear onが出てこなければ、Time passed.やThe stress is making me tired.のように、時間や結果を直接言えば十分に伝わります。

wear onが出てこないときの簡単な言い換え

  • As time passed, I became tired.
    時間がたつにつれて、疲れてきました。
  • The meeting continued, and people lost focus.
    会議が続き、人々は集中力を失いました。
  • The stress is making me tired.
    そのストレスで疲れています。
  • The noise is becoming hard to handle.
    その騒音に耐えるのが難しくなってきました。

まとめ

wear onの中心には「同じ状態が続き、その間に少しずつ変化や負担が積み重なる」感覚があります。

  • As the day wore on…:一日が進むにつれて
  • The stress is wearing on me.:ストレスがじわじわ負担になっている
  • wear on:時間・負担が続く
  • wear down:抵抗や力を徐々に弱らせる
  • wear out:使い切る・疲れ切らせる
  • wear off:効果や感覚が徐々に薄れる

まずはAs the day wore on, I got tired.の形で、時間と気持ちの変化を一緒に表してみましょう。

ほかの表現もまとめて学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧も活用してください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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