
a good manyは、「非常に多くの」「かなり多くの」という意味です。後ろには数えられる名詞の複数形を置きます。
A good many people disagreed with the decision.
かなり多くの人がその決定に反対しました。
goodが入っているから「良い人が多い」という意味になるのではありません。このgoodは数量を強め、「相当な数の」と感じさせます。
ただし、a good manyは現代の日常会話では少し古風・文語的に響くことがあります。普段の会話ならa lot of、普通の文章ならmanyのほうが自然な場面も多いため、意味だけでなく使う場面も押さえておきましょう。
Contents
a good manyの意味とニュアンス
a good many+可算名詞の複数形で、単なるmanyより数の多さを強調します。
- a good many people:かなり多くの人
- a good many years:かなり長い年月
- a good many questions:非常に多くの質問
- a good many times:かなり何度も
- a good many reasons:かなり多くの理由
日本語では「相当数の」「ずいぶん多くの」「かなりの数の」などが近いでしょう。驚きや強調を含むことはありますが、quite a fewほど明確に「意外に多かった」という見方を表すわけではありません。
しゅみすけ(大山俊輔)
a good manyは現代英語でよく使う?
文法的に正しい表現ですが、頻度と響きには注意が必要です。
- 日常会話:a lot of / lots ofのほうが一般的
- 新聞・説明文:many / a large number ofが自然
- 物語・回想・少し古風な文章:a good manyが似合うことがある
- 強調を込めた語り:「相当な数だった」と印象づけられる
たとえば友人との会話なら、次の二つは意味が近くても自然さが異なります。
- A lot of people came to the party.
パーティーにはたくさんの人が来ました。 - A good many people came to the party.
パーティーにはかなり多くの人が来ました。
後者も正しい英語ですが、少し物語調・文章調に聞こえる可能性があります。

a good many・many・a lot ofの違い
| 表現 | 意味 | 使われ方 |
|---|---|---|
| many | 多くの | 標準的。疑問・否定・文章で特に自然 |
| a good many | かなり多くの | 強調。やや古風・文語的 |
| a lot of | たくさんの | 日常会話で自然。可算・不可算の両方 |
- Many customers use this service.
多くの顧客がこのサービスを利用しています。 - A good many customers use this service.
かなり多くの顧客がこのサービスを利用しています。 - A lot of customers use this service.
たくさんの顧客がこのサービスを利用しています。
manyは客観的、a good manyは数の多さを強く印象づけ、a lot ofは会話的です。
a good manyとa great manyの違い
a good manyとa great manyは、どちらも「非常に多くの」「かなり多くの」です。意味の差は小さく、後ろには可算名詞の複数形を置きます。
- A good many students asked the same question.
かなり多くの学生が同じ質問をしました。 - A great many students asked the same question.
非常に多くの学生が同じ質問をしました。
a great manyは強い数量を表し、改まった文章・文学的な文章で見かけやすい表現です。a good manyも現代会話ではやや古風ですが、語り口によっては少しくだけた強調として使われることがあります。
実際の会話では、どちらもa lot of studentsと言い換えるほうが自然な場面が多いでしょう。
a good manyとquite a fewの違い
どちらも「かなり多くの」と訳せますが、焦点が違います。
- a good many:相当な数であることを強調
- quite a few:少ないと思いきや、予想以上に多い
- A good many people supported the plan.
相当多くの人がその計画を支持しました。 - Quite a few people supported the plan.
思ったよりかなり多くの人がその計画を支持しました。
quite a fewのほうが現代の会話でも使いやすく、「少なくない」「意外に多い」という評価が出やすい表現です。詳しくはquite a fewの意味は?a few・few・manyとの違いと使い方をご覧ください。
a good manyとmany aの違い
many a+単数名詞も、「多くの〜」という意味を表す古風・文学的な構文です。
- A good many travelers have made this mistake.
かなり多くの旅行者がこの間違いをしてきました。 - Many a traveler has made this mistake.
