「炒める」は英語で?stir-fry・sauté・fryの違い

中華鍋で彩り野菜を炒める女性

「野菜を炒める」「玉ねぎを炒める」を英語で言おうとして、stir-fry・sauté・fryのどれを使えばいいの?と迷ったことはありませんか?

日本語ではどれも「炒める」と訳せますが、英語では油の量・火加減・食材の動かし方によって言葉を使い分けます。まずは結論から見てみましょう。

「炒める」の英語を一言で使い分けると?

英語基本イメージよく使う料理・食材
stir-fry少量の油+強火で、絶えず動かして手早く炒める野菜炒め、焼きそば、中華料理
sauté少量の油やバターで、比較的高めの温度で炒める玉ねぎ、にんにく、きのこ
fry熱した油で調理する、という広い表現目玉焼き、揚げ物、フライパン調理

ざっくり言えば、中華鍋で手早く混ぜながらならstir-fry、フライパンで少量の油を使うならsauté、油を使う調理全般ならfryです。

stir-fry:強火で混ぜながら手早く炒める

stir-fryは、少量の油を使い、強火で食材を絶えず動かしながら短時間で炒めること。中華鍋やフライパンで作る野菜炒めや炒飯、焼きそばによく合います。

  • Stir-fry the vegetables over high heat.
    野菜を強火で炒めてください。
  • I made a beef and vegetable stir-fry.
    牛肉と野菜の炒め物を作りました。
  • Add the noodles and stir-fry for two minutes.
    麺を加えて2分間炒めます。

stir-fryは動詞だけでなく、「炒め物」という名詞にもなります。その場合は a vegetable stir-fry(野菜炒め)のように使います。

なお、stirは「かき混ぜる」という意味です。混ぜ方を表す stir・mix・whisk・blendの違いも合わせて読むと、動作のイメージがよりはっきりします。

sauté:少量の油やバターで炒める

フライパンで玉ねぎとにんにくを少量の油で炒める様子

sauté(発音の目安:ソウテイ)は、フライパンなどに少量の油やバターを入れ、食材を比較的高めの温度で手早く炒めること。日本語の「ソテー」のもとになった言葉です。

  • Sauté the onions until translucent.
    玉ねぎが透き通るまで炒めます。
  • Sauté the garlic until fragrant.
    にんにくの香りが立つまで炒めます。
  • Sauté the mushrooms in butter.
    きのこをバターで炒めます。

until translucent(透き通るまで)や until fragrant(香りが立つまで)は、英語のレシピでよく見かける便利な表現です。

sautéには「食材を跳ねさせる」という語源がありますが、実際のレシピで必ずフライパンを振り続けるという意味ではありません。食材を適度に返したり混ぜたりしながら火を通せば大丈夫です。

fry:油で調理することを広く表す

fryは、油や脂を使って加熱調理することを広く表す言葉です。日本語の「炒める」にも「揚げる」にもなり得るため、調理方法をはっきりさせたいときは次のように言い分けます。

  • pan-fry:フライパンで比較的少ない油を使って焼く・炒める
  • shallow-fry:食材の一部が浸かる程度の油で揚げ焼きにする
  • deep-fry:たっぷりの油に浸して揚げる
  • Fry an egg for breakfast.
    朝食に目玉焼きを焼きます。
  • Pan-fry the chicken until golden brown.
    鶏肉をきつね色になるまでフライパンで焼きます。
  • Deep-fry the potatoes.
    じゃがいもを油で揚げます。

fried riceは「炒飯」、fried noodlesは「炒め麺」です。このように料理名では、炒めた料理にもfriedがよく使われます。

料理別:「炒める」はどれを使う?

日本語自然な英語
野菜を強火で炒めるstir-fry the vegetables
玉ねぎを透き通るまで炒めるsauté / cook the onions until translucent
にんにくを香りが立つまで炒めるsauté / cook the garlic until fragrant
野菜炒めstir-fried vegetables / a vegetable stir-fry
焼きそばstir-fried noodles
炒飯fried rice

家庭料理のレシピでは、厳密な調理法を強調せず、単に cook が使われることもよくあります。たとえば Cook the onions for five minutes. なら、「玉ねぎを5分炒めます」という自然な指示になります。

英語レシピで役立つ「炒める」周辺フレーズ

  • Heat the oil in a pan.:フライパンで油を熱します。
  • Cook over medium heat.:中火で調理します。
  • Keep stirring.:混ぜ続けてください。
  • Cook until soft.:やわらかくなるまで火を通します。
  • Cook until golden brown.:きつね色になるまで調理します。
  • Brown the meat.:肉に焼き色をつけます。
  • Sear the meat.:肉の表面を強火で焼きつけます。

炒める前の下ごしらえも、英語レシピでは重要です。「刻む」の細かさに迷ったら、chop・mince・diceの違いもチェックしてみてください。

まとめ:火加減・油・動かし方で選ぼう

  • stir-fry:強火で絶えず動かしながら手早く炒める
  • sauté:少量の油やバターで手早く炒める
  • fry:熱した油で調理する広い表現

日本語の「炒める」を一語ずつ機械的に置き換えるのではなく、どんな鍋で、どれくらいの油を使い、食材をどう動かすかを思い浮かべると選びやすくなります。

料理にまつわる英語をもっと整理したい方は、親記事の「料理」は英語で?cooking・dish・food・cuisineの違いもどうぞ。

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