
「月に一度通院しています」「昨日、病院へ行きました」「定期的に診てもらっています」。日本語の「通院する」は便利な一語ですが、英語では何を伝えたいかによって表現を選びます。
日常会話では go to the doctor(受診しに行く)や see a doctor(医師に診てもらう)が基本です。日本語につられて何でも go to the hospital にすると、大きな病院や緊急性を連想させることもあります。
Contents
「通院する」の英語は?まず結論
- go to the doctor:受診しに行く・医者へ行く
- see a doctor:医師に診てもらう
- go to the hospital:病院という施設へ行く
- have regular appointments:定期的な診察予約がある
日本語の「通院する」に完全対応する一語を探すより、行く・診てもらう・予約があるのどれを言うかに分けると自然です。

go to the doctor:受診しに行く
go to the doctor は、診察を受けるために医療機関へ行くという日常的な表現です。ここでの the doctor は、特定の一人というより「医者にかかる・受診する」という意味で使われます。
I go to the doctor once a month.
月に一度通院しています。
I have to go to the doctor tomorrow.
明日、病院へ行かなければなりません。
She went to the doctor for a checkup.
彼女は健診のため受診しました。
doctorへ移動するのにtoが必要
goは移動を表すので、目的地の前に to を置きます。
× I go the doctor every month.
○ I go to the doctor every month.
see a doctor:医師に診てもらう
see a doctor は、「医師と会う」から転じて「診察を受ける・診てもらう」という意味です。移動よりも診察そのものに焦点があります。
I saw a doctor yesterday.
昨日、医師に診てもらいました。
You should see a doctor.
医師に診てもらったほうがいいですよ。
I’m seeing my doctor next Friday.
次の金曜日にかかりつけ医の診察を受けます。
この記事は表現の解説です。You should see a doctor. は英語例文であり、個別の症状に対する医療上の判断を示すものではありません。
go to the hospital:病院という施設へ行く
go to the hospital は、文字どおり「病院へ行く」です。大きな総合病院、検査、処置、入院している人のお見舞いなど、施設としての病院を意識するときに自然です。
She went to the hospital for a test.
彼女は検査のため病院へ行きました。
I went to the hospital to visit my uncle.
叔父のお見舞いで病院へ行きました。
風邪などで近所のクリニックを受診した話なら、米語の日常会話では go to the doctor のほうが自然なことが多いです。hospital が常に誤りなのではなく、実際にどこへ何のために行くかで選びます。
定期的に通院していると伝える英語
継続的な通院は、一語で訳すより、頻度や予約を具体的に言うと自然です。
I see my doctor regularly.
定期的に医師の診察を受けています。
I have regular appointments with my doctor.
医師の定期診察を受けています。
I go to the clinic every two weeks.
2週間ごとにクリニックへ通っています。
I have a follow-up appointment next month.
来月、経過観察の診察があります。
follow-up appointment は、治療や検査のあとに状態を確認するための再診予約です。単に定期予約なら regular appointment で十分です。
clinic・doctor’s office・hospitalの違い
- clinic:比較的小規模な診療所・クリニック
- doctor’s office:医師の診療所・診察室(特にアメリカ英語)
- hospital:入院設備や複数部門を備えた病院
I have an appointment at the clinic.
クリニックの予約があります。
I’m at the doctor’s office now.
今、診療所にいます。
日本語では小さな診療所も「病院」と呼ぶことがありますが、英語では規模や機能に応じて clinic と hospital を分けると伝わりやすくなります。
歯科や専門医へ通院する場合
診療科が分かっているなら、doctorではなく専門家の名前を使えます。
I go to the dentist every three months.
3か月ごとに歯科へ通っています。
I’m seeing a specialist next week.
来週、専門医の診察を受けます。
I have a physical therapy appointment on Monday.
月曜日に理学療法の予約があります。
歯科での受付・問診・痛みの伝え方は、歯科医院で使う英語フレーズにまとめています。
通院について話す会話例
定期通院の予定を伝える
A: Are you free on Friday?
A:金曜は空いてる? B:午前は無理なんだ。病院の予約があるの。 A:午後はどう?
B: Not in the morning. I have a doctor’s appointment.
A: How about the afternoon?
通院頻度を伝える
A: How often do you go to the clinic?
A:どのくらいの頻度でクリニックへ行くの? B:月に一度。 A:そうなんだ。
B: Once a month.
A: I see.
昨日受診したと話す
A: How are you feeling?
A:体調はどう? B:良くなったよ。昨日、診てもらったんだ。 A:よかった。
B: Better. I saw a doctor yesterday.
A: That’s good.
よくある間違い
間違い1:通院を何でもgo to the hospitalにする
近所の医師へ日常的にかかるなら go to the doctor、診察を強調するなら see a doctor が使いやすいです。実際に総合病院へ行くなら go to the hospital で問題ありません。
間違い2:see a doctorにtoを付ける
× I saw to a doctor.
○ I saw a doctor.
seeは目的語をそのまま後ろに置く動詞です。go to the doctor と混ぜないようにしましょう。
間違い3:appointmentを「約束」とだけ考える
appointment は医師・歯科医・美容院など、専門家との予約にも使います。I have a doctor’s appointment. で「病院の予約があります」です。
紹介した英語が出てこないときは?初心者向けの簡単な言い換え
go to the doctorやregular appointmentsが出てこなくても、知っている基本語で予定と頻度を伝えれば大丈夫です。
- I’m going to a clinic tomorrow.(明日クリニックへ行きます)
- I meet my doctor every month.(毎月、医師に会います)
- I have a hospital appointment.(病院の予約があります)
- I was at the clinic yesterday.(昨日クリニックにいました)
- I go there once a month.(月に一度そこへ行きます)
「通院する」の一語訳を思い出そうとして止まるより、go / meet / appointment / once a month で事実を分けて伝えましょう。そこから see my doctor regularly へ置き換えると表現が広がります。
「通院する」の英語まとめ
- 受診しに行く:go to the doctor
- 医師に診てもらう:see a doctor
- 病院という施設へ行く:go to the hospital
- 定期通院する:see my doctor regularly / have regular appointments
- 再診予約がある:have a follow-up appointment
迷ったら、「どこへ行くか」より「医師に診てもらう」ことを表す see a doctor が便利です。定期通院なら、頻度を加えて I see my doctor once a month. と具体的に言いましょう。
医療現場での症状確認や診察の英語をさらに知りたい方は、医師・医療現場で使う英語フレーズ、薬について伝える表現は薬局・ドラッグストアの英語も参考にしてください。