多くの旅行者がこの間違いをしてきました。
a good manyの後ろは複数名詞で、動詞も複数に合わせます。一方、many aの後ろは単数名詞で、動詞も単数になります。意味は複数でも文法上は単数扱いです。
| 表現 | 名詞 | 動詞 |
|---|---|---|
| a good many | 複数形 | 複数 |
| many a | 単数形 | 単数 |
a good manyの文法
後ろは可算名詞の複数形
- ○ a good many books
- ○ a good many visitors
- ○ a good many opportunities
- × a good many book
- × a good many information
informationやmoneyのような数えない名詞には使いません。量の多さならa good deal of information、a lot of moneyなどを使います。
主語では複数扱い
- ○ A good many people are interested.
- × A good many people is interested.
先頭にaがあっても、中心は複数のpeopleなので複数動詞を使います。
a good many ofの形
特定の集団の中の多数を指す場合は、a good many of+the / these / my+複数名詞、または代名詞を使えます。
- A good many of the guests left early.
客のうちかなり多くが早めに帰りました。 - A good many of them agreed with us.
彼らのうちかなり多くが私たちに同意しました。
a good many years・timesの使い方
a good many yearsは「かなり長い年月」、a good many timesは「かなり何度も」です。回想や語りで使われやすい組み合わせです。
- I lived there for a good many years.
私はそこにかなり長い年月住んでいました。 - We have discussed this a good many times.
私たちはこのことをかなり何度も話し合ってきました。 - A good many years have passed since then.
あれからかなり長い年月が経ちました。
日常会話なら、for many years、many times、a lot of timesのほうがすっきりする場合があります。
仕事・ニュースで使える例文
- A good many applicants had relevant experience.
かなり多くの応募者に関連経験がありました。 - A good many customers requested a refund.
相当数の顧客が返金を求めました。 - A good many questions remain unanswered.
かなり多くの疑問が未解決のままです。 - A good many small businesses were affected.
非常に多くの中小企業が影響を受けました。
ただし、報告書で正確さが必要なら47 percent of customersやmore than 300 applicantsのように数字を示すほうが適切です。a good manyは印象を伝える表現で、具体的な数量ではありません。
物語・回想で使える例文
- She had traveled to a good many countries before turning thirty.
彼女は30歳になる前にかなり多くの国を旅していました。 - A good many people remembered the old theater.
かなり多くの人がその古い劇場を覚えていました。 - He spent a good many evenings reading by the window.
彼はかなり多くの夜を窓辺で読書して過ごしました。 - We faced a good many difficulties along the way.
私たちは途中で非常に多くの困難に直面しました。
このような回想的な文章では、a lot ofよりa good manyの落ち着いた語り口が合うことがあります。
日本人が間違えやすいポイント
- goodを「良い」と訳さない:数量を強めて「かなり多くの」
- 後ろを単数形にしない:a good many people / books
- 不可算名詞に使わない:informationにはa good deal ofなど
- 主語では複数動詞:A good many people are …
- 日常会話で多用しない:a lot ofのほうが自然なことが多い
- a fewと混同しない:a fewは少数、a good manyは多数
中学英語で簡単に言い換えるなら
a good manyが出てこなければ、次の表現で十分です。
- many:多くの
- a lot of:たくさんの
- lots of:たくさんの(会話的)
- so many:とても多くの
- A lot of people joined us.
たくさんの人が参加しました。 - We had so many problems.
私たちには本当に多くの問題がありました。
英会話では、無理に古風な表現を使うより、a lot ofを自然に使えるほうが実用的です。
まとめ
a good manyは「かなり多くの」「相当数の」という意味で、可算名詞の複数形と使います。goodは品質ではなく数量を強めています。
正しい表現ですが、現代の日常会話ではやや古風・文語的に響くことがあります。文章を読んだときに理解できるようにし、自分で話すときはmanyやa lot ofへ言い換えても問題ありません。
少数を表す表現との対比は、a fewの意味は?few・a little・someとの違いと使い方・例文で確認できます。
英熟語・定型表現の全体像は、英熟語とは?句動詞・イディオム・定型表現・重要構文の違いと覚え方で整理しています。








