
at workには、日常的な「職場で・仕事中」という意味と、力や仕組みが「働いている・作用している」という意味があります。
- She is at work.:彼女は職場にいます/仕事中です
- She is hard at work.:彼女は熱心に仕事をしています
- Several factors are at work.:いくつかの要因が作用しています
workを「仕事」とだけ覚えていると、3つ目の意味が分かりにくくなります。この記事では、at workの意味、語順、自然な例文、working・at the office・on dutyとの違いを整理します。
Contents
at workの基本的な意味は3つ
まず、実際によく使われる3つの形を押さえましょう。

- be at work:職場にいる、仕事中である
- be hard at work:熱心に仕事・作業をしている
- 力・要因・仕組み+be at work:力や要因が働いている、作用している
しゅみすけ(大山俊輔)
be at workは「職場にいる・仕事中」
人+be at workは、その人が職場にいること、または勤務中であることを表します。場所としての職場を意識する場合と、仕事をしている状態を意識する場合があります。
Is Ken at work today?
ケンは今日出勤していますか。
I was still at work when she called.
彼女が電話してきたとき、私はまだ職場にいました。
My husband is at work, so I’ll ask him tonight.
夫は仕事中なので、今夜聞いてみます。
このatは、at schoolやat homeと同じように、活動を行う場所・状態をひとまとまりに捉えています。そのため、一般的に「仕事中・職場に」と言うときはat the workではなく、冠詞なしのat workを使います。
go to workも冠詞なし
「仕事へ行く・出勤する」はgo to workです。
I usually go to work by train.
私は普段、電車で通勤します。
go to the officeなら、仕事という活動より「そのオフィスという場所へ行く」ことに焦点が移ります。
hard at workは「熱心に仕事中」
be hard at workは、ただ職場にいるだけでなく、集中して熱心に仕事や作業に取り組んでいることを表します。ここでのhardは「難しい」ではなく、「熱心に・一生懸命に」という副詞です。
The design team is hard at work on the new website.
デザインチームは新しいウェブサイトの制作に熱心に取り組んでいます。
She was hard at work when I entered the room.
私が部屋に入ったとき、彼女は一生懸命作業していました。
We’re hard at work preparing for the event.
私たちはイベントの準備に懸命に取り組んでいます。
hard at work on+名詞
何に取り組んでいるかを示すときは、hard at work on + 名詞が自然です。
- hard at work on a report:報告書に懸命に取り組んで
- hard at work on a new product:新製品に熱心に取り組んで
- hard at work on her next book:次の本を懸命に執筆して
より日常的に「~に取り組んでいる」と言うなら、work onの意味・使い方も確認しておきましょう。
forces at workは「力・要因が作用している」
人ではなく、力・仕組み・要因・感情などが主語になると、at workは「働いている・作用している」という意味になります。目に見えにくいものが結果を生み出している場面でよく使われます。
Several economic forces are at work here.
ここでは、いくつかの経済的な力が作用しています。
Fear and pride were both at work in his decision.
彼の決断には、恐れと自尊心の両方が影響していました。
You can see the creative process at work.
創造のプロセスが働いている様子を見ることができます。
There may be a deeper mechanism at work.
より深い仕組みが働いているのかもしれません。
この用法では「職場に」と訳すことはできません。主語が何かを確認し、「作用している」「影響している」「機能している」など、文脈に合う日本語にします。
at workとworkingの違い
workingも「働いている」と訳されますが、使える範囲がat workより広い語です。
| 表現 | 中心的な意味 | 例 |
|---|---|---|
| be at work | 職場にいる・勤務中である | She’s at work. |
| be working | 実際に仕事をしている | She’s working now. |
| be working | 機械・方法などが正常に機能する | The printer is working. |
She’s at work, but she isn’t working right now.
彼女は職場にいますが、今は仕事をしていません。
この文のように、職場にはいても休憩中ならat workではあるものの、workingではないと言えます。
また、The printer is at work.は通常「プリンターが正常に動く」という意味にはしません。機械が作動しているならThe printer is working.が自然です。at workの比喩用法は、個々の機械より、力・要因・仕組み・過程についてよく使われます。
at workとat the officeの違い
at the officeは、物理的にオフィスにいることを表します。at workは職場の種類を限定せず、勤務中という状態も表せます。
I’ll be at the office until six.
私は6時までオフィスにいます。
She’s at work at the hospital.
彼女は病院で勤務中です。
病院・学校・店舗・自宅などで働く人にもat workを使えます。一方、at the officeはオフィスという場所がある仕事に向いています。
at workとon dutyの違い
on dutyは単に職場にいるだけでなく、担当者として勤務時間中で、対応する責任があることを示します。警察官、医師、看護師、警備員、ホテルスタッフなどの当番・勤務によく使われます。
There is a doctor on duty all night.
夜通し当直の医師がいます。
- at work:職場にいる・仕事中という一般的な状態
- on duty:担当として勤務中で、責任を負っている状態
詳しい使い分けは、on dutyの意味・使い方で解説しています。
at workとin workの違い
イギリス英語のin workは「雇用されている・職に就いている」という意味で使われます。反対はout of workです。
More young people are now in work.
現在、より多くの若者が職に就いています。
at workは今いる場所や勤務中の状態、in workは雇用の有無に焦点があります。
日本人が間違えやすいポイント
at the workにしない
一般的な「仕事中・職場に」は冠詞なしのat workです。特定の作品や工事を指すthe workとは別に考えましょう。
work atと語順を混同しない
at workは「仕事中・職場で」という状態です。一方、work at + 場所は「~で働く」、work at + 課題は「~に努力して取り組む」です。
I work at a hotel.
私はホテルで働いています。
I’m at work now.
私は今、仕事中です。
hard workとhard at workを区別する
- hard work:大変な仕事/努力(名詞句)
- work hard:一生懸命働く(動詞+副詞)
- be hard at work:熱心に仕事中である(状態)
Building the business was hard work.
その事業を築くのは大変な仕事でした。
They are hard at work building the business.
彼らはその事業を築くため懸命に働いています。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語での言い換え
at workが出てこなければ、意味を直接説明すれば十分伝わります。
- She is working now.(彼女は今、働いています)
- She is at the office.(彼女はオフィスにいます)
- They are working very hard.(彼らはとても熱心に働いています)
- Several things are causing this.(いくつかのことがこれを引き起こしています)
- This system is affecting the result.(この仕組みが結果に影響しています)
まとめ
at workは、人について使えば「職場にいる・仕事中」、hard at workなら「熱心に仕事中」です。力・要因・仕組みが主語になると、「働いている・作用している」という比喩的な意味になります。
実際の動作に焦点を当てるworking、物理的な場所を示すat the office、担当として勤務中であるon dutyとも使い分けましょう。ほかの表現は英熟語・定型表現のまとめから確認できます。









